(6)2012年8月 輪島訪問記・わいちギャラリーと、古込和孝氏の漆芸展のご案内
輪島訪問記。今日は、輪島の朝市の通りと並んでいる「わいち通り」の中にある漆器の「わいちギャラリー」。
この建物は、もと漆のぬし屋さんの建物だったそうです。
こちらのギャラリーには、珠洲焼の作品や、輪島キリモトさんの作品などが展示・販売されています。
ギャラリーで働く古込さんと、順天堂大学大学院・加齢制御医学講座・協力研究員のダニエラ志賀さん。
この古込さんのだんな様は、私のブログにときどき登場する漆芸家・古込和孝さん。
こちらのギャラリーには、作品を置いていないということなので、何か見せてくださいと、わざわざ持ってきていただきました。
最新作、桜のもようの「座興杯 日和」。
まん丸なんです。半分に分かれて、ふたをあけると・・・・
マトリョーシカのように、さかずきが重なって入っていました。
最後に、小さな白いさいころが入っています。このさいころを振って、出た目の数に合わせて、
杯を選んで飲むという座興。
さいころの目を桜の花にするか数字にするか、ご購入のお客様に選んでいただいてから完成させるということでした。
さかずきの敷き物にしてしまいましたが、こちらのお盆、プレートも、ちゃんとした作品です。
ススキの葉のふわふわ感は、輪島では一子相伝の技法「毛彫り」の技術を持っている古込和孝ならではの表現です。
このプレートは5枚セット。秋の草花を描いたプレートも素敵です。
古込和孝さんとダニエラさん。
こちらの古込和孝さんの作品展が、昨日9月5日から11日(火)まで、日本橋三越で開催中です。
ここでご紹介した作品が展示されます。ぜひ、まじかでご覧になってみてください。
「古込和孝 漆芸展」
会期:2012年9月5日(水)~11日(火) 10:00~19:00
会場:日本橋三越 本館5階 特選和食器コーナー