こどもが忘れ物をした時、
親は届けるほうがイイのか、届けないほうがイイのか?

これはケースバイケースですが、
そこで終わらないのが親業

状況に合わせて、
親である前に、一人の人としての関わり方に、ひとつの判断基準があります


 あなたは忘れ物をスンナリ届けてあげられるか?
(届けられる方は、前回の記事を参考にしてください)

スンナリとは届けられないわ、
届けない方がいいと思う、


という方も多いと思います。


忘れ物って、そもそも親が持って行くの?
届けない方が、よいと思う
届けるなんて、考えもしなかった
すべて、経験
過保護じゃん~
届ける気がしない
本人の問題
これは、自業自得だ
わたしだって、親から届けてもらったことがない。
子どもが頭を打って痛い目に遭わないと分からない



そんな方は、ムリに届けなくても
全然、大丈夫です
そして、子どもに忘れ物をした体験をしてもらいましょう


忘れ物を届けない派の人は、まずは、お母さんが罪悪感を持たないことです。


忘れ物をしても、案外と何とかするものですよ。



他のクラスの子の体操服を借りる。
隣の子の絵の具を使わせてもらう。
給食の予備のお箸を借りて、倍返しにする。
放課後、取りに帰ってくる。
先生に一日待ってくれるように懇願する。
(我が家の子どもの例です・・)



忘れ物をしないに越したことはないと思いますが、忘れ物をしても、何とかするバイタリティも、楽しいですよ(笑)



そして何よりも、

自分で忘れ物をしないようにしよう、

という気持ちを育てやすいと思います。



本当に大切なものは、忘れません



我が家の息子は手にマジックで書いたりして忘れ物をしない工夫をしていました。


何と言っても
忘れ物は本人の問題


届けない派の人は、何も言わないで(もちろん責めないで)存分に恥ずかしさや困った感を体験させてあげてください






さて、
子どもが忘れ物をしたと知り、
なんかモヤモヤして、放っておけない・・・。
他の人に迷惑をかけるかもしれないので気になる。
親がちゃんとしていないと何と思われるか、不安。



こんな時、
即ち、あなたが放っておくことができない時は、どうするか?

これが一番悩むところだと思います。

私は忘れ物には基本スルーでしたが、時々無性に気になる時がありました。


子どもが元気がない時とか
忘れ物の種類にもよるし、


持っていけない状況で持って行かないのと、
持っていける状況で持って行かないのでは


何だか気持ちが違います。

その時の体調・気分にもよります。


これも、
皆さんそれぞれの考え方によって変わりますが、それを決めるのはあなたです。
どっちでも大丈夫です。


ただし、
もし、持っていくことにするとしたら、あなたが「自分の問題」として、持って行って下さいね。



「子どもの為に」忘れ物を届けるのではないのです。
「自分の為に」忘れ物を届ける。


最近は、忘れ物をしても 防犯上うちに取りに戻ったりさせませんね。


私も、子どもが月曜日に給食エプロンを持っていくのを忘れて、
次の当番の人に迷惑をかけると、慌てて持って行ったことがありました。


でも、
ちゃんと予備のエプロンが用意されていました。
わざわざ持って行かなくても何とかなったんです。。。


せっかく届けた給食エプロンなのに、
大して困っていなかったので、
ガッカリでした(泣)


頼まれていないので、
もちろん、感謝もされません・・。


トホホ


でも、私が勝手に持って行ったのですからね

そう考えると、
腹も立たないのです。


今では、
忘れ物を届けに行ったのにムダに終わった時でも、
「ああ、困ってなくて良かったわ~」
そう思える母になりました。
エッヘン(ちょい自慢)




ここで、

「忙しいのに、忘れ物をして」
「お母さんがいなかったら、どうなったと思ってるの?」
「あなたのために持ってきてあげたんだから、お礼を言いなさい」


など、責めるような一言は言わなくてもいいですね。

責めると、感謝の心は育ちません。
せっかくのお母さんの思いやりが水の泡です・・・


「忙しいのに」と言うんだったら、
そもそも、届けに行かなければいいんです。


よくあるセリフ
「お母さんがいなかったらどうなると思ってんの?」って、

いてるやん(←つっこみ)


「あなたのために、、」って、
頼んでないし。。


もしも、、、なんて、仮想の話で教えるなんて、ムダです。
子どもが学ぶのは、体験のみ。


あなたが買い物に財布を忘れてどうしようかと困っている時、
旦那様がそっと一言の文句も言わずに届けてくれたら、
どんなに嬉しく思うでしょうか








子どもが忘れ物をした時、
その経験を通して、感じてもらいたいのは、

もう、忘れ物をしないようにしよう!!

という心を育てる事です。
それから、

お母さんに持ってきてもらって、助かったな。
お母さんの用事を増やして、悪いことをしたな。



そんな感謝の心も持ってもらいたいですよね。


でも、
こころは強制できません


なので、
子どもが、自然にそう思うように、
親であるわたしが、どう接したらいいのか?
親業ではそこを考えて、関わり方を考えます。



前回の記事①も
今回の記事②も
いずれに共通していることは
シンプルに考える、ということです。


子どもが困っているか?
その時、あなたはどうしたいか?


そこが基本です。





子どもが忘れ物をすると、どうしてもイライラしてしまう方


自分の気持ちを否定せずに、
なぜ困るのか?
どうしてイヤなのか?
その気持ちも丁寧に考えていきますよ。


だって
本当はお母さんが心から笑っていれば、
子育てはそれだけで上手くいくんですからね
 


なので、
そんな方ほど、ぜひ親の関わり方を習ってみて欲しいです。

 

子どもの忘れ物を親は届ける?届けない?見極めポイントとは?