本国より先に日本で人気に火がついたロックバンドと言えば、クイーンボンジョビ、そしてチープ・トリックが良く知られていました。


チープ・トリックのライブアルバムである「at Budokan」は日本で大ヒットした後、アメリカが逆輸入したことで、ビートルズがロックバンドとして初めてライブを行ったその場所の名を再び全米にリマインドすることとなりました。


さて、私がそのチープ・トリックのビジュアルを初めて見たのは、中学3年の頃でした。




クラスに、とても勉強ができて、県下屈指の有名進学高に進学したいかにも学級委員タイプで活発な女子生徒Yさんがいました。英語の辞書の入った分厚い学生カバンを毎日持って通学しているという真面目な子でした。

ある日、そのYさんが、下敷きにメチャ変なオジサン達の写真を入れていることに気がつきました。今で言ったら、さしずめ錦鯉長谷川雅紀さん風とでも言いましょうか(笑)、一瞬我が目を疑いましたが、すぐ状況を把握できました。写真に写ってるオジサン以外の2人はすげ〜ハンサムでカッコイイじゃありませんか!

やっぱそうだよな、いくらお勉強ができても、フツーの女子達と違った嗜好を持ってる訳ではなく、花も恥じらいう中3女子がこんなオジサンのファンなわけないよな。。他の男前の2人のファンなんだな、きっと。

なんて勝手に納得したものでした😅。




そしてその4人組がチープ・トリックという、人気バンドであることがわかりました。確かに最近よく聞く名前だし、「サレンダー」とかヒットしてたよなぁ、と。

そして雅紀さんのような方は、リック・ニールセンと言って、バンドの多くの曲を使ってる要のメンバーであることも遅ればせながら分かりました😅😅。

でもYさん、今考えると、やはりイケてる子だったのかな。周りがベイ・シティ・ローラーズにわーきゃーしてる時にですよ、チープ・トリックのファンだったわけですから?(笑)。夜遅くまで受験勉強しながらきっと聞いてたんだろうな。

それからすっかりチープ・トリックの事を忘れていた1988年、もう就職してましたけど、久々にロビン・ザンダーの声を耳にしました。「The Flame」が大ヒット、再ブレイクしたんですよね。なんか、とても懐かしく嬉しかった事を思い出します。

さて、チープ・トリックの中でも私はこの曲「ヴォイシズ」が大好きでした。いきなりサビから始まる、コーラスも美しいKey=Gのミディアムテンポのバラードです。

サビの歌詞を紹介すると、

♪You didn't know what you were looking for Till you 
heard the voices in your ear 

君はその声を、君の耳で聞いたことで自分が何を求めていたか、解ったんだよ。
この「The voices」って、
my voicesのことなのかな。いや、そんな単純ではないか?
以上です。