ジャン•ベッケル 「勝負(かた)をつけろ」 (1961) | It’s not about the ski 遅れて来た天才スキーヤー???、時々駄洒落(笑)、毎日ビール!(爆)

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スキー大好き、ゴルフ、読書、映画、演劇、音楽、絵画、旅行と他の遊びも大好き、元々仕事程々だったが、もっとスキーが真剣にやりたくて、会社辞めちまった爺の大冒険?




【moviecollectionjpチャンネル 「ジャン=ポール•ベルモンド傑作選3」 2022/6/23公開:2分18秒】





【ROBAGGIO10 チャンネル 2007/9/15 仏語予告編:3分02秒】




【作品紹介:「Wikipedia」より引用】


『勝負をつけろ』(かたをつけろ、Un nommé La Rocca)は、1961年のフランス・イタリアのサスペンス映画。 監督はジャン・ベッケル、出演はジャン=ポール・ベルモンドとクリスティーネ・カウフマンなど。 ジョゼ・ジョヴァンニの1958年の小説『ひとり狼(原題:L’Excommunié)』を原作とし、原作者であるジョヴァンニがベッケル監督と共同で脚本を担当している。

 なお、原作小説はジョヴァンニが、若い時にペルピニヤン・サンテ監獄で知り合った実在の一匹狼をモデルにして執筆した作品である。 また、後に原作者のジョヴァンニが自ら監督し、同じくジャン=ポール・ベルモンド主演で『ラ・スクムーン』(1972年)として再映画化されている。



【あらすじ:「Wikipedia」(上矢印)より引用】

山師で銃の使い手でもあるロベルト・ラ・ロッカ (ジャン=ポール・ベルモンド) は無実の殺人の罪で逮捕された親友のグザビエ・アデ (ピエール・ヴァネック) を救うためにマルセイユにやって来た。アデを陥れた男の情婦モード (ベアトリス・アルタリバ)をたらし込み、その男ビラノバを探し出す。 自分の女を寝取られたビラノバはロッカを殺そうとするが、逆にロッカに撃ち殺される。 ビラノバの店と部下をまんまと手に入れたロッカ。 しかし、モードに任せた店に「みかじめ料」を要求して来たアメリカ人グループともめたことから、相手を射殺。自分も腹を撃たれ、逮捕される。

アデと同じ刑務所に収監されたロッカは、刑期を短くしてもらえるという理由でアデとともに地雷の撤去作業に加わる。 何人もの囚人が事故で爆死する中、アデはロッカの代わりに難しい状態にある地雷の撤去作業を行うが、誤って爆発させてしまい、左手を失う。

出所したロッカとアデは、アデの妹ジュヌヴィエーヴ (クリスティーネ・カウフマン) と3人で暮らし始める。 気に入った農場を見つけたが金がない。 アデはかつて自分を売ったネバダを脅迫して金をせしめるが、ネバダはロッカとジュヌヴィエーヴのもとに子分を送り、金を取り戻そうとする…。

【結末までのネタバレありのあらすじ:「Movie Walker Press」をご参照下さい。】 




【感想】

上記「作品紹介」にもある様に、先日観た「ラ·スクムーン」(1972) [関連記事へのリンク下にあり下矢印] の最初の映画化であり、「ラ·スクムーン」の原作者であるジョゼ·ジョバンニは、本作品ではジャン·ベッケル監督と共同で脚本を書いている。本作の出来に不満があったのかどうかは判らないが、僅か11年後に原作者自ら監督もして再映画化するのだから、余程この物語に思い入れがあるのだろう。

不満というよりも、どうしても自分で監督がしたかったのかもしれない🦆🦆🦆。「Wikipedia」によれば、ジョゼ·ジョバンニが初めて映画を監督するのは1966年なので、本作品が公開された1961年にはまだその段階に至っていなかったものと推察される。

いずれにせよ、「ラ·スクムーン」と比べて、この映画の出来が悪い訳ではない。むしろ、暗い話ではあるがベルモンドが若く、映画全体が瑞々しく感じられ、こちらを好む人も多いのではないか。



【スタッフ·キャスト·上映時間•公開日:「Wikipedia」(上矢印)より引用】
スタッフ
監督:ジャン·ベッケル
脚本:ジャン·ベッケル、ジョゼ·ジョバンニ
原作:ジョゼ·ジョバンニ
撮影:ギスラン·クロケ
音楽:クロード·ノルマン

キャスト
ロベルト·ラ·ロッカ:ジャン=ポール·ベルモンド
ジュヌヴィエーヴ·アデ:クリスティーネ·カウフマン
グザビエ·アデ:ピエール·ヴァネック
モード:ベアトリス·アルタリバ
上映時間·公開日
上映時間:1時間45分
フランス公開日🇫🇷:1961年11月17日
日本公開日🇯🇵:1962年8月15日
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鑑賞日:2022年9月14日
場所:新宿武蔵野館



【ジャン=ポール•ベルモンド代表作】

ジャン=リュック•ゴダール 「勝手にしやがれ」 (1960)
ピーター•ブルック 「雨のしのび逢い」 (1960)
ヴィットリオ•デ•シーカ 「ふたりの女」 (1960)
マウロ•ボロニーニ 「ビアンカ」 (1961)
ジャン=リュック•ゴダール 「女は女である」 (1961)
ジャン•ベッケル 「勝負(かた)をつけろ」 (1961)

ジャン=ピエール•メルヴィル 「いぬ」 (1963)

アンリ•ヴェルヌイユ 「太陽の下の10万ドル」 (1964)
ジャン•ベッケル 「黄金の男」 (1964)
アンリ•ヴェルヌイユ 「ダンケルク」 (1964)
ジャン=リュック•ゴダール 「気狂いピエロ」 (1965)
ジャン•ベッケル 「タヒチの男」 (1966)
ルネ•クレマン 「パリは燃えているか」 (1966)
ルイ•マル 「パリの大泥棒」 (1966)
フランソワ•トリュフォー 「暗くなるまでこの恋を」 (1969)
クロード•ルルーシュ 「あの愛をふたたび」 (1969)
ジャック•ドレー 「ボルサリーノ」 (1970) 

フィリップ•ド•ブロカ 「おかしなおかしな大冒険」 (1973)

フィリップ•ド•ブロカ 「怪人二十面相」 (1975)

ジョルジュ•ロートネル 「恋にくちづけ」 (1984)
クロード•ルルーシュ 「ライオンと呼ばれた男」 (1988)
クロード•ルルーシュ 「レ•ミゼラブル」 (1995)
パトリス•ルコント 「ハーフ•ア•チャンス」 (1998)






No.12341   Day 5077