アンリ·ヴェルヌイユ 「冬の猿」 (1962) | It’s not about the ski 遅れて来た天才スキーヤー???、時々駄洒落(笑)、毎日ビール!(爆)

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スキー大好き、ゴルフ、読書、映画、演劇、音楽、絵画、旅行と他の遊びも大好き、元々仕事程々だったが、もっとスキーが真剣にやりたくて、会社辞めちまった爺の大冒険?




【moviecollectionjp チャンネル 「ジャン=ポール•ベルモンド傑作選3」 2022/6/23公開:2分18秒】





【Fabien GREAULT チャンネル 2017/1/3 仏語予告編:3分39秒】




【作品紹介:「Movie Walker Press」及び「映画.com」より引用】


人生の秋を迎えた男の、ある青年との友情と最後のささやかな冒険を描く人間ドラマ。

監督は「ヘッドライト」「地下室のメロディー」の名匠アンリ・ヴェルヌイユ。製作はジャック・バー。アントワーヌ・ブロンダンの原作小説を基にフランソワ・ボワイエが映画向けに脚色、台詞は脚本家のミシェル・オディアール。撮影は「希望/テル・エルの山々」の名手ルイ・バージュ。

主演はヴェルヌイユとは「ヘッドライト」「地下室のメロディー」で組んだ、フランス映画最大のスター、ジャン・ギャバンと、当時「勝手にしやがれ」で一躍スターダムに踊り出たジャン・ポール・ベルモンド。共演は「審判」「パリの灯は遠く」のシュザンヌ・フロンほか。

ビデオ発売のみだったが、ジャン・ギャバン没後20周年を記念し、製作後34年を経た1996年、日本初公開。2022年、ベルモンド主演作をリマスター版で上映する「ジャン=ポール・ベルモンド傑作選3」(22年9月2日~、東京・新宿武蔵野館ほか)で26年ぶりに劇場公開。



【あらすじ:「Movie Walker Press」(上矢印)より引用】

Dデー前夜。ノルマンディーの海辺の町ティーグルヴィル。町外れの娼館のバーでは、いつものようにホテル経営者アルベール・カンタン(ジャン・ギャバン)が居酒屋の主人エノー(ポール・フランクール)を相手に、海軍時代の中国体験の話を肴に大酒を食らっていた。その夜、激しい空襲で防空壕に退避したアルベールは、妻シュザンヌ(シュザンヌ・フロン)に「もし無事戦争を切り抜けられたら酒を止める」と誓う。

終戦後10余年が過ぎたある夜、ガブリエル・フーケ(ジャン=ポール・ベルモンド)という青年がカンタンのホテルに着いた。主人の禁酒以来このホテルでは酒は出さないという話しに、フーケはエノーの居酒屋へ繰り出し、泥酔して騒ぎを起こす。彼は町外れの寄宿学校にいる娘マリーを引取りにきたのだが、酔っては先妻のいるスペインに思いを馳せるのだった。

カンタンはそんなフーケに、酒に溺れては中国での冒険の思いでに浸っていた自分を思い出すかのように親近感を覚える。シュザンヌは夫婦そろっての付き合いでフーケに親しみを感じながらも、この青年が夫に与えるかも知れぬ影響を恐れる。

万聖節の初日の朝、酔ったフーケは公道の真ん中で車相手に闘牛を始め、警察に拘留される。カンタンはその身柄を引き取り、彼を連れて10数年ぶりに例の娼館を訪れ、昔ながらに大酒をする…。


【結末までのネタバレありのあらすじ:「映画ウォッチ」をご参照下さい。】 




【感想】

フランス🇫🇷を代表する名優ジャン·ギャバンとジャン=ポール·ベルモンドの唯一の共演作。
2人の共演というと、ギャングものか警察ものの犯罪とのかと思ってしまうが、普通のヒューマンドラマというか、仰々しさは全く無い人情劇。それぞれ喪失感を抱えた初老の男と青年の邂逅と再生そして離別が心に染み入る。血の繋がっていない2人の物語なのだが、父と子の物語と言っても良いだろう。傑作と言って良いと思う。



【スタッフ·キャスト·上映時間•公開日:「映画.com」(上矢印)、「Movie Walker Press」(上矢印)より引用】
スタッフ
監督:アンリ·ヴェルヌイユ
脚本:フランソワ·ボワイエ
台詞:ミシェル·オーディアール
原作:アントワーヌ·ブロンダン
撮影:ルイ·パージュ
美術:ロベール·クラベル
音楽:ミシェル·マーニュ

キャスト
アルベール·カンタン:ジャン·ギャバン
ガブリエル·フーケ:ジャン=ポール·ベルモンド
シュザンヌ·カンタン:シュザンヌ·フロン
上映時間·公開日
上映時間:1時間44分
フランス公開日🇫🇷:1962年5月11日
日本公開日🇯🇵:1996年12月21日
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鑑賞日:2022年9月16日
場所:新宿武蔵野館



【ジャン=ポール•ベルモンド代表作】

ジャン=リュック•ゴダール 「勝手にしやがれ」 (1960)
ピーター•ブルック 「雨のしのび逢い」 (1960)
ヴィットリオ•デ•シーカ 「ふたりの女」 (1960)
マウロ•ボロニーニ 「ビアンカ」 (1961)
ジャン=リュック•ゴダール 「女は女である」 (1961)

ジャン·ベッケル 「勝負(かた)をつけろ (1961)

フイリップ·ド·ブロカ 大盗賊 (1962)
アンリ•ヴェルヌイユ 「冬の猿」 (1962)
ジャン=ピエール•メルヴィル 「いぬ」 (1963)

フィリップ·ド·ブロカ 「リオの男」 (1964)
アンリ•ヴェルヌイユ 「太陽の下の10万ドル」 (1964)
ジャン•ベッケル 「黄金の男」 (1964)
アンリ•ヴェルヌイユ 「ダンケルク」 (1964)
ジャン=リュック•ゴダール 「気狂いピエロ」 (1965)
フィリップ·ド·ブロカ 「カトマンズの男」 (1965)

ジャン•ベッケル 「タヒチの男」 (1966)
ルネ•クレマン 「パリは燃えているか」 (1966)
ルイ•マル 「パリの大泥棒」 (1966)
ロベール•アンリコ 「オー!」 (1968)
ジェラール•ウーリー 「大頭脳」 (1968)
フランソワ•トリュフォー 「暗くなるまでこの恋を」 (1969)
クロード•ルルーシュ 「あの愛をふたたび」 (1969)
ジャック•ドレー 「ボルサリーノ」 (1970) 
アンリ•ド•ヴェルヌイユ 「華麗なる大泥棒」 (1971)
ジョゼ•ジョバンニ 「ラ·スクムーン」 (1972)
フィリップ•ラブロ 「相続人」 (1973)
フィリップ•ド•ブロカ 「おかしなおかしな大冒険」 (1973)
アラン•レネ 「薔薇のスタビスキー」 (1974)
アンリ•ヴェルヌイユ 「恐怖に襲われた街」 (1975)
フィリップ•ド•ブロカ 「怪人二十面相」 (1975)
フィリップ•ラブロ 「危険を買う男」 (1976)
クロード•ジディ 「ムッシュとマドモアゼル」 (1977)
ジョルジュ•ロートネル 「警部」 (1979)
ジョルジュ•ロートネル 「プロフェッショナル」 (1981)
ジェラール•ウーリー 「エースの中のエース」 (1982)
ジャック•ドレー 「パリ警視J」 (1983)
ジョルジュ•ロートネル 「恋にくちづけ」 (1984)
クロード•ルルーシュ 「ライオンと呼ばれた男」 (1988)
クロード•ルルーシュ 「レ•ミゼラブル」 (1995)
パトリス•ルコント 「ハーフ•ア•チャンス」 (1998)
フィリップ·ド·ブロカ 「アマゾンの男」 (2000)





No.12341   Day 5077