北海道の旅  二日目 礼文島へ① | くじらぐもびより

北海道の旅  二日目 礼文島へ①

稚内から礼文島へ。 フェリーは6時半発。 ツアー客もいるので6時前に並ぶ。 知里ちゃん、Rくんと一緒に。
 
 礼文島は日本海に位置する最北の離島。 高山帯ではないけれど冬の気象や地質的な特徴により高山植物が多数分布している。
花の浮島と呼ばれ、アイヌ語のレプン・シリ 沖の・島からきているのだそう。
 
 
大きなフェリーで座敷スペースをゲットできたので昨晩、稚内のスーパー 相沢食料百貨店で食パンやハム、チーズを買っていたのでサンドイッチ朝ご飯。 食べたら、みんなでごろり。
 
結構、船は揺れていた。 
 
船のライトかわいい
 
フェリーで2時間弱で礼文島着。 ここで忍野のKちゃんとも合流。
ここ礼文島だけにあるレブンアツモリソウというお花があって、その花のキャラクター あつもん。
 
 
 島に着いてすぐにKちゃんが折り返し出発するフェリー乗り場のお見送りに行こうと誘われ、行くと、桃岩荘ユースホステルのメンバーで名物の?!行ってらっしゃいをやっていた。 濃いなー。
 
 天気はあいにくの霧雨。 
フェリー乗り場の向かいの商店街 中山商店でおしゃぶり昆布づくり体験を。
店主の方の昆布の話が興味深くもっと聞いてみたくなった。
旅から帰ってきて少し調べてみた。
昆布の根っこは栄養分や水分を吸収する機能はなく、海底にしがみつくため。
昆布の茎の部分を根昆布と呼んでいて、アルギン酸が最も多く含まれていてネバネバ要素が強い部分。 この部分が一番強い出汁がとれるのだそう。
昆布の葉が光合成をして、栄養分や水分も吸収している。
市販されている昆布は茎に近いほど新しく、高級で良質のダシが取れる。
天然ものの昆布は昆布全体に太陽の光が当たるので頭からしっぽまで全ての身が厚く、どの部位からも濃厚なダシが取れる。
養殖物は海面側に根っこである頭の部分があって海底に向かって成長。沖合に設置されているため根の部分に太陽がよく当たり、しっぽの方は太陽が当たりにくい。
くじらぐもご飯を作る時に昆布は欠かせないものなのだけれど今度からまた見る目が変わりそう。 あの厳しい海で育ったものなんだ、海の中で揺られている様子を想像しながらお料理しよう。
 
まずは礼文町郷土資料館へ。 島の歴史を学ぶことに。
トドとアザラシの剝製がお出迎え。
 
 礼文島には縄文中期のものを中心として14か所の縄文遺跡が発掘されているのだそう。 発掘された土器や道具など様々なものが展示されていて見ごたえがあった。 貝で作った装飾品はとても美しく、見ていて飽きない。
とても印象的だったのはくじらの歯で作った女性像(腰に小さな子ども?を抱いている)とくまの像。
海獣や鳥の骨から作られた釣り針や道具も美しかった。
 
後半は近現代のもの。 私は食にまつわる道具がやはり気になる
 
 
 
 
 
 
 
 
昆布が
 
 
 
 
 
お昼はKちゃんおすすめの炉ばた ちどりへ。 ここのホッケのちゃんちゃん焼きはぜひとのこと。開店前に並んで炭焼きのできるテーブルに座るのがおすすめ。
 
ほっけのちゃんちゃん焼き定食とつぶ貝
 
 
焼けた所からほぐして味噌をお好みの濃さに絡めながらいただくのだけれどめちゃめちゃおいしい。
 
 
 
郷土資料館で厳島神社のお祭りがビデオに出てきて、広島出身の私たちは厳島に惹かれ行ってみることに。 急坂を上ると途中に鳥居と階段がある。
 
 
礼文島の固有種を含む高山植物や美しい花を手書きしたものが天井に。 42種一堂迎えてくれる。
 
左側の白い花がレブンアツモリソウ。 名前の通り広島 宮島の厳島神社と縁のある神社だった。
 
 
 天気が今ひとつだけれど雨はほぼほぼ気にならなかったので桃岩展望台コースを歩いてみようということに。 ここに行こうとしたらフェリーから降りて午前中のバスに乗らなくては行けなかったのだけれど、雨が降っていたので今日はあきらめていた。 でもこの天気なら行けそうな雰囲気。 時間的な制約もあったのでタクシーを捕まえたかったけれどなかなか難しい。 大型の観光バスが次々と桃岩に向かって登っていくのを見てうらやましくなった。
あきらめて民宿に向かおうとした矢先、空車のタクシーを捕まえることができた。 さてどうやら礼文島のお花に会いに行けそう・・・