【EDENTROMA2013チャンネル 2020/11/24公開 ジャン=ポール•ベルモンド傑作選 オープニング集+予告編集:8分43秒】
【ジャン=ポール•ベルモンド傑作選】
① フィリップ•ド•ブロカ 「大盗賊」 (1962)
② ロベール•アンリコ 「オー!」 (1968)
2020年11月21日の記事
③ ジェラール•ウーリー 「大頭脳」 (1969)
2020年12月27日の記事
④ アンリ•ヴェルヌイユ 「恐怖に襲われた街」 (1975)
2020年12月26日の記事
⑤ フィリップ•ラブロ 「危険を買う男」 (1976)
⑥ クロード•ジディ 「ムッシュとマドモアゼル」 (1977)
2020年11月23日の記事
⑦ ジョルジュ•ロートネル 「警部」 (1979)
⑧ ジョルジュ•ロートネル 「プロフェッショナル」 (1981)
【作品紹介:「映画.com」よりの引用()】
「リオの男」「おかしなおかしな大冒険」のフィリップ・ド・ブロカ監督とジャン=ポール・ベルモンドの初タッグ作で、18世紀パリに実在した義賊カルトゥーシュの活躍を描いた冒険アクション。
1720年のパリ。贅沢の限りを尽くす王族・貴族や腐敗した役人たちによる悪政のせいで、庶民は苦しい生活を強いられていた。凄腕のスリである樽屋の息子カルトゥーシュは、街で見た警察署長の妻イザベルに一目ぼれする。しかし盗賊団の首領マリショとトラブルを起こしたために仲間2人とパリを離れ、軍隊に志願。
手柄をあげて戦場の英雄となったカルトゥーシュたちは、パリに戻る途中、護送されていたスリの女ヴェニュスを救い出す。パリに戻ったカルトゥーシュはマリショとの勝負に勝って盗賊団の首領となり、貴族や金持ちの屋敷を襲っては盗んだ金品を山分けにして民衆の人気を得るようになっていく。
ヒロインのヴェニュスを「山猫」のクラウディア・カルディナーレ、イザベルを「スピードを盗む男」のオディール・ベルソワが演じた。1961年製作で日本では63年に初公開。
2020年には、ベルモンド主演作をリマスター版で上映する「ジャン=ポール・ベルモンド傑作選」(20年10月30日~、東京・新宿武蔵野館ほか)で公開。
【ネタバレありのあらすじは、Movie Walker Press()をご参照下さい。】
【感想】
ジャン=ポール•ベルモンド傑作選、今回観たのは、フィリップ•ド•ブロカ監督の「大盗賊」(1962)。「作品紹介()」にある様に、18世紀のフランス🇫🇷に実在した義賊カルトゥーシュを主人公とした映画🎬。日本の鼠小僧同様、おそらくフランス人なら誰もが知っている人物なのだろう。
いわゆる冒険活劇で、日本映画で言えばチャンバラ映画に相当し、難しい理屈を捏ね回す必要はない。全編明るくユーモアに満ちていて、ややコメディタッチだが、エンディングは少し物哀しい。
ベルモンドはこの作品製作時点(1961年)で28歳、ヌーヴェルヴァーグの到来を告げたジャン=リュック•ゴダール監督の「勝手にしやがれ」(1959)から2年しか経っていないのに、フランス🇫🇷で300万人を動員したと言われる堂々の娯楽大作での主演だが、まだまだ初々しい。
相手役のクラウディア•カルディナーレに至ってはまだ23歳。映画も出演者も皆若かった。
監督:フィリップ•ド•ブロカ
脚本:フィリップ•ド•ブロカ、ダニエル•ブーランジェ、シャルル•スパーク
撮影:クリスチャン•マトラ
音楽:ジョルジュ•ドルリュー
キャスト:
カルトゥーシュ (ジャン=ポール•ベルモンド)
ヴェニュス (クラウディア•カルディナーレ)
イザベル (オディール•ヴェルソワ)
上映時間:1時間54分
フランス公開🇫🇷:1962年3月7日
日本公開🇯🇵:1963年3月1日
鑑賞日:2020年11月6日
場所:新宿武蔵野館
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