世界に向かって言ってみる、ということの効能。〜小学校オヤジバンドの6年 | リピーターが集まる対人支援の秘訣—愛着✖️ソマティック✖️仕事構築

リピーターが集まる対人支援の秘訣—愛着✖️ソマティック✖️仕事構築

敏感、繊細、感受性の高いHSP(highly sensitive person)が、生まれ持った感性と強みを仕事に活かして生きていくことをサポート。
日本で最初にHSPとポリヴェーガル理論を結びつけ、生きづらさは自律神経系のケアで解消できることを説いている。

クミシュラン皆川公美子です。

小学校のお祭りでバンドをやりはじめて6年。

昨日のライブではセカオワや360℃(miwa ドラえもん主題歌でヒット中)もやって

体育館にあふれる子どもたちと保護者約800人?が一体化して

大盛り上がりしました

ライブ最高!!
 

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9年前に
上の子が行っていた小学校が人数がパンパンに増えて
(少子化ってどこのこと?と当時思いました)プレハブ校舎がたっていた状況だったので、

分割されるカタチで近くに小学校ができたのでした。

まっさらなきれいな校舎。

でもお祭りとか伝統とかってものはまだなくて、

子どもたちを一日楽しませるお祭りがあったらいいのにと、

そして、それがこの先大人になってゆく子どもたちが卒業しても近況報告とか帰る場所になればいいのにって、
まわりのお母さんたちと話していました。

そしてその前年にたちあがったばかりのお祭りの中身を一生懸命考えていました。
10個以上のブースをつくり、
シュシュ作り、うちわ作り、おもしろ化学実験室、体育館で遊ぼうコーナー、、、、。

そんななかである日、職員室でお話していた先生が「だったらバンドでもやります?」みたいになって

当時PTAにかかわっていた私は「やりましょうよ!」とふたつ返事でバンドメンバーを募り出したのでした。

夫が大学までずっとバンドを組んでいたし、

夫がバンマスやってくれたらなんとかなる!もちろんまず夫を説得しましたよ。

(それにいわゆる企業戦士の夫はこの町に寝に帰ってくるようなものだったので、
夫のご近所友達ができるっていうのが、
なんかいいじゃんと思っていたのでした。
サッカーをやってる男の子のお父さんたちは、
サッカーを通じてチームになっていたり、(そのあとの飲み会がメインだったりでしょうけどね(笑)それがいいじゃん)
そういうなんかご近所さんの輪、みたいの、
いいな、
定年になってもああいうふうに飲んでいるんだろうなと思ったの。
別にそれは地域のご近所仲間でなくても、
趣味でつながってる仲間でもいいのだけど、
仕事以外の利害のなかつながりって
うちの夫の場合はあまりなくて
(夫の名誉のためにいいますと高校時代とか大学時代の友達は
もちろんいますけど)
子育てしながら、仕事しながらどんどん仲間を広げていきやすい私にくらべて
夫も近所の飲み仲間とかいてほしいなと思うのです。)


もとい、

「お父さんたちのバンド」が体育館でなにかやれば、

お祭りが盛り上がる、子どもたちが絶対笑う、

そう思って、毎日まわりのお母さんたちに電話をかけていました。

「ねえ、バンドやってたお父さんまわりにいない?
いたら小学校のバンド立ち上げるって言ってみて」

道でばったり会った人にも

「ねえ、フェスティバルのおやじバンドやるの。誰かいない?」

「久しぶり~!元気?ところでバンドやってたお父さん知らない?」

「おはよう!今度フェスティバルでバンドやるの。誰かいい人知らない?」

お前は選挙カーか!ってほど

そとへ出たらだれかつかまえてお父さんのバンドバンドバンドバンドバンドって

言ってました。(笑)

しばらくすると「あの人いるよ」とか

「○○ちゃんのパパやってたってよ」って噂がだんだん入り出して

今度は運動会のあとに「バンド興味ありのおとうさんは残ってもらいたし」

残ってね残ってね残ってね

伝えてね伝えてね伝えてね伝えてね伝えてね

とワタシからは顔は見えないけど

誰に言ってんだかよくわからないながら

言い続けてみてた。(もちろんプリント・チラシは創ったけど)



そしたらスゴイ人たちが来てくれてたのです
 

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この2人の歌、聞いてみんさい。シロウトレベルじゃあないのさ。

それが今のバンドのメンバーでした。


それから6年、

途中から先生たちが入って来てくれて、
一緒に歌ってくれるようになり、
今は何も言ってないのに、
曲と曲のあいだに寸劇(コント?)
やってくれたりする!
ありがとうーー!
 
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↑子どもたちが愛する自慢の先生方。
気合いすごいっしょ。



クローバーある一粒のたねは道端に落ちました
いろんなひとに可愛がられて、

どんどん育って大きくなって、

今では道を通りすがる人も水をやってくれるような状況になりました。

 
 

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子どもたちの前に出ていく前の気合の瞬間
「大人のホンキ見とけよ」的な。
 
 
 
そして大人たちは子どもたちが待っててくれてるステージにでていったのでした。
 
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よく言う予期せぬ成功って聞いたことありますか?

それにもその人によってパターンがあるのですが、

ほとんどの人にあてはまる成功パターンは

「人に言う」
「世界に向かって言ってみる」

です。


世界に対して言ってみる、
その後にどうなるか、
何が起きるか、
それは誰にもわからない。
でもやってみる。
 
何らかの動きがでる。
反応がくる。
 
それに対して修正を加えていく。


そして、言ってみるためには自分が何を目指しているか明確である必要があります。
自分に向けても言ってます。


今思っても

「おやじバンドの人探しているの、誰か紹介してほしい」

これは誰が聞いても分かりやすいですよね。

自分の仕事に対して、どのくらいわかりやすく世界に伝えられるか、

これがワタシの大きな課題。


さあ、今日もわくわくな世界へ