2021年、ナント40年ぶりのオリジナル・アルバムリリースにもかかわらず、全米2位、全英1位を獲得したABBA、今でもその愛され方はハンパないですね。凄い偉業だと思います。
ABBAはビートルズを超えた?
ABBAは私が中学生から高校生にかけて大人気で、出す曲出す曲大ヒット、特段音楽好きでなくても、洋楽ファンでなくても、地方暮らしでも、運動部員も文化部員も帰宅部員も😅みんなよく知ってたと思います。
当時は「ABBAはビートルズを超えた!」などと言われることもありましたね。確かにそれくらいの勢いがありました。
やっぱり楽曲が良かったと思いますね。ポップ・ミュージックの王道のような親しみやすさ、テンポのよいディスコ調、ステキなコーラス。そしてなんていったらいいのかな、とても優等生的な、文部省推薦みたいな安心感?小ちゃい子供に親が「ABBAのレコード買って買ってぇ〜」ってせがまれても、「うーむ、ABBAなら、喜んで」というアーティストだったと思います(笑)。
詳しく覚えてないのですが、高校生の時、体育館に集合してABBAの『I have a dream』を題材とした講演を聞いたことがありました。あれは誰の何の講演だったんだろう?
私もアバの曲は殆ど大好きだし、1番聞いたアルバムは「GOLD」かな、やはり。今でも聞きますね。
ギミー・ギミー・ギミーって?
で、私の場合特に「ギミー・ギミー・ギミー」が特に好きでした。とても印象的なよくできたイントロだと思うし、当時流行りのアップテンボのディスコサウンドで、明るいような暗いような、とても時代の気分というか高校時代にフィットしたというか。
そこで今になって、英語詩を調べてみることにしました。言われてみれば、なにを繰り返しそんなに求めてるのかな?まさかギブ・ミー・チョコレートでもあるまいしなぁ、、
いゃ〜想像と違って、かなり直情的でした、知りませんでした!
♪ Gimme, gimme, gimme a man after
midnight Won't somebody help me chase the shadows away?
♪真夜中は、欲しい,欲しい、欲しいのよ、
男の人を。誰か暗闇を追い払ってよ!
ちょっとイメージが違いました。えっ?って感じです。ダンシング・クイーンやチキチータ、ママ・ミアを歌ってる人がですよ。どちらかと言うとお花畑系だと思ってたのに!
ただ、今考えれば、だからこそこんなに人気があったのだと、分かるような気がしました。
1979年と1981年で、2組とも離婚していて、と言うことは、通常のビジネスパートナーに戻るなんて生やさしい事ではなく、尚更厳しい仕事環境だったと思うし、プライベートでの意見の対立もあらゆるところで顕在し精神的なダメージも多かったろうと思います。
歌にもそういう緊張感が現れたと思うし、逆にファンはそういったことを背負いながら第一線で活躍し続ける姿に力をもらい、一層応援したのかもしれませんね。むしろ、「良い子の優等生たち」のイメージからも結果的に脱却できて、幅が広かったというのもあるのかな?
ガキだったんで、ぜーんぜんそんな事気にしてませんでした😅。お気楽なリスナーでした。
イメージチェンジの効用
考えてみれば、ABBAのケースとは違いますが、既成のイメージを敢えて壊すことで更なる人気に拍車がかかったケースって結構ありますね。
オリビア・ニュートン・ジョンの
「フィジカル」、
山口百恵の「ひと夏の経験」、
小泉今日子の「なんてったってアイドル」、
中森明菜の「少女A」、あっ、これはデビュー2曲目ですからね、早いですけど書いときました。
因みにAKB48などの日本の女性ボーカルグループ、楽曲自体の斬新さ、先進性、サウンド、ダンス力が、Kポップに比べて旧態依然だという記事を最近読んだのですが、
ABBAがいまだに世界的に愛され続けていることは、やはり世界を見据えた音作りがしっかりしていたと言うこともあるんじゃないかな。
いずれにしてもABBAは私にとっては懐かしのポップスターNo.1ですね。
以上です。