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北海道*最北の旅 二日目 ②桃岩の花畑へ

 
さて、奇跡的にタクシーに乗れた私たち。 桃岩展望台コースへ。
タクシーから離れて見た時に桃岩と言われる所以の桃の形の岩を見ることができた。 バス停に降ろしてもらってみると少し隠れて桃の先だけ見ることができた。 あっという間に辺り一面霧に包まれ、霧雨が。

 
 
 
上:ハクサンチドリ ラン科
下:マイヅルソウ ユリ科
 
 
紫の花:チシマフウロ フウロソウ科 
黄色の花:ミヤマキンポウゲ キンポウゲ科
 
キジムシロ バラ科
 
 
サクラソウモドキ サクラソウ科  花は下向きに咲き始め、咲き終わりは上を向く
 
センダイハギ マメ科
 
ミヤマキンポウゲ キンポウゲ科
 
レブンコザクラ サクラソウ科
 
セリ科の白い花がたくさんあちこちに咲いていた

霧に包まれた花畑にいるとまるで天国にきたみたいな不思議な気持ちに。
こんな霧の日に来てついてないな、と少し思ったけれど、島の方たちが口をそろえて、この霧や気候があるから、花が美しく咲き誇るんだよ、と教えてくださってそこに深く納得した。
 
カタツムリみーつけた
 
 
明野のカタツムリとまた雰囲気が違うな
 
 
バイケイソウ ユリ科
 
 
 
シャク セリ科      
イタドリやアキタブキ、白いセリ科の植物たちは北海道滞在中、あちこち目にした。

ネムロシオガマ ゴマノハグサ科
 
レブンシオガマ ゴマノハグサ科
 
バイケイソウ ユリ科
 
黄色:エゾカンゾウ ユリ科  
白:スズラン ユリ科
 
紫:チシマフウロ フウロソウ科  
白:スズラン
 
 
 
何の花かな?
 
カラフトハナシノブ ハナシノブ科
 
ミヤマオダマキ キンポウゲ科   
ミヤマオダマキはあちこち島の空地などにもたくさん咲いていた
 
 
ミヤマキンポウゲ
 
 
 
 
 
エゾイブキトラノオ タデ科 
5歳のRくんが好きな花
 
レブンコザクラ サクラソウ科
 
シーズン最後だけれどぎりぎり会うことができた
 
ネムロシオガマの群落
 
クルマバソウ アカネ科
 
マイヅルソウ ユリ科
 
白い花:エゾノハクサンイチゲ キンポウゲ科
 
 
 道が途中少しぬかるんでいたけれど、たくさんの花に会うことができた。 この日、この時期でないと出会えない花があるから今日ここに来ることができて感謝の気持ちでいっぱいに。
 

北海道*最北の旅  二日目 ①礼文島へ

稚内から礼文島へ。 フェリーは6時半発。 ツアー客もいるので6時前に並ぶ。 知里ちゃん、Rくんと一緒に。
 
 礼文島は日本海に位置する最北の離島。 高山帯ではないけれど冬の気象や地質的な特徴により高山植物が多数分布している。
花の浮島と呼ばれ、アイヌ語のレプン・シリ 沖の・島からきているのだそう。
 
 
大きなフェリーで座敷スペースをゲットできたので昨晩、稚内のスーパー 相沢食料百貨店で食パンやハム、チーズを買っていたのでサンドイッチ朝ご飯。 食べたら、みんなでごろり。
 
結構、船は揺れていた。 
 
船のライトかわいい
 
フェリーで2時間弱で礼文島着。 ここで忍野のKちゃんとも合流。
ここ礼文島だけにあるレブンアツモリソウというお花があって、その花のキャラクター あつもん。
 
 
 島に着いてすぐにKちゃんが折り返し出発するフェリー乗り場のお見送りに行こうと誘われ、行くと、桃岩荘ユースホステルのメンバーで名物の?!行ってらっしゃいをやっていた。 濃いなー。
 
 天気はあいにくの霧雨。 
フェリー乗り場の向かいの商店街 中山商店でおしゃぶり昆布づくり体験を。
店主の方の昆布の話が興味深くもっと聞いてみたくなった。
旅から帰ってきて少し調べてみた。
昆布の根っこは栄養分や水分を吸収する機能はなく、海底にしがみつくため。
昆布の茎の部分を根昆布と呼んでいて、アルギン酸が最も多く含まれていてネバネバ要素が強い部分。 この部分が一番強い出汁がとれるのだそう。
昆布の葉が光合成をして、栄養分や水分も吸収している。
市販されている昆布は茎に近いほど新しく、高級で良質のダシが取れる。
天然ものの昆布は昆布全体に太陽の光が当たるので頭からしっぽまで全ての身が厚く、どの部位からも濃厚なダシが取れる。
養殖物は海面側に根っこである頭の部分があって海底に向かって成長。沖合に設置されているため根の部分に太陽がよく当たり、しっぽの方は太陽が当たりにくい。
くじらぐもご飯を作る時に昆布は欠かせないものなのだけれど今度からまた見る目が変わりそう。 あの厳しい海で育ったものなんだ、海の中で揺られている様子を想像しながらお料理しよう。
 
まずは礼文町郷土資料館へ。 島の歴史を学ぶことに。
トドとアザラシの剝製がお出迎え。
 
 礼文島には縄文中期のものを中心として14か所の縄文遺跡が発掘されているのだそう。 発掘された土器や道具など様々なものが展示されていて見ごたえがあった。 貝で作った装飾品はとても美しく、見ていて飽きない。
とても印象的だったのはくじらの歯で作った女性像(腰に小さな子ども?を抱いている)とくまの像。
海獣や鳥の骨から作られた釣り針や道具も美しかった。
 
後半は近現代のもの。 私は食にまつわる道具がやはり気になる
 
 
 
 
 
 
 
 
昆布が
 
 
 
 
 
お昼はKちゃんおすすめの炉ばた ちどりへ。 ここのホッケのちゃんちゃん焼きはぜひとのこと。開店前に並んで炭焼きのできるテーブルに座るのがおすすめ。
 
ほっけのちゃんちゃん焼き定食とつぶ貝
 
 
焼けた所からほぐして味噌をお好みの濃さに絡めながらいただくのだけれどめちゃめちゃおいしい。
 
 
 
郷土資料館で厳島神社のお祭りがビデオに出てきて、広島出身の私たちは厳島に惹かれ行ってみることに。 急坂を上ると途中に鳥居と階段がある。
 
 
礼文島の固有種を含む高山植物や美しい花を手書きしたものが天井に。 42種一堂迎えてくれる。
 
左側の白い花がレブンアツモリソウ。 名前の通り広島 宮島の厳島神社と縁のある神社だった。
 
 
 天気が今ひとつだけれど雨はほぼほぼ気にならなかったので桃岩展望台コースを歩いてみようということに。 ここに行こうとしたらフェリーから降りて午前中のバスに乗らなくては行けなかったのだけれど、雨が降っていたので今日はあきらめていた。 でもこの天気なら行けそうな雰囲気。 時間的な制約もあったのでタクシーを捕まえたかったけれどなかなか難しい。 大型の観光バスが次々と桃岩に向かって登っていくのを見てうらやましくなった。
あきらめて民宿に向かおうとした矢先、空車のタクシーを捕まえることができた。 さてどうやら礼文島のお花に会いに行けそう・・・
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

 

 

北海道*最北の旅 一日目 稚内へ

 4泊5日で北海道の稚内・礼文島の旅に行ってきた。
花の島と言われている礼文島に何度も行っているKちゃんの推しと稚内にいる友人が後押しになって実現。
月曜日の夜中3時半に竜王駅発羽田行きのバスに乗って旅の始まり、はじまり。
 
 
もうすぐ旭川空港に着く。 飛行機の中からの景色もわくわくする
 
 
旭川空港からバスで旭川駅へ。 30分くらい
 
 
見渡す限りの麦畑や田んぼ。
 
 
 
旭川駅到着
 
本当は羽田から稚内まで飛行機便があるのだけれど鉄道好きのやーさんに合わせて旭川から宗谷線で稚内まで汽車で行く計画
 
 
うさぎやりすもいた
 
駅構内は広々として木がふんだんに使われていた
 
 
駅構内の菜の花というお店の旭川ラーメン。 おいしい。
 
アイヌの方をはじめ、先住民族の文化や考え方、暮らしにとても興味があるのでまたいつかそんな旅もしてみたい。
 
 旭川から宗谷線の汽車の出発まで3時間余裕があるらしい。 さてどうしよう。 旭山動物園は行けるけれど40分くらいしかいられないみたい。
ということで今度は富良野線で美瑛まで車窓風景を楽しむことに。片道40分くらい。
 
 
 
 
 
 
 
 
美瑛駅 たくさん外国人の観光客の方がいらしていた。 15分くらいでまたまた折り返し汽車に乗って旭川駅へ。
 
麦畑がたくさん。 こちらはまだ青々としている
 
そして今回の旅のやーさんの一押しの宗谷線へ
 
 
駅弁を食べるためにさっきのラーメンは半分こにしておいた。 海鮮わっぱといかめし。
 
宗谷線は特急で4時間。  この路線は廃線の候補になっているらしい。
道中、延々と森の中を通っていく。  一頭だけ鹿を見た。
 
そして稚内へ。 乗り鉄やーさんはうれしそう。 私は疲れでよろよろになりかけていたけれど、なんとサプライズで知里ちゃんとRくんがお迎えに来てくれていた。 久しぶりの再会で一気に疲れが吹き飛ぶ。 あー、まさかここでこんな形で会えるなんて。
 
日本最北端の線路。 駅の移設で使わなくなった。
 
稚内港北防波堤ドーム。 波よけ用に建てられたもの。
 
 
 
 
巡視船
 
夕ご飯は稚内駅近くのうろこ亭で知里ちゃん一家と。
たこしゃぶ定食。 瀬戸内もたこはたくさん採れるけれどこんなに大きくないしこんな風に食べないから新鮮な気持ち。
旭川のお酒 最北航路。 稚内は寒すぎて田んぼも畑も無く、酒蔵もないみたい。 
 
そして人生初のウニ丼。 甘くて口の中でとろけて感動。
ここは海の幸だけでなく宗谷牛のあれこれもあっていろいろ選べておすすめ
 
 
 
稚内駅近くのゲストハウス。 フェリー乗り場まで近いし、いいところだった
 
 
こういうサービスはありがたい
 
 
 明日は朝5時半には宿を出たいので今日は早めに就寝。
 

旅の前日

 

おらんとうの森の梅

 

熟したものは梅干しに。 青梅はシロップに。

 

 

 あちこち草刈りしたり、ブルーベリーなど実を摘んだり、余った野菜を浅漬けしたり。 やぎや烏骨鶏のご飯も多めに準備。

 

夜はお茶のお稽古。 この後、いよいよ旅に出発。

北杜自主上映会 サイレント・フォールアウト

画像は公式Facebookから

 
 
北杜市在住のNPO法人世界ヒバクシャ展共催のドキュメンタリー映画 アメリカ・ネバダの核実験による放射能汚染を実証しようとした女性たち。
果たしてどんな風に実証するのか、これからの未来を考えるきっかけにもなりそうです。
 

 

 

もちきびも芽が出てきた

 

伊豆大島の牛乳せんべい 

 

不思議なきのこ発見

 

田んぼにつがいの鴨を発見。 癒される

 

お赤飯

くじらぐもはピンク色のアジサイがないのであこがれる。 土を中性からアルカリ性にしないとピンク色にならないんだろうな。

 

 

 

クレマチスの花の後も面白い

 

 

 

とらちゃん3連発。 とらちゃんに会えるとうれしい

 

先日お店が17周年を迎えたのでお赤飯を蒸すことに。 蒸し器で作ったお赤飯。 小豆は浅川さん。 今回は山梨流で小豆をほんの少し甘くしてみた。 色は小豆の色。 しみじみおいしい。

 

 

 

恵み

左上からワイルドベリー 赤フサスグリ ジュンベリー ドクダミ焼酎漬け。

ブルーベリーも少しずつ色づいてきた。  

しっかり自然の恵みを生かすことのできる生活を目指していきたい。

 

 

カシワバアジサイ

 

 

ウチワサボテンの花 バラみたいに見える

 

ハルジオンの花畑

 

栗の花 あちこちから栗の花の匂いが漂っている

 

草や木の葉が大好きなこはるちゃん

 

クリンソウに会いに

今日はころぼっくる会議主催のクリンソウの群落を見に行く会に参加させていただいた。
明野の方に同乗させていただくことになっていたので張り切ってお家に伺ったら約束時間を一時間間違え、早く伺ってしまった。
新聞でも見ながらどうぞと言っていただいたので一時間のんびり過ごさせていただいた。
 
 
集合場所の野辺山駅に近づくにつれ、ハルゼミの声が。 山歩き中もハルゼミの声に包まれながら、歩く道は鹿が通る獣道を上っていくので、鹿のフンをたくさん目にした。 動物たちも歩きやすいルートがあってそこがちゃんと道になっているのが面白い。
 
 
 
鹿が食べた跡
 
ヤマクワガタ
 
沢沿いに歩いていく。 赤い花がクリンソウ
 
ミツバツチグリ
 
クリンソウ 
 
コバイケイソウ? 有毒植物。 若葉の頃、ギボウシの若芽と間違える事故をよく聞くので注意。
 
 
マタタビ
 
 
木がたくさん倒れていた
 
緑が美しい
 
クリンソウのナビゲーターのOさん
 
ニリンソウ?
 
大群落 葉は群生しているけれど花が少ない。 つぼみもあるし、毒があるのだけれど鹿が花穂だけ食べている。
 
 
 
 
 
残り物をぱぱっと詰めてきたお弁当。 地味だけれどおこわごはん、ひじきとフキ煮、大根葉きんぴら、かぶの塩昆布和え、浅川さん家のたまご。
 
 
 
ちえさんの後ろ姿がとても絵になっていた
 
 
 
 
ハクビシンにも会ってしまった。左上、見えるかな
 
枯草に隠れてしまった
 
 
深呼吸
 
 道中、イケマというツル性の植物があちこちにあり、有毒なのだけれど、アサギマダラという蝶が幼虫の時に食べるという話を聞いていたら、なんとアサギマダラがひらひらと飛んできてくれたのだ。
あっという間に去っていったので写真を撮る暇はなかったけれど、姿を見せてくれてとてもうれしかった。
アサギマダラは長距離移動することができるみたい。
 
オトシブミが卵を包んだ葉っぱも落ちていたり、自然の中を歩くといろいろな発見があって楽しい。
 
 また来年も参加できたらうれしい。 
前回行った時の様子 

 

くじらぐもおかげさまで17周年を迎えました

 今日は6月5日 くじらぐものお誕生日。

2007年6月5日に小さな種を蒔いて、今は鳥の巣や影を作れるくらいの木に育ってきてくれていたらうれしいな。

 

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そして2024年。

今日は朝から竹藪と格闘。  剪定したり、草刈りをあちこちやったり。

 

お昼ご飯

 

 

 

 

こはるちゃんともたくさん遊んだり、庭仕事のおかげでこはるのすきなものをあれこれあげたからおなかがパンパンになっている・・・

さつまいもの苗も植えた。

 

 夕方、少し遅くなってしまったけれどおらんとうの森へ。 梅をもぎに。

おらんとうの森の梅で梅干を作ってみんなで焚火で炊いたご飯でおむすびにして食べたくて、採りに行った。

 

 

おらんとうの森には梅の木が4本あって、2本は不作。2本は鈴なりになってくれていた。

 

 

先日みんなで植えたさつまいもの苗もたくましく根付いてくれていた

 

石窯

 

左側は燻製やピザを炭火で作っていた初代の道具

 

 

 

 

先日のイベントで満開だったキウイの花はもう終わっていた。

 

日々、自分の足元にあるものを大切にして精一杯過ごしていけたらうれしい。

どうぞこれからもよろしくお願いいたします。