学年別夏休みおすすめプラスアルファ教材(難関校志望向け) | 2022中学受験(息子)と2027中学受験(姪) -A stitch in time saves nine-

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2022中学受験を終了した男子を持つ父のブログ
淡々と息子の学習(主にテスト)の記録をつけていたブログです。
息子は開成・筑駒をはじめ受験校全てに合格しました。
現在は2027年組の姪っこの中学受験アドバイザーです。

 

  夏休みのプラスアルファ

 

あとひと月弱で夏休みです。そこで学年別の夏休みの取り組みにお勧めするプラスアルファ教材について簡単にご紹介したいと思います。

 

ちなみに難関・最難関中を目標とされる方向けの記事です。サピックス偏差値でいえば60~65以上の方でしょうか。私の持論としては、サピックス偏差値で60未満の受験生については、まずはサピックスの教材を完璧に仕上げることが先決だと思います。

 

  6年生向け

 

6年生はサピの夏期講習・志望校錬成特訓(カキシ)・有名中でお腹いっぱいでしょうから、プラスアルファの必要はありません。しっかりと復習に力をいれて下さい。これは他塾でも同様だと思います。

 

もしそれでも余裕があれば、以前ご紹介した以下をどうぞ。

 

『必ず解きたい算数の100問』

 

 

また、過去問のフライングスタート(詳細はリンク先の過去記事をご覧下さい)もお勧めです。

 

  5年生向け

 

夏は算数・国語にじっくりと取り組める時期です。もちろん夏期講習の復習は結構大変だと思いますが、余裕があれば算数の難問や国語の記述に時間をかけましょう。

 

ただ国語については、国語の要が配布されていると思いますので、そちらに取り組めばいいでしょう。

 

算数については、まだ全単元終わっていないのですが、サピックスの5年後期は主に割合や比を使った特殊算や図形が残っているだけなので、数の性質、規則性、場合の数などは取り組むことが可能なんですね。しかもこれらの単元は多くの学校で頻出分野です。

 

従って、これらの分野の問題に取り組むのは後々役に立つと思います。

 

得意な子向け

月刊『中学への算数』に毎号掲載されている『日々の演習』『発展演習』11月号・12月号・1月号は毎回整数・規則性・場合の数の問題ですので、バックナンバーを購入して取り組むのはありです。

 

 

 

 

そこまで得意でない子向け

これも月刊『中学への算数』に毎号掲載されている『レベルアップ演習』がいいと思います。7月号・8月号が規則性、9月号、10月号が場合の数なので、このあたりに取り組むといいです。

 

あるいは、同じ東京出版から出ている『ステップアップ演習』や『プラスワン問題集』などの問題集のうち、これらの分野の問題に取り組んでもいいかもしれません。

 

 

 

 

  4年生向け

 

まだ本腰を入れるタイミングではありませんし、サピの夏期講習は14日間もあるので、基本的にはこれ以上は必要ないと思います。また国語については夏休み前にサピから『国語の要』が配られるので、それに取り組めばOKです。

 

それでも何かやらせたい、という場合はやはり算数になるんでしょうね。ただ4年生の場合は、先取りしていない限りまだ既習範囲も広くないので、あまり多くのことはできません。

 

個人的には、やはり全ての基本として計算のスピードと正確性が重要だと思っています。サピでも分数の計算はようやく4年生で学習するところですので、先取りしていない限りはまだ慣れていない子も多いのではないでしょうか。

 

難関校・最難関校では単純な計算問題はでないところも多いですが、これは計算を軽視していいということではありません。難問を解く過程で計算は必ず必要ですし、その計算が正確でなければ正答を導くことはできません。また、その計算のスピードが速ければ、他の問題に使える時間が増えますし、見直しの時間も増えます。算数において計算は全ての基礎なのです。難関校・最難関校で単純な計算問題が出題されない理由は、計算能力は応用問題を解く過程で十分試験されている、と捉えられているからだと思います。

 

従って、4年生の夏休みは、お子さんの計算能力にあまり自身がないのであれば、その計算能力を高めることに使われてはいかがでしょうか?

 

分数の計算に慣れていないのであれば、市販のドリルでいいと思います。無味乾燥でつまらないと思われるかも知れませんが、夏休みなので一日〇ページと決めて取り組むのがいいと思います。

 

また、小学校で扱う計算は概ねマスターしている、という場合は、以下の『計算名人免許皆伝』はおすすめです。計算問題を解くときのコツがまとまっています。これをやっておくと、サピの算数Aの後ろにある計算力コンテストで計算の工夫を使える問題への感度が高くなるはずです。

 

 

 

 

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我が家の中学受験総括記事はこちらです↓

中学受験総括①-項目の検討と前書き

中学受験総括②-開始時期と塾・校舎選び

中学受験総括③-塾の掛け持ちについて

中学受験総括④-6年開始から夏休み前まで(算数)

中学受験総括⑤-6年開始から夏休み前まで(国理社)

中学受験総括⑥-6年開始から夏休み前まで(1週間スケジュール)

中学受験総括⑦-6年夏休み

中学受験総括⑧-6年9月から12月(1週間スケジュール)

中学受験総括⑨-6年9月から12月(サンデーサピックス)

中学受験総括⑩-6年9月から12月(過去問)

中学受験総括⑪-6年9月から12月(平常・土特)

中学受験総括⑫-6年9月から12月(必須の模試と他塾模試の必要性)

中学受験総括⑬-6年冬期講習・正月特訓

中学受験総括⑭-6年1月の家庭学習(総論・算数)

中学受験総括⑮-6年1月の家庭学習(国理社)

中学受験総括⑯-入試前日

中学受験総括⑰-前泊について

中学受験総括⑱(最終回)-中学受験 思い付きメモ

中学受験思い付きメモ 補足①-プラスαについて

中学受験思い付きメモ 補足②-自然・社会への興味

中学受験思い付きメモ 補足③-辞書・辞典

中学受験思いつきメモ 補足④-『中学への算数』の使い方

中学受験思いつきメモ 補足⑤-保護者の留意点その1

中学受験思いつきメモ 補足⑥-アンガーマネジメント

中学受験思いつきメモ 補足⑦-子供のやる気を引き出す

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