【内容紹介:「映画.com」()よりの引用】
フランスの名優ジャン=ポール・ベルモンドがスタントマンと人気俳優の2役を演じたアクションコメディ。
コンビを組んで数々の映画でスターたちのスタントを務めてきたマイクとジェーンは、実生活でも恋人同士だった。しかし結婚式当日、マイクは式の前に仕事を入れた挙げ句に事故を起こして病院送りとなり、怒ったジェーンは婚約を解消してスタントの仕事も辞めてしまう。
映画ばかりにこだわり仕事を失ったマイクのもとに、国際的スター、ブルーノ・フェラーリのスタントの仕事が舞い込む。フェラーリは危険なアクションを代役なしで演じることで知られていたが、実は高所恐怖症でアクションが全くできないのだ。さらにジェーンもヒロインのスタントで現場に復帰し、マイクは彼女とよりを戻そうとするが……。
「ミクロの決死圏」のラクエル・ウェルチがジェーンを演じ、ジェーン・バーキンとジョニー・アリディが本人役でゲスト出演、名匠クロード・シャブロルが映画監督役で特別出演。監督は「ザ・カンニング」シリーズのクロード・ジディ。
1977年製作で日本では81年に初公開。2020年には、ベルモンド主演作をリマスター版で上映する「ジャン=ポール・ベルモンド傑作選」(20年10月30日~、東京・新宿武蔵野館ほか)で公開。
【ネタバレありの結末までのあらすじは、「映画board」()をご参照下さい。】
【感想】
ジャン=ポール•ベルモンドは1950年代末〜1990年代頃まで、ヌーヴェルヴァーグからアクションからコメディーまで大活躍した、フランスを代表する男優であり、本国での人気は、アラン•ドロンを凌ぐと言われている。また、モンキー•パンチの漫画「ルパン3世」や寺沢武一の漫画「コブラ」のモデルだと言われており、スタントマンを使わずに自分で本当に危険なアクション シーンを演じたことから、千葉真一やジャッキー•チェンが、大変リスペクトしているのだそうだ。
そんなジャン=ポール•ベルモンドの主演映画8本が(本記事最下部のチラシご参照)、「ジャン=ポール•ベルモンド傑作選」として、新宿武蔵野館でまとめて上映されている。ロベール•アンリコ監督の「オー!」(1968)()に続いて、
11月21日の記事
2本目に観たのは、クロード•ジディ監督の「ムッシュとマドモアゼル」(1977)。
これはもう完全なるアクション コメディなので、小難しいことを全く考える必要も無く、ただ頭を空っぽにしてニタニタと楽しめば良い映画なのだが、身体を張って自身が危険なシーンを行なうのが信条のベルモンドが、スタントマンのマイク役を演じて、映画の裏方だが映画に無くてはならないスタントマンに敬意を示した映画と言えるのかもしれない。
一人二役で演じる映画スター、ブルーノ•フェラーリが危険なシーンを自身で演じることを売りにしていながら、実は、高所恐怖症で大変な臆病者、全部スタントマンに演じさせていたというのも、ベルモンドが自分で自分をパロディ化していて、器が大きいというか何というか(笑)
しかし、このヘリコプター🚁からプロペラ機に乗り移るスタント()、ベルモンドが実際に演じており凄い 接写のシーンはスタジオ撮影だと思うが、引きのシーンは、明らかに実際にやっている
【スタッフ•キャスト等】
監督:クロード•ジディ
脚本:クロード•ジディ、ミシェル•オーディアール、ドミニク•ファーブル
撮影:クロード•ルノワール
音楽:ウラディミール•コスマ
キャスト:
マイク「スタントマン」/ブルーノ•フェラーリ「映画スター」(ジャン=ポール•ベルモンド一人二役)
ジェーン「スタントマン、マイクの恋人」(ラクエル•ウェルチ)
ヒヤシンス「マイクのマネージャー」(シャルル•ジェラール)
上映時間:1時間43分
フランス公開:1977年10月5日
日本公開:1981年10月31日
鑑賞日:2020年11月3日
場所:新宿武蔵野館
上に貼った「オー!」の感想記事で、この「ジャン=ポール•ベルモンド傑作選」が連日中高年男性を中心に賑わっている旨を書いたが、来年時期は未定なるも、早くも第二弾の開催が決定()
SCREEN ONLINE 11月18日の記事
しかも、上映作品は入場者からのアンケートを元に決めると言う Oyajis will be back to theaters
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