◆小学1年生の子どもの学校への行き渋りが一言で解れたお母さんのコトバとは?

 

「学校に行きたくない」

「だって好きなオモチャで遊べないから」

 

ずーーーーっと悩んでいた、小学1年生の子どもの学校への行き渋りですが、

 

な、な、なんと、

親業訓練講座のわずか2回目を受けた後でアッサリ解決しました合格

 

「えー???」

「本当?」

 

その報告を聞いて、講座の中では驚きの歓声が・・・クラッカー

わーーー

ビックリですよね。

 

 

身を乗り出して高揚しながら話を聞く、他の受講生さんと、

恥ずかしそうだけどとても嬉しそうなご本人さん。

 

 

許可をいただきましたので、第2回目の後の事例をご紹介しますね。

 

 

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◆状況 

直前に母のものにイタズラをして、怒られていた(初めてではない)。

おそらく構って欲しいサインだったと思うが、その後、机の上にあった宿題のドリルのやり直しの印(先生がつけた)オレンジ色の付箋が取れてしまっていることに対して、母へ怒り出した。

 

 

◆実際の会話

 

子:このオレンジの紙を外したのは、お前だろ!謝れ!(強い口調で)

 

母:触ってないし、知らないよ。テープが弱くなって外れたんじゃない?

 

子:黙れ!お前がやったんだろ!うそつくな!謝れ!(怒鳴る)

 

母:お母さんはやってないよ。やってないのにそんなに強い口調で怒られたら悲しいよ。

 

子:仕方ないだろ!二人しかいないんだから、俺がやってないなら、お前だ。俺だったら、この状況なら謝る。だから、お前も謝れ!

 

・・・

 

(このような会話が30分続く・・・)

 

・・・

 

 

(その後、親業で学んだことを思い出して、、、)

 

母:オレンジの紙が外れると、先生に怒られるから嫌なの?

 

子:怒られないかもしれないけど、紙を外すのはしてはいけないことだし。

 

母:怒られないかもしれないけど、紙を外す悪いことをしたのが、あなただと先生に思われるのが嫌なの?

 

子:・・・・・(怒りの感情は収まってきている様子)

 

母:連絡帳にオレンジの紙が外れてしまった。あなたが外したのではないと、書こうか?

 

子:そうして。でも、ボクも自分で言うけどね(怒りの感情はなくなる)

 

 

◆感想

はじめは、いきなり強い口調で怒りはじめたので、こちらもイラッとして、わたしメッセージのつもりで母の言い分を伝えようとしたが、上手くいかず、堂々巡りになってしまった。

 

次に、子どものサインだと考え、能動的な聞き方をしてみると、子どもが伝えたかったメッセージがわかり、状況が落ち着きました。

 

そこまでに1時間もかかり、母が解決策を出しているので、決して上手くいった訳ではありませんが、最後には子どもの気持ちもわかり、解決できた初めての経験でした。

 

そして、翌日の朝、このことで子どもが受容されていると感じてくれたのか、わかりませんが、登校の準備が全く問題なくできました。

 

登校前に仮面ライダーのオモチャで遊ぼうとしていたのですが、登校の時間になったので、「遊ぶのは帰ってからのお楽しみにしよう」との声掛けに、すんなり登校していきました。

 

登校しぶりは、母との関係に対するサインだったのかもしれないと思いました。

 

 

 

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この後、息子さんは以前とは違って、登校班に遅れていくことはなくなったそうです。

 

 

暴れん坊で、やりにくいと思っていた我が子の言動なのに、お母さんが親業で習った通りのやりかたで、コトバを変えてみると、ホントにビックリ!

 

ミラクルが起こりました~

 

 

ここでのポイントは、

「子どもを受容していることを伝えるコトバ」

 

 

母:オレンジの紙が外れると、先生に怒られるから嫌なの?

 

 

ここで流れが変わっていますね。

 

 

お母さんが、

「事実の検証」でなく、「子どもの気持ち」に意識が向いたのが、この一言で伝わったのでしょう。

 

お母さんのコトバひとつで、子どもの意固地になった心はホロホロと解けていきました~

 

 

まるで、親業の事例集に載っているような、出来過ぎのミラクルシーンみたいに思われるかもしれませんが、

 

 

全くそんな事はありません!!!!!!

 

 

本当は、暴れん坊でもワガママでもない。

意固地でもない。

 

子どもなりの理屈があります。

 

そこを、無理やり何とかしようとして、感情をこじらせるのは、大人や親だったりするのです。

 

 

感想の記載を承諾いただき、ありがとうございました。

 

 

クローバー

 

 

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