私にとっては、「アマンダ」はウインターソングなんですね。それはスキー場で聞いた印象が強いからなのですが、確か1987年の2月から3月にかけて日本でもシングルヒットしたんじゃなかったかな。
信州の栂池高原スキー場のペアリフトに一人で乗って、凍えながらスピーカー(というか拡声器だったか(笑))から流れてくる「アマンダ」を聞いたことを思い出します。その時、「すごくいい曲だなぁ。。」と思ったんです。よく覚えてます。
女性の名前をタイトルにしたロッカバラードって、結構あるように思います。しかも名曲ぞろい。やはり女性の名前をつけることには、それなりの覚悟と狙いと自信があるからじゃないかな。
すぐ思いつくだけでも80年代では、TOTO「ロザーナ」、スターシップ「セーラ」、スティーブ・ペリー「OHシェリー」、そうそう、マンモスヒットの一発屋、ザ・ナック「マイシャローナ」などもありました。あれれ?なんか、スタジアムロックばかりになってしまいましたね~(笑)。
さて、ボストンですが、初めて聞いたのは「宇宙の彼方へ」でした。これ、いい曲ですよね~、美しいアメリカンプログレッシブハードロックといった趣きです。確かに宇宙の広がりを感じさせてくれる曲ですね。
ただし原題は「More Than A Feeling」でして、歌詞の内容も全く宇宙とは関係ありません(笑)。この(A Feeling)は、どちらかと言うと映画「フラッシュ・ダンス」のテーマ「What A Feeling」のA Feelingに近い印象です。
うーん、かなり日本のレコード会社の宣伝マンはジャケットのUFOに引っ張られたみたいですね。アルバムのタイトルも、オリジナルのタイトル「Boston」を、邦題「幻想飛行」にしてますから、何が何でもジャケットの宇宙イメージで押し通そうというたくらみがあからさまに感じられます(笑)。
でもなかなかのセンスだと思います。
そして「アマンダ」です。これ、めっちゃ、こくってますよね!全編こくりまくりです!
サビですけど、
I'm gonna take you by surprise
And make you realize, Amanda
(驚かせてしまうかもしれないけど、わかって欲しいんだ、アマンダ。。)
I'm gonna tell you right away,
I can't wait another day, Amanda
(今じゃなけれりゃ、ダメなんだ、言わせてくれ、アマンダ。。)
I'm gonna say it like a man
And make you understand Amanda
(俺だって男らしく。。言わせてもらうよ。分かっておくれ、アマンダ。。)
I love you
(愛してる。。)
いやートム・ショルツ先生、なかなか熱いですね~素晴らしい!
決して大袈裟ではなく、80年代のアメリカを代表する、スケールの大きなロッカバラードです。
以上です。