息子たちが5歳、3歳、1歳の時に出会って、

それから21年間の親業生活を送っています。

 

親業は

子どもの情緒を安定し、主体的な意欲を育てるので、中学生以降には成長と発達に大きく差がついていきます。

 

ですが、

親業に出会う前は、私も初めての子育てで、ブレブレで、

どうしたらいいのかわからずに困ったことも多々ありましたよ。

 

 

特に、

長男と二男を3年保育の幼稚園に通わせ始めたとき、
通園に手こずりました~~~

もう、どうしていいのか、さっぱりわからなかったんですよね。。。



幼稚園バスのイラスト


長男は、

朝、「幼稚園に行きたくない」 とは言いませんでした。

 

でも、
「幼稚園バスに乗りたくない」 と言うのです。


それまで、物分りもよく、とてもやりやすい「良い子」だったので、
バスに乗るのを嫌がる長男に、私はとても戸惑いました。


「原因」は何だろう????

幼稚園まで、少し距離があるので、送迎バスを申し込んだけど、それがいけなかったのかな

本人に聞いてみました。

 


「幼稚園が楽しくないの?」
 

「うんん、楽しいよ」

「バスが嫌いなの
 

「・・・・・」


私がムリをしてでも、朝は送ってあげるべきかな?
だってまだこの子は3歳なんだもの・・・・。

色んな思いが交錯しました。

母親として、どうしたらベストなのか、わたしなりの答えが欲しかったんですね。
 

 

そして、

悩んだ私が選んだ相談相手は、園長先生です。

 


入園して3日目の朝、
幼稚園バスに乗るのを嫌がる長男のそばで、バスに乗っていた園長先生に、思い切って相談しました。


「あのお、、、、息子が幼稚園バスに乗りたくないというのですが、幼稚園まで送っていってあげた方がいいのでしょうか?」
(不安120%)

園長先生の答えは予想外のものでした!!


「それはね、バスの問題ではありませんよ。お母さんが、しっかりと、送り出してあげてくださいね。」 


えっ?バスは問題でないの?


「子どもは、自分が泣くことで、お母さんが子どもを甘やかせることを、無意識的に分かっています。
また、お母さんの戸惑いや不安に子どもが敏感になり泣いてしまうんですよ。

だからね、新しい環境への戸惑いをお母さんの 強い意思と笑顔で 送り出してあげて下さい。」



園長先生に、
”子どもの問題” でなく”わたしの問題”だと言われて


わたしは 少々驚きました。


確かに心が揺れ動いておりました。


わたしが揺れると子どもも揺れるんだ・・・


それがわかったので、次の朝は、バスに乗るよう しっかりと送りだそうと 心に決めました。



どんなに「バスが嫌だ」 と泣き叫んでも、
今日はブレない。


覚悟しよう


ですが、、、


その日の長男は、予想に反し、
なんと驚くほどスムーズにバスに乗り込みました。



えっ?????
今日は、ぐずらないの????

びっくり


母ちゃんが揺れずに、”こころ”が 決まったことを 感じとって、
無駄な 抵抗は しなかったのかな?
子どもも揺れなくなったのかな?
あきらめたのかな(笑)?


子育ては、
子どもにどの様に接するか、

まずは母親であるわたしが、グッと 腹をくくらければダメなんだと痛感した事件でした。





これはまだ、私が「親業」を学ぶ前のこと。

この時、表面的にでてきた問題は「幼稚園バスに乗りたくない」ですが、

問題の根本的なところにあるものは、別の問題でした。

長男は、揺れる私を試していたのです。


当時の私には、それが何かわかりませんでしたが、経験豊かな園長先生は、当然のように動じません。

いや、
子育ての問題って、、、、

どうなってるんや(◎_◎;)

 

 

特に、当事者として渦中にいると「表面的に出てくる問題」を早く何とかしなくちゃという思考にとらわれてしまい、

 

本質的な問題なんて、本当にわかりませんでした💦


でも、

もしあの時、幼稚園バスをやめ毎日幼稚園に送って行っても、
息子は、別の「お試し」をしてきたでしょう。
 

なぜなら、わたしが変わらない限り、子どもの不安は解決されないからです。

そして、子どもは「不安な親」を揺さぶり続けるのかな。。。

「子育てって、奥深いなあ~」
 

クローバー

 

 

親業では、

子育てとは、親と子がお互いに反応しあう人間関係の結果の積み重ねです。

 

 

たとえ3歳の子どもでも、人間関係は始まっています。

 

 

親は子どもがグズルと可哀そうになるので、

すぐになんとかしてあげたくなりますが、

 

 

でも、ここで親が子どもの言いなりになると、子どもは自分の言い分が通ると感じます。

 

 

幼稚園バスに乗る時に感じる不安は、子どもの問題です。

 

 

この時に、親がなんとかしようと揺れてしまうと、子どもまで気持ちが不安定になってしまいます。

 

 

それでは、子どもはすんなりと動けません。

 

もちろん、子どもや親によって、様々なケースがありますから、一概には言えないことです。

 

でも、

「親業」ではそれぞれのケースでどうしたらいいかを示す「判断基準」があるので、
誰でも迷わずに最適なやり方がわかります。

 


親が自信をもって、子どもを送り出して押してあげる事ができるのです。


クローバー

 

 

問題の表面的な「原因」ではなく、
 

こどもの心に耳を澄ませる事、

問題の本質を見極める事

どう対処すると、子どもの成長のために最も効果的なのか
 

 

それが、その時にわかっていたら、

泣きそうになるほどムダに悩まずに済んだだろうな~~~


そしてね、

 


あの時、

園長先生の助言により、長男は幼稚園に行くようになりましたが、それだけでは、私自身は何も変わっていませんでした。

 

 

なので、

二男が幼稚園に入園した時にも、また同じような問題をやらかしてしまったのです。

 

 

ちなみに、

二男の場合は「幼稚園バスに乗りたくない」ではなく、「幼稚園の制服を着ない」と言い出しました(( ノД`)シクシク…。


長男と次男の問題は違って見えますね。

 

でも、本質的には、同じでしたよ。

 

「幼稚園の制服を着ない」というのは、二男の本当の問題ではなかったからです。


 

クローバー

 

 

子どもの「イヤイヤ」に、親として何とかしてあげなければならない!と思ってオロオロしますが、

実は、ダミーであることが多いです。

 

 

本質的には、違う問題を抱えていて、

表面的に出てくる「イヤイヤ」は、まったく別の問題なのです。

 

 

なので、子どもの「イヤイヤ」に応えて何とかしても、それは本当の望みではないので、別の「イヤイヤ」が始まります。

 

 

そのあたり、

はじめての親にとっては、苦労するところだと思いますが、

ちょっとしたコツ、効果的な方法を知っていると、あわてなくても済みますよ。

 

 

私も、

三男には、全く苦労はありませんでした(笑)。


タイプにもよるかもしれませんけど、私の反応も大きく変わりました。


ブレ度が、全然違いましたし、肝っ玉度も120点合格

慌てる、ということがなくなったのも大きいのではないかと思います。


子ども自身が、辛い時にも自分で折り合いをつけられるように、子どものメンタルを鍛える方法を知り、実践できるようになったからです。


子どもの不安を取り除く、のではなく

子どもが不安を乗り越えられるように

 

この視点を持ち、効果的に関われるようなると、子育ては劇変します。







わたしたち母親は、
みな初心者です。

いきなり子育てという、この世で一番ムツカシイ仕事をするわけですね


子どもの成長を促すために、


怒っていいのか?
褒めるべきか?
待つところか?
突き放してもいいのか?
突き放した方がいいのか?
・・・・


どう考えて、
どんな信念をもって子育てをするべきか
迷ってばかり・・・


そんな毎日を過ごしているのだとしたら、

心が強く元気に育つ原理原則を学ぶことでかなりラクになるかもしれません。

 

 

子育てこそ、脱・自己流

 


ちなみに、子どもに
「幼稚園バスに乗りたくない~」
「幼稚園に行きたくない~」
と言われて、


それが
「子ども自身が気持ちに折り合いをつけて乗り越えるように」

本質的な問題解決したい場合、 こちらを参考にしてくださいね。


クローバー


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