新築の住宅には、実にたくさんのシールが貼ってあります。
メーカーのロゴ、注意事項を書いたもの、使い方を説明するもの。
そのままにしておいても害はありませんが、早めに剥がしてしまったほうがすっきりするかなと思って、いろいろ剥がしてみました。
 
浴室の注意書き。
 
お風呂掃除しながら剥がしたので、びしゃびしゃですね。
 
サッシの注意書き。
 
洗面、水栓の注意書きや、メーカーロゴ。



改めて見ると凄いっすねニヤニヤ
いたるところシールだらけ。

全部はがしてスッキリしたいところですが、これらのシールの中に剥がさないほうがいいものがあるのをご存知ですか?

 たとえばこれ↓

浴室のドアの上に貼ってある、お風呂の品名や番号が書いてあるシールです。

これ、剥がしちゃう方が多いんですよねー

このシールがあれば、このバスがどのメーカーの、何年製造の何という商品で、どういう仕様だったか、なんてことを調べることができます。

しかしこのシールがないと、不具合が起こったときに困るんですよ。

!システムバス自体に故障しがちなところはあまりありませんが、プッシュ式の排水栓はよく壊れます。
一度私が経験したのは、シャワーを水栓ごと取り替えたいというお客様のバスにこのシールがなく、バスの仕様を把握することができずに適合する水栓を探せないという事態に陥ったことがありました。
ドアが外れた、というトラブルも経験しましたが、この時はシールが残っていて、何年のどういう商品のどのドアがついていたかがすぐに判明し、修理交換をしていただくことができました。
意外と大事なシールです。目障りだからと言って剥がしてしまわないよう、注意してください。


ほかに剥がさないほうがいいシールというと・・・


トイレの品名、品番、製造番号が書かれてるシール(フタ裏か、便器側面に貼ってあることが多いです)

洗面ボウルの、

品番と製造番号のシール。
上の、アクアセラミックの宣伝シールは剥がしてもかまいません。

レンジフードや、

水栓にも、


品番と製造番号が書かれているシールがあったら剥がさないほうがいいですね。

どうしても剥がしたかったら、剥がしたシールを取説や保証書に貼って、大切に保管しておくといいと思いますが、オススメはしません。
長い年月がたって代替わりしていたり売却したりすると、「取説に品番シールが残っている」ということが伝わらず、結局シールがないのと同じことになりがちだからです。

まあ、シールなんてそのうち気にならなくなりますからね。
必要なシールまで剥がしてしまわないよう、気をつけてくださいウインク
 
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設計段階の間取り紹介は→こちら 

 

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