(6)2012年8月 輪島訪問記・わいちギャラリーと、古込和孝氏の漆芸展のご案内
(5)2012年8月 輪島訪問記・中道家の漁師飯
アマダイのお刺身。
お漬物は、わじまの水塩で浅漬けしたキュウリとミョウガ。イカの焼いたの。
全般的に、しょっぱい味付けのものが多いのですが、たばこも吸う、安い焼酎を1日1リットルは飲む、食べてすぐ寝るという不健康な生活をしている中道さん、血圧も正常、肝臓の値も正常、肺活量も正常、いたって健康。
ダニエラさんと愛犬・リュウと一緒に、記念撮影。
ごちそうさまでした。
(4)2012年8月 輪島訪問記・舳倉島で泳ぐの巻
(3)2012年8月 輪島訪問記・舳倉島でダニエラ志賀さんが注目したもの
海女さんも出ていました。
すると、ダニエラさん、塩については、「加熱した結晶塩は身体に悪い、ガラスのような結晶になり、細胞を傷つける」「日本の人はほとんどそのことを知らない」とおっしゃって、手を取り合って、意気投合しました。
ダニエラさんも、実際にこのような針状の結晶をご覧になるのは初めてだったそうで、エキサイトしていらっしゃいました。
海水のミネラルというのは鉱物で、食用の塩はそのごく一部なのだと改めて考えさせられますね。
(2)2012年8月 輪島訪問記・揚げ浜式製塩法と「わじまの海塩」の製塩法
今日は、8月24日(木)のレポート。
1日遅れてこの日から、東京からお客様が登場。順天堂大学大学院・加齢制御医学講座・協力研究員のダニエラ志賀さん。

8月18日にお会いしたときに、「来週、輪島や舳倉島に行くんです」と伝えたら、「私も行きたい!」とスケジュール帳を確認し、その場で、飛行機のチケットとホテルを予約なさって・・・、その判断力、行動力に、こちらもびっくりしました。
ダニエラさんに来ていただく以上、この旅の目的を以下のように決めました。
・能登の伝統的な製塩法を知り、「わじまの海塩」の製塩法の違いを理解していただくこと。
・「わじまの海塩」の製塩士・中道肇氏と会って話して、その、人となりやこだわりを理解していただくこと。
・「わじまの海塩」の原料の海水を取水している舳倉島の自然や海のエネルギーを感じていただくこと。
・そして、能登の歴史、食、伝統工芸を知っていただくこと。
以上、4点です。
そこで、最初に行ったのが、輪島市内にある伝統的製塩法、揚げ浜式塩田。

「輪島塩」という名称なんですが、「わじまの海塩」とは別物です。
盛土の上に、海水が地下に染み込まないように粘土などで防水層を形り、その上に粒子の細かい砂を敷き詰めてあります。

体験コーナーで、砂に海水を撒くのをやってみました。
ダニエラさんが挑戦。

海水をたっぷり汲んでしまうと、それだけで重くて持ち上げるのも大変です。

なかなか、遠くに均等に撒くのが難しいのです。
私もやってみました。

海水は、ほとんど真下に落ちてしまいました・・・。
このような作業をして、砂の上に海水を丁寧にまき、頻繁にかき混ぜながら、天日と風により充分に水分を蒸発させていきます。
何日間か続けたあと、その塩砂をかき集めて、海水で洗って鹹水とし、それを製塩釜で煮詰めていきます。
煮詰めていくと、まずこのような灰汁が出るので、その灰汁を取り除きます。
こちらの施設では、その後、脱塩装置で濾過しているそうです。
そして、平釜で、煮詰め、塩を結晶させます。
結晶した塩。
この塩の木箱で、塩を枯らし、溜まった水をたらいに集めます。
これがにがり。こちらの施設のにがりは、オレンジがかっていました。
よく晴れた日でも、午後に洗濯物を干しても、渇きが悪いように、湿気を含む午後の風、秋から冬の風では、海水が蒸発していきません。
揚げ浜式塩田法は、限られた季節、限られた時間、限られた天候のときだけの作業になります。
昔の人は、こうして苦労して、塩を作ってきたのですね。
でも、このような生産性の低い製塩法では、日本人の人口を賄うことができません。
塩を国産で安価で大量生産したいという思い・・・それで生まれたのが、イオン交換膜製法による精製塩だったのです。
この揚げ浜式塩田を見たあとに、ちょっと観光もして(その様子はまた後日に)、次に「わじまの海塩」の製塩所へ。
「わじまの海塩」の製塩法をご紹介しましょう。まず、こちらは、室内でやっています。
海水の上からのオリジナルのランプで熱を照射して、熱と風の力だけで、低温で海水を蒸発させ濃縮させていき、塩分濃度が28%になると浮かんでくる結晶、それが「わじまの海塩」です。
揚げ浜塩田の製塩法を知ったダニエラさんから、「中道さんはちっとも働いていないですね」と笑われてしまったほど、自然の力だけで作っています。
「人は、自然の力に、ちょっと手助けしてあげるだけでいいんだ」というのが中道氏のポリシーです。
わかりにくいですが、海水の表面に浮かんでいる結晶は透明なクリスタル。割れて光の反射で白く見えます。
残った液体(にがり)も透明です。
結晶した塩を集めるのが肉体労働。
スコップを持って記念撮影。
ダニエラさんにも、能登の伝統的な製塩法と「わじまの海塩」の製塩法の違いをご理解いただけました。
明日は、メインイベント、舳倉島訪問記をレポートしますね。
(1)2012年8月 輪島訪問記・輪島大祭(キリコ祭り)編
8月22日~25日には、輪島の海士町、河井町、鳳至町、輪島崎町のお祭りがあり、まとめて「輪島大祭」と言われています。
製塩所の様子を見たりもしましたが、主に、この輪島大祭を楽しみ、能登の観光を楽しみ、「わじまの海塩」のふるさと・舳倉島にも行って海を楽しむという夏休みでした。
今日は、8月23日の海士町と河井町のお祭りをレポートします。
まずは、海士町のお祭りから。
海士町のお祭りは、舳倉島にも、輪島市内の海士町にもある、奥津比め神社という神社のお祭りです。
前日の8月22日にこの神社からお神輿が出て、御仮屋で一晩過ごし、8月23日に戻る、というもの。
輪島市にある砂浜・袖ヶ浜キャンプ場。

お神輿をかついで海に入るのが、漁師町のお祭りらしい風習です。
そして、顔に紅を塗り、赤や青の腰巻で女装した男性が、御神輿をかつぐという風習。

舳倉島にいる女神と輪島市内にいる男神がたいまつの明かりを頼りに年に1度会うというのがいわれだそうです。
海に入っていきます。

沖へ進もうとする神輿を、子供達が綱を引いて陸地へ戻そうとするやりとりがあり、そのやりとりが長ければ長いほど、その年は豊漁になるとされているそうです。

海に入っては、出て、入っては、出てを繰り返し・・・。
そして、また、御仮屋に向かってお神輿が運ばれていきました。

お神輿の上にあった、神様が宿っているという鳥の飾り物を外して、奥津比め神社のお宮に戻っていきました。

この後、夕食を食べ、その後、河井町のキリコ祭りと松明神事です。
河井町のお祭りは、重蔵神社のお祭りです。
神社の境内に、キリコが並びます。

キリコというのは、炎暑において厄払いや豊作豊漁に感謝して、お神輿にお供する縦型長方形の大きな御神燈のこと。

「灯りの山車」とも呼べる山車の一種で、人間がお神輿のように担ぎ上げて移動するものです。
キリコの役割は基本的に神輿に随行するもので、夜間に渡御される神様の足元を照らすための灯り、また、海の向こうから祭禮の日にやってくる神様を迎えるための灯り、竜燈としての役割があるということです。
町の中の「組」ごとに、いろいろな形、文字、形のキリコがあります。
21時を過ぎると、キリコはお神輿の前後を道案内するように、1台づつ、重蔵神社を出て、マリンタウンの広場へ練り歩いて行きます。
23時ごろには、全部、マリンタウンの広場に集まりました。

そして、松明神事。
高さ12メートルほどの松明(たいまつ)。松明の上に3本の竹が刺さっていて、その先には、神様のお祓いを受けた御幣がついていて、松明が倒れると若者たちが一斉に御幣の奪い合いをします。

下に火をつけ、下から上に火が登っていき、松明が倒れる間に、お神輿が3周走って、松明の回りを回ります。
松明が倒れ、人が集まって、御幣の奪い合い。

今年は、離れて見ていたので、あっという間に終わってしまいました。
明日は、能登の伝統的な揚げ浜式製塩法の塩田と、わじまの海塩の製塩所をレポートしますね。
ジュースやスムージーのお供に「ジュースにプラス! リキッドソルト」
今、大きな本屋さんへ行くと、生絞りジュースとスムージーの本が流行っていますね。
リアルにつながりのある方々が、ジュースやスムージーに注目なさっています。
今、スムージーを作るミキサーも、大型のものから一人用のものまで、いろいろ出ていますね。
これは、ベビーリーフと生のブロッコリーとオクラと、パイナップルを入れたスムージー。
そして、ジューサーは、ブログを通じた交流会で親しくなった「ゆみまる。」さんから、お試しにと、借していただいた、低速圧搾ジューサーを使っています。
そこで・・・、「わじまの水塩」の新ラベルを作りました。
「ジュースにプラス!リキッドソルト」です。
野菜やくだものに含まれている水分と、良質なミネラルは、腸内環境を整え、細胞から若返らせますね。
9月29日(土)「食べられる素材で作る手作りコスメと野菜たっぷりディナーの会」のご案内
・芳香蒸留水は精製水、ハーブティーや緑茶でも置き換え可能。自宅に戻ってからも自分なりに応用が効くレッスンです
→ http://my.formman.com/form/pc/VIJDuV99nuwmmaFj/
☆心を元気にするお食事コンシェルジュ&発酵ファシリテーター
新商品「ジュースにプラス!リキッドソルト」
このジュースやスムージーに、「わじまの水塩」が合うというお客様の声から、この使い方に特化した新ラベルを作りました。
(内容は「わじまの水塩」と同じなんですけど、ちょっとイメージが変わる、かわいいラベルでしょ。)
●美味しくなります
トマト、キャベツやスイカに塩味が合うように、野菜や果物のジュースに塩味が加わるとおいしくなります。ニンジンや小松菜、青汁など、少し苦味のあるジュースも飲みやすくなります。
●均等に混ざります
結晶していない液体タイプの塩なので、すぐに均等に混じります。
●ミネラル補給になります
○生産地・製造方法
「ジュースにプラス!リキッドソルト」は、日本海・能登半島の輪島から約20km 沖の無人島七ツ島海域の清涼な海水を使用しています。
釜で炊かず、低温でじっくり蒸発させ、苦味やエグ味の元となる成分を取り除きました。
酵素の働きを助けるマグネシウムを 始めとした海水由来の天然の水溶性 ミネラルを含んでいます。
○一般のお料理にも使えます
マグネシウムは、酵素を活性化させ、肉や魚のたんぱく質を分解し、‘うま味’を生みます。
本品は、日本人に不足しがちなマグネシウムの割合が多いので、たんぱく質の多い肉料理や魚料理、卵料理にも適しています。
料理の味付けや下ごしらえに、数滴かけるだけでも、素材のうま味がぐっと引き立ちます。
○成分(100ml中)
ナトリウム: 8490mg
・小さじ1杯(5cc)で食塩相当量1gが目安です。
青汁や、市販の人参ジュースなどにも合いますよ。
お求めはオンラインショップからどうぞ。