前の前の台風の日。
朝から次男(高1)がブツブツ言いながら、雨を恨んでおりました。

台風が近畿地方に接近していたのに、結局それていったのです。


「もう~、大雨警報の出ない中途半端な土砂ぶりが一番困る~」


次男は、電車&自転車通学です。

カッパをきて、どしゃぶりの中、雨に打たれる姿が頭の中に出てきました。

こういう時、次男は少しイラついています。


「もしかしたら、警報が出て休みになるかも、、、、」


なんて

甘い期待がバッサリと裏切られ、時間的にも焦っているのかの知れません


「おかん、お金
(学校で使う問題集代)

「おかん、靴下


そう言いながら、自分で靴下を探しておりました。


こういう時、
私に言っているように見えますよね。


でもね、
多分そうではありません。


私に言っているように見えて、自分に言っているんでしょうね。


まあ、ちょっとだけ、
自分が朝からイラついているのに頑張って冷静を保っていることを、


母親である私にはわかって欲しいのかな


一緒に探してくれたら、ラッキーだと
思っているのかな



私も以前は、次男の「こころの声」にいちいち反応して、カッカしていました。

でも、
次男は「こころの声をセーブできない人」だと気づいたんです。


なので、ココは
わたしに向けた発言ではないと、スル~することに


いや、
彼が窮地の時に本当に頼りにしているのは
最終的には、わ・た・し


それも、
考え方によっては悪い気がしないので、
すこしだけ、一緒に探してあげるポーズです



(お母さんのせいだと)
責められているわけではないのですから、

(あなたが悪いと)
責めなくてもいいところですね







子どもが
「勉強がイヤだなあ、」
「サボりたいなあ」
「宿題するのがしんどいなあ」など、


いちいち文句を言っている時、


気分がいい時は聞いてあげられても、
聞かされるだけでも
腹が立ってきて、

モヤモヤして来ることがあります。


「何が言いたいの?」
「私にどうしろと言うの?」
「いちいち文句言って、うるさいなあ、、」


今日のフォローアップ勉強会でも、そんな話が出ました。


でね、
みんなで話しているうちに、他の方がとても冷静になって


「それって、言ってるだけじゃない?」
と言われました。


当事者じゃないと、
思わぬほど子どもの気持ちが見えることがあるのですね。


子どもって、
解かっていても
何だかウダウダ言いたい時ってありますよね。

まあ、大人でもそんな時はあるもんです。


特に意味のない発言。
スルーしたらいいのに、、、。



うーん、そうかもしれない・・・


でもね、
ご本人はイライラしておられます。


毎回、グチグチ言われると、
聞いているほうも辛いのです。


言われる方の身になってよ



そんな時は、
わたしメッセージ」を作ってみます。



わたしメッセージの公式に当てはめると、
それだけで「相手にちゃんと伝わるメッセージ」が作れるし、


当てはめるときの作業そのものが、
自分の気持ちを冷静に分析する作業にもなっているんです。


自分が一体何を言いたいか?


これを、ちゃんと知っておくということも、
とても大切なことですね。



さて、問題は、「影響」です。
どうして、そう言われるとイヤなのか?
そう言うことで、どう感じてしまうのか?



この、「影響」をできるだけ丁寧に読み解くと、
思わぬ事実を発見することがあります。



イヤな気がする、
何と言っていいのか、とても困る、
自分が責められている気がする、
私が嫌がると知っているのに、わざと言って意地悪されているような気がする、



それ、本当?


子どもさんの何気ない言葉に、お母さんの方が傷ついて、
助けてあげられないご自分を悲しんでおられた様子なのですが、、、

「影響」を考えるうちに、
その「影響」のなかに、ご自分の思い込みがある事に気づかれました。


それ本当なの?


本当にお母さんを悲しませようと思って言ってる?
本当にお母さんを困らせようと思って言ってる?


わからないですよね。



はい、
そんな時は、直接聞いてみてください。


子どもさんの気持ちは子どもさんに聞いてみないとわかりませんよね。



ここに、
わたしたちの日常の会話に潜む
「思い込み」や「憶測」による「コミュニケーション齟齬」があります。


親子関係の多くを「憶測」で考えていることに気づくと、
不要な争いを回避することができますね


こういう、
自分ではわかりにくい思い込みに、少しずつ気づくのも、
わたしメッセージの効果でありますよ


自分を受け容れると言う行為そのものになります。
あなた自身が気づき、癒されていきますよ