フィリップ•ド•ブロカ 「カトマンズの男」 (1965) | It’s not about the ski 遅れて来た天才スキーヤー???、時々駄洒落(笑)、毎日ビール!(爆)

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スキー大好き、ゴルフ、読書、映画、演劇、音楽、絵画、旅行と他の遊びも大好き、元々仕事程々だったが、もっとスキーが真剣にやりたくて、会社辞めちまった爺の大冒険?







【オリコン 洋画館 ORICON NEWS「ジャン=ポール•ベルモンド傑作選2」 2021/3/27公開:2分19秒】






【フランス語版予告編🇫🇷 Le Projectionniste チャンネル 2019/7/31公開:3分05秒】




【作品紹介:「映画.com」(右矢印)より引用】


世界的ヒット作「リオの男」の主演ジャン=ポール・ベルモンドと監督フィリップ・ド・ブロカをはじめ主要スタッフが再結集し、ジュール・ベルヌの小説「必死の逃亡者 (原題:中国での或る中国人の苦難) 」 (1879) を原作に壮大なスケールで描いたアクションコメディ。


父から莫大な遺産を相続したアルチュールはあらゆる快楽に飽き、退屈のあまり自殺を試みるが失敗する。彼は父の友人だった中国人ゴオの勧めで世界一周の船旅に出るが、寄港先の香港で、株の大暴落により自身が破産したことを知る。


これで心置きなく自殺できると喜ぶアルチュールに、ゴオは有意義に死ぬべきだと多額の生命保険をかけ、1カ月以内に殺してあげようと約束。


そんな矢先、アルチュールは香港でストリッパーのアルバイトをしていた社会学者アレクサンドリーヌに一目ぼれし、死ぬのが惜しくなってしまう。


アレクサンドリーヌ役に「007 ドクター・ノオ」で初代ボンドガールを演じたウルスラ・アンドレス。1965年製作で、日本では65年に初公開。


2021年、ベルモンド主演作をHDリマスター版で上映する「ジャン=ポール・ベルモンド傑作選2」(21年5月14日~、東京・新宿武蔵野館ほか)で公開。




【あらすじ:「MOVIE WALKER PRESS」(右矢印)より引用】


莫大な父の遺産をもち、あらゆる快楽にあき果てて、生きている意義も見出せないという現代の退屈男アルチュール(ジャン=ポール・ベルモンド)は、自殺法の研究をしては実行しているがいつも失敗している。


彼は一家と共に世界一周航海にでて、香港についた時株の大暴落で破産したことを告げられた。これで自殺の名目ができたと喜んだのも束の間、中国人の友人ゴオに止められた。どうせ死ぬなら有意義に死ねと言い、彼に二百万ドルの生命保険をかけた。そして一ヵ月以内に優雅に殺してあげるというのだ。


その直後からアルチュールの行くところ、常に怪しい二人の尾行者がつきまとうのだった。そうなると自殺志願者のアルチュールも生命の危険を感じて、懸命に逃げまわるというおかしな話になった。港のバーに逃げこんだ時、ストリッパーのアレキサンドリーヌ(ウルスラ・アンドレス)にかくまってもらった。


彼女は考古学者のタマゴで、アルバイトにストリッパーをやっているのだという。彼は一目で好意をもったが、恋を語っているヒマはない。ゴオともう一度話し合おうとしたが氏は不在。彼を追ってネパールへ行った…




【感想】


「大盗賊」(1962)(下矢印)、ベルモンドの代表作、人気No.1の「リオの男」(1964)(下矢印)に続いて、3度目、ベルモンドとド•ブロカ監督が組んだアクション コメディウシシ

相変わらず、ベルモンドはスタントマンを使わず派手なアクションを演じており、トム•クルーズの大先輩と言える爆笑


SFの父とも言われるフランス🇫🇷の作家ジュール•ベルヌ(1828-1905)の小説、中国人を主人公とした「必死の逃亡者 (原題:中国での或る中国人の苦難)」を原作としている由。実は映画の原題も「中国での或る中国人の苦難」とそのままなのに、主人公アルチュール(ベルモンド)はフランス人🇫🇷に変更されており、結構いい加減だが(笑)、邦題の「カトマンズの男」はもっといい加減。映画の主な舞台は香港であり、カトマンズは行って帰って来るだけで、しかもカトマンズには何も無かったという(笑)


ギャグと展開の荒唐無稽さ、破天荒さは、「リオの男」より数段パワーアップしているが、映画としてのまとまりは「リオの男」にある。


ちなみに、この映画でベルモンドとアレキサンドリーヌ役のウルスラ•アンドレスはお互いに結婚していたが、実際に恋仲になってしまうというおまけまで付いた。




【スタッフ•キャスト:「映画.com」(右矢印)より引用】




上映時間:1時間50分 (「Wikipedia」より右矢印)

フランス公開日🇫🇷:1965年12月4日 (同上)

日本公開日🇯🇵:1966年5月14日 (「KINENOTE」より右矢印)

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鑑賞日:2021年5月21日

場所:新宿武蔵野館




【ジャン=ポール•ベルモンド代表作】

ジャン=リュック•ゴダール 「勝手にしやがれ」 (1960)
ピーター•ブルック 「雨のしのび逢い」 (1960)
ヴィットリオ•デ•シーカ 「ふたりの女」 (1960)
マウロ•ボロニーニ 「ビアンカ」 (1961)
ジャン=リュック•ゴダール 「女は女である」 (1961)
ジャン•ベッケル 「勝負(かた)をつけろ」 (1961)
フィリップ•ド•ブロカ 「大盗賊」 (1962)
1月24日の記事

ジャン=ピエール•メルヴィル 「いぬ」 (1963)
フィリップ•ド•ブロカ 「リオの男」 (1964)
7月8日の記事

アンリ•ヴェルヌイユ 「太陽の下の10万ドル」 (1964)
ジャン•ベッケル 「黄金の男」 (1964)
アンリ•ヴェルヌイユ 「ダンケルク」 (1964)
ジャン=リュック•ゴダール 「気狂いピエロ」 (1965)
フィリップ•ド•ブロカ 「カトマンズの男」 (1965)
ジャン•ベッケル 「タヒチの男」 (1966)
ルネ•クレマン 「パリは燃えているか」 (1966)
ルイ•マル 「パリの大泥棒」 (1966)
ロベール•アンリコ 「オー!」 (1968)
2020年11月21日の記事
ジェラール•ウーリー 「大頭脳」 (1969)
2020年12月27日の記事
フランソワ•トリュフォー 「暗くなるまでこの恋を」 (1969)
クロード•ルルーシュ 「あの愛をふたたび」 (1969)
ジャック•ドレー 「ボルサリーノ」 (1970)
アンリ•ヴェルヌイユ 「華麗なる大泥棒」 (1971)
ジョゼ•ジョバンニ 「ラ•スクムーン」 (1972)
フィリップ•ラブロ 「相続人」 (1973)
7月9日の記事

フィリップ•ド•ブロカ 「おかしなおかしな大冒険」 (1973)
アラン•レネ 「薔薇のスタビスキー」 (1974)
アンリ•ヴェルヌイユ 「恐怖に襲われた街」 (1975)
2020年12月26日の記事の記事
フィリップ•ド•ブロカ 「怪人二十面相」 (1975)
フィリップ•ラブロ 「危険を買う男」 (1976)
1月26日の記事
アンリ•ヴェルヌイユ 「追悼のメロディ」 (1976)
クロード•ジディ 「ムッシュとマドモアゼル」 (1977)
2020年11月23日の記事
1月25日の記事
ジェラール•ウーリー 「エースの中のエース」 (1982)
ジャック•ドレー 「パリ警視J」 (1983)
ジョルジュ•ロートネル 「恋にくちづけ」 (1984)
クロード•ルルーシュ 「ライオンと呼ばれた男」 (1988)
クロード•ルルーシュ 「レ•ミゼラブル」 (1995)
パトリス•ルコント 「ハーフ•ア•チャンス」 (1998)
フィリップ•ド•ブロカ 「アマゾンの男」 (2000)