残暑お見舞申し上げます。
会社員と心理カウンセラー、二足のわらじ。りんご🍎です。
皆様。お盆休みはいかがお過ごしでしょうか?
私の8連休は予定を入れずにその日暮らしで!のはずが、
あれよあれよと予定が入りまして・・
さて、今日も先週に続いて心理ゲームをテーマについて書いてまいります!
#13 悩み相談。では、「Yes But」、
先週は、「キックミー」 の心理ゲームをご紹介しました。
心理ゲームというのは、仕掛けたほうも、仕掛けられた方も嫌な気持ちになるやりとり。
やめたいのにやめられない「人間関係や行動のパターン」のことでしたね。
ターゲットとなる相手(カモ)をみつけて、相手を刺激して、ゲームを仕掛けて、相手のネガティブな感情を挑発して、ゆがんだ形でストロークをもらうというものでした。
なぜ、心理ゲームを展開してしまうのか?
相手を意識的に操作しようとする場合と無意識的なものがあるといわれています。
意識的にというのは、相手をおとしいれる、あるいは、だます、嫌な思いをさせるという
意図があってのことなので、なんとなくお分かりかと思いますが・・。
無意識に、というのは、「自分のコンプレックスや、不安などによるこころの破綻を守る」ため。
どんなコンプレックスを守っているんでしょうか?
先週ご紹介した心理ゲームキックミーを例にとって、「無意識にこころの破綻を守る」という行動を分析していきましょう。
女性は、本当は彼のことが好きで、本当はもっとデートしたいと思っています。それなのに、キックミーのゲームをしつこくしかけて、嫌われる結末をむかえてしまう。
しかも今回だけでなく、何度も同じことを異性に繰り返している。
彼女のコンプレックスとは?
幼少期に形作られた性格、くせとは?
彼女には妹がいました。彼女が3歳のころにうまれた妹。
お母さんもお父さんも、生まれたばかりの赤ちゃんに夢中です。
彼女が、泣いても、笑っても、何をしても、生まれたばかりのかわいい妹への注目を自分の方に向けさせることができません。
彼女は、わざとお母さんとお父さんが嫌がることをします。
「食事中に飲み物をこぼす」
「お友達に意地悪をする」
「うそをつく」
こんなことをした小さな彼女に、お母さん、お父さんは、
「なんてことするの?!ダメでしょ。もう!」とダメな子のレッテルを貼ったのです。
彼女は無意識ですが、わざと「ダメな子」になりました。
自分では、犠牲者になった気持ちです。
犠牲者なのだから、構われない、注目されなくても仕方ない。
犠牲者になることで、構ってもらえない、注目されない自分の”かわいそうな心”を守ってきた。
ダメな子、としても、親にみてもらえた・・。全く見てもらえないよりまし。
そういう無意識もあったかもしれませんね。
こんな風にコンプレックスは出来上がっていきます。
「愛情をくれなかった、承認してくれなかった親」の仮面を、今そこにいる、大好きな彼や、家族、友人にかぶせて、無意識に心理ゲームをしているのです。大切で大好きな人にこそしかけてしまうんですね・・。
ぜひ、こんな風にやってしまっているご本人に気が付いてほしい~
愛する人たちに嫌な思いをさせて、最悪の場合にはお別れすることになってしまう悲しい心理ゲーム。
今日のこころのお話はここまで。
心理のちょっとかためのお話にお付き合いいただいて、ありがとうございました!
皆様の元気スパイスになりますように。
PHOTO by maui dream
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