【(欧米では)いじめてる方を病んでるって判断するそうです】ミステリと言う勿れ⑥ 第二話より
こんにちは。言葉で人生を変えよう!ぶぶ子です。今日のセリフはなるべく大勢の人と共有したいです!今日の名セリフ「(欧米ではいじめがあった時)いじめている方が病んでいると判断するそうです」久能(菅田将暉さん)ネタバレありバスジャックで人質になった7人は犬童家のお屋敷に連れて行かれる。そこで、それぞれ過去で犯した罪を告白するようバスジャック犯に要求される。人質の一人である淡路一平(森永悠希さん)は自分の罪の告白の中で子供の頃のいじめられた体験を告白。その告白を聞いて久能(菅田将暉さん)は「(欧米ではいじめがあった時)いじめている方が病んでいると判断するそうです」ぶぶ子の考察私の兄は中学の時、壮絶ないじめに遭いました。お弁当箱に運動靴が入っていたり、万引きの見張り役をやらされたり。二つ年下の私は学校で兄が辛いいじめを受けていた事はなんとなく感じていました。兄が不登校になり、夜になると「明日は学校行きなさい」と兄を責める。本当に暗い思い出です。結果、今もずっと引きこもりの人生になっています。いじめは本当に残酷です。でも、みんな気づいているはず、いじめはなくならない。ドラマの中で久能の話は続きます。「(いじめる側は)いじめなきゃいられないほど病んでいる。だから隔離してカウンセリングを受けさせて、癒すべきだと考える。でも日本は逆です。いじめられている子に逃げ場を作って何とかしようとする。でも逃げると学校へも行けなくなって損ばかりする事になる」いいこと、言うなー久能さんでも、いじめられている子が逃げて心を守れるのなら、それは意味がある対処方だと思います。私も保育士の時、受け持ちのクラスの女の子が見えない所でお友達をいじめている事はわかっていました。いじめているその子が少しでも気持ちが満たされるよう、声かけを増やし、その子にクラスの仕事を任せ、承認欲求を満たすよう努めました。その結果、その子のいじめは減った事を覚えています。人は否定される事では変われません。「いじめをしてはだめ」とか「お友達に優しくね」という言葉は何の効果もない。いじめはだめ、とか優しさは頭で考えて行動になる訳ではない。ドラマのようにいじめた方にカウンセリングを受けさせ癒す、という方法は今の日本では現実的には不可能です。でも、一人でも多くこのセリフからいじめに対する考えが変われたら、未来、何かが変わるかも知れません。言葉の持つエネルギーは思っている以上に大きいです。最後までお読み頂きありがとうございました。また、名セリフで一緒に楽しみましょう