※アメトピに掲載いただきました!この病気をたくさんの方に知ってもらいたいです。
※強迫性障害について書いています。この病気の理解が広まることを願います。
こちらの話の続きです。
やっと諸処予約も終わらせ、いざ、当日、一生懸命練習した着付けですが、やはり素人仕事……。神社についてまだ参拝をする前にずるずると崩れてきました。
神社の隅っこで息子に動くな!と怒りながら着付けをし直しましたが結局、完璧にはならいまま参拝することになってしまいました。
この段階でちゃんとプロに着付けしてもらえば良かったとめっちゃ後悔……。素人が余計な事をして息子の一大行事を台無しにしたとまたまた自分を責めました。
当時は息子の写真を色々残さないといけないと思っていたので鳥居の前や本殿の前や七五三の看板の横などの撮影ポイントはもちろん、どうでもいいような木の下や石碑の前などありとあらゆる所で撮影をしようとし、カメラの他にもビデオも撮らなければと思っていたのですが私だけが必死にやっているのにのほほんと何もしていない夫に半分キレながら撮って!とビデオカメラを投げつけるよう渡しました。
渡したらビデオは夫に任せればいいものをこうやって撮って!ああやって撮って!ここは撮った?などうるさく言いすぎて最後には神社でけんか。
両家の両親もいるのに、不穏な空気が流れるまま、食事の時間になったので移動しようとなったのですが車が我が家の1台しかなかったのでうちの両親と私は歩いて、夫の両親と息子は車で移動することになりました。
食事の場所は神社から近いところだったので歩いてもすぐについたのですがいくら待っても車が来ない……。もちろん、場所は夫にちゃんと言っておいたのにわかってないな……夫は七五三の用意も何もせず、私ばっかり苦労して!!と思うと先ほどのビデオの件もあってイライラマックスに。うちの親に夫への文句と息子の着付けがちゃんとできなかったことをぐちぐちぐちぐち言い続け、それでも到着しないので、電話をかけたら神社のまわりで迷っていたのでうちの両親を置いて私だけ鬼の形相で夫たちを迎えに行きました。
無事、3家族が揃い、食事の席についてからやっと少しだけほっとしました。しかし、着付けが完璧でなかったことが頭から離れず、どうしよう(どうもできないのですが……)とやってしまった、やってしまったと頭の中がいっぱいでした。強迫性障害のせいかはわかりませんがもう終わってしまってどうにもできない事をくよくよとずっと悩むことがよくありました。
両家のおじいちゃんおばあちゃんにも、いわくつきの(カオスだった息子の七五三①参照)七五三の写真を台紙に貼って渡し、息子も一言ありがとうございますみたいなことを挨拶し、食事がスタート。
ですが、ここでも息子の様子の他、料理の写真を全て撮らなければと思っていたので私だけ食事もままならず、全ての人が終わってから次の料理が出てくるのでみんなを待たせてしまい、夫に早く食べろと怒られました。さらに何でも記念になるものを持って帰らなければと思っていたので箸袋や膝に置く紙、お品書き、割り箸なども持っていくことに集中し、最後まで料理は流しこむように食べました。
うちの両親も夫の両親も息子の成長を喜んでくれて、とてもいいお参りとお食事だったよと言ってくれましたが、私は1㎜も納得できませんでした。
家に帰ってからもやってしまった感がぬぐえず、撮った写真とビデオを見返しては袴がピシッとしてない……、ここでの写真が無い、ここでも撮れたはずなど後悔しかない状態で……また泣きたくなり、どんよりしまっくっていたことを思い出します。
お参りに行ったのが日曜日だったので、翌日の月曜日にもう一回1人で神社に行って、ここの写真欲しかったけど、やっぱり撮影できなくても仕方ないとか、ここになんて書いてあったか知りたいとか、撮影できなかった自分を正当化したり、気になってしまったことを確認しました。
神社から帰りながら、ふと、私ってなんで息子の成長を喜ぶだけができないんだろう?せっかくの息子の成長の節目に空回りばかりして、色々するのに結局後悔ばかりして……夫とはけんかになるし、息子には怒ってばかりで、本当に何やってるんだろう?ととても空虚な気持ちになりました。
我が子の成長をただ喜ぶことができない自分にほとほとあきれ果ててしまいました。
お食事の席でもらってきたものの一部。寿の箸ケースと膝にかけるペーパー。
これでこの話は終わります。
よろしければこちらもどうぞ
楽天のお気に入りやよかったものをまとめてます♡ROOMからの購入はいつもポイント2倍☆