哀愁のマンデイ


私、社会人生活を40年近く過ごしています。

ど根性ガエル」の町田先生でさえ教師生活25年なので、私、なかなかのベテランだと思います😅。


でも、これだけ長く務めていても、一向に慣れないし克服できないことがあります。そりゃ、若い頃よりは少しはよくはなってるんですけど。。


それは何かと言うと、月曜日です。

何年経っても、気がすすみません。

月曜日がくるのが待ち遠しいという時期もないことはなかったですが、残念ながら圧倒的に少ないです。。


でも、どんなに百戦錬磨のベテラン歌手でも、ステージの前は緊張すると聞きましたので、まあ、仕方ないか、などと思いますが😅、、、

チョット次元が違うか。。




🔷日本人は哀愁好き?


さて、「哀愁のマンデイ」、

アイルランド出身のバンド、ブームタウンラッツの全英No.1を記録した1979年の大ヒットナンバーです。この曲のモチーフは、アメリカのサンディエゴで起こった16才少女の痛ましいライフル乱射事件であることは有名です。


この曲が流行した当時は、高校で英語を勉強してましたが、なかなか英語を聞き取れる洋楽が少ない中、バッチリとサビの部分が聞き取れることもあり、自然と好きになりましたね。


Tell me why

I don't like Mondays

Tell me why

I don't like Mondays

Tell me why

I don't like Mondays

I want to shoot

The whole day down


また、邦題もベタですけど奏功してます。

哀愁」って言葉、日本人、好きなんですよね。


私の知る限り、エンタメ界に最初に登場した哀愁って、1949年に日本で上映されたビビアン・リー主演のアメリカ映画『哀愁』じゃないかな。音楽には蛍の光の原曲が使われていました。




その後も、洋楽では

サンタナの「哀愁のヨーロッパ」、


歌謡曲では、

キャンディーズの「哀愁のシンフォニー」

郷ひろみの「よろしく哀愁」

「哀愁のカサブランカ」

田原俊彦の「哀愁でいと」などなど沢山あります。


そんなこともあり、原曲の悲劇性を「物悲しさ」に覆い隠す邦題がなければ、やはり道徳を重んじる日本では難しかったんじゃないかな。このジャケットに至ってはとてもノー天気です。





🔷不良とストリングスの妙


それと私がこの曲を好きなのは、やはりWord の使い方が耳に残るしカッコイイし、よく聞き取れる点にあります。

まず、韻を踏んでる言葉が多いです。


overload と at home

machine  と clean

shocked  と rocked

sweet sixteen  と peachy keen


などがそうかな。これらがカッコよく聞こえるんです。不良性の中のインテリジェンスなのかな。


そして何度も出てくる  no reason 

耳にのこりますね、no reason


それとなんといってもボブ・ゲルドフのボーカルです。因みにこの方は、バンド・エイドの発起人であり、USA For Africaなどのムーブメントを巻き起こしライブ・エイドを成功に導いた立役者なのですが、


元来パンクなんですよね、まさに。少し鼻にかかったような、日本人が聞いても不良性を感じるボーカルです。ジョニー・ロットンやジョー・ストラマーも不良性バツグンですが、通じるものがあります。


そしてアレンジです。この曲、アレンジの勝利とも思えます。

この曲、不良の曲なのに、パンクなのに、

演奏はピアノ、ストリングス、ティンパニー、手拍子、そんなもんです。特に印象に残るイントロをはじめとして全体を貫くピアノがいいですよね。


言い換えると、甲本ヒロトNHK交響楽団をバックに歌うようなね。そんなミスマッチ感がいいと思うんです。



🔷清志郎と

ジョニー・フィンガーズ


話は変わりますが、この哀愁のマンデイの時代のバンドメンバー、ジョニー・フィンガーズさん、キーボード担当で、あの印象的なピアノを弾いている方ですが、80年代中盤のバンド解散後は、日本人と結婚し日本に定住されたようです。プロデューサーの仕事をされてるようですが、忌野清志郎のバンド

ラフィータフィー」に参加していました。








映画「不確かなメロディー」に収録されたライブハウスツアーにも同行されてますね。キーボードとギターを担当されてました。かなり他のメンバーとも打ち解けてやってましたね。


ただ、ジョニーさん、哀愁のマンデイが大ヒットしたにも関わらず、印税の適切な配分を受けていなかったらしく、2005年に他の旧メンバーとボブ・ゲルドフさんに対し訴訟を起こしてました。


金銭的にも「哀愁」だったのかな。。😅


とは言えこの曲、イギリスの

1970年後半から1980年代に続くパンク、ニューウェーブ、二ユーロマンチック時代の代表曲だと思います。

以上です。



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