俳句銀河/岩橋 潤/太宰府から

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日本時間8月25日18時40分頃、南太平洋のバヌアツ共和国アンバエ島(アオバ島)のアンバエ火山(マナロ山)で大規模な噴火が発生。

 

気象衛星ひまわりの観測で、噴煙が海抜高度約1万5千メートルに到達したと推定されている。

 

アンバエ島はそれ自体が火山

 

気象衛星ひまわりの赤外画像で噴火直前から見てみる。

 

25日18時30分(噴火の約10分前)

左下はオーストラリア大陸北東部、バヌアツ共和国は画像の右側

バヌアツ火山噴火、衛星画像で噴煙確認

アンバエ島付近を切り抜き・拡大

アンバエ島衛星画像、噴火前の空撮

 

25日19時00分

アンバエ島の南東部付近の海に噴煙(白い丸の形)が現れる

バヌアツ諸島上空の衛星画像

 

25日19時30分

噴煙がよりはっきりと現れる

アンバエ火山噴火、気象衛星ひまわり観測

 

25日20時00分

噴煙が風で東へ流される

バヌアツ火山噴火、衛星画像

 

25日21時00分

アンバエ火山噴火、衛星画像で噴煙を確認

 

25日22時00分

噴煙の大規模な放出が終わる

バヌアツ アンバエ火山噴火 衛星画像

 

25日23時00分

噴煙が薄れていく

アンバエ火山噴火、衛星画像で確認

 

26日00時00分

バヌアツ共和国アンバエ島噴火衛星画像

 

 

一昨年(2024年)のインドネシア・ルアング火山噴火の方がはるかに規模が大きかった。

 

 

台風18号は25日22時現在、沖永良部島のすぐ南東の海上にある。

 

東シナ海を西へ進み、28日頃に大陸に上陸する見込み。

 

 

 

フィリピンから東に離れた海上には巨大な低圧部(モンスーントラフ)があって熱帯低気圧が発生しやすい状況にあり、気象解析予測サイト earth は29日頃に台風が発生する予測を出している。

 

気象衛星ひまわりの赤外画像:25日22時

フィリピンの東にある巨大な低圧部で活発に積乱雲が生まれている

台風18号の衛星画像、沖永良部島付近

 

earth による実況解析図:25日22時

北太平洋の低緯度に巨大な低圧部が見られる

台風18号、熱帯暴風雨 LALA と ISELLE があり、低圧部では熱帯低気圧が続々と発生する状況

台風18号、LALA、ISELLEの気象衛星画像

 

 

以下は earth による実況解析図と予測図。

 

実況解析図:25日22時の地上・海上の風

18号は沖永良部島付近にある

台風18号の気象衛星画像:進路予測

 

予測図:26日15時の地上・海上の風

台風18号、沖永良部島付近の気象予測図

 

予測図:27日15時の地上・海上の風

低圧部で反時計回りの渦が形成され始めている

台風18号の進路予測図と風の状況

 

予測図:28日15時の地上・海上の風

熱帯低気圧が発生

台風18号の進路予想図、気象衛星ひまわり赤外画像

 

予測図:29日15時の地上・海上の風

急速に発達して台風に

台風18号の進路予測図

 

予測図:30日15時の地上・海上の風

沖縄本島に接近する予測

台風18号の風況解析図、進路予測

8月24日、欧州の気象機関 Copernicus Climate Change Service は22日の世界の1日平均海面水温が観測史上(1979年~)最高の 21.10℃ になったと発表。

 

世界の気象解析予測サイト earth で最新(8月23日21時)の海面水温異常の実況解析図で見てみる。

 

海面水温異常の実況解析図

・世界

異常高温の海面水温分布図

海面水温異常解析図:世界各地で高温

・日本近海

海面水温異常図:日本周辺の高温域

 

過去のデータによる「平年並」と比べて、世界の大部分の海面が異常高温になっていることが分かる。

 

黄色で示された異常高温が著しい(平年比 +3.0℃ 以上)海域は、スーパーエルニーニョが起きている南米から西へ延びる赤道上と日本の北東の海域と日本海で特に目立っている。

 

日本の北東海域で異常高温の程度が最も高かったスポットでは、平年比 +7.0℃ 以上もあった。

 

今、日本はサンマが不漁だが、北の海から回遊して来る「南下群」(サンマ漁の中心)がこの異常高温のために日本へ近づけないでいると考えられる。

日本周辺での台風の進路でよく知られているのは、発生後まず北西へ進み、沖縄と同じ緯度を通過した後に右カーブを描いて北東へ進むコースで、そのコースに最も貢献しているのが太平洋高気圧。

 

台風が本州(付近)を北上するにつれて、偏西風(特に強いのはジェット気流)に流されて速度を上げていく。

 

ところが今年の夏は、太平洋高気圧の位置や勢力が例年とは大きく異なり、スーパーエルニーニョ、モンスーンジャイア、寒冷低気圧(寒冷渦)などの気象現象と複雑に作用して、猛暑(酷暑)、ゲリラ豪雨、集中豪雨に見舞われた。

 

台風が平年以上に発生しているだけでなく、茨城県に観測史上初めて台風が上陸して西へ進み朝鮮半島東岸まで達した。

 

今日の時点でも日本の南岸に太平洋高気圧の大きな張り出しはなく、北海道から東北地方にかけて高気圧(中心気圧 1016 hPa)が見られるくらい。

 

気象庁:23日03時の実況天気図

日本付近の天気図、台風進路予測

気象庁:25日21時の予測天気図

太平洋高気圧(中心気圧 1016 hPa)が日本の東から南岸まで張り出す

気象庁:台風進路と太平洋高気圧の図

 

 

以下は、earth が23日09時に発表した風の解析図で、今週中に日本の東から太平洋高気圧が勢力を増してくる予測になっている。

 

23日09時における地上・海上の風の実況解析図

北海道から東北地方にかけて高気圧が見られる

台風18号と熱帯低気圧、LALAの気流解析図

 

28日03時における風の予測図

地上・海上

優勢な太平洋高気圧(中心気圧 1021 hPa)が日本の東から南岸まで張り出す

細長い低圧部(モンスーントラフ)が見られる

台風18号と太平洋高気圧の進路

上空約 1500 m 付近

台風進路と太平洋高気圧の風解析図

上空約 3500 m 付近

太平洋高気圧と台風の進路

上空約 5000 m 付近

台風進路と偏西風の解析図

上空約 10000 m 付近

ジェット気流と気象解析図

 

今後日本へ北上してくる台風は、右カーブを描く通例の進路を取ると考えられる。

 

フィリピンから東に離れた海域にモンスーントラフがあり、まだしばらくは熱帯低気圧/台風が続々と発生するだろう。

earth が22日21時に発表した、台風18号の27日15時までの予測。

(earth の風に関するデータソース:Global Forecast System; GFS)

 

27日15時の予測勢力は、中心気圧 963 hPa、最大風速 37 m/s(シンプソンスケールによる1分間平均)。

 

27日15時までの24時間の進路予測図

台風18号の進路予測図(25日15時~27日15時)

 

26日09時頃に沖永良部島を通過した後、ゆるやかに南西へターンする予測になった。

 

台風が最も北上するのは26日12時頃(上図の●)の予測。

 

台風が安定して南西への進路を取る大きな原因は上空約5千メートル付近の風の流れで、台風の西に接する時計回りの風の流れが強い一方で、台風の東に接する時計回りの風の流れが弱まっていく予測。

 

そのため、台風はその西に接する時計回りの風の流れに乗って南西へ進むと予測される。

 

予測図:27日15時の上空約5千メートルの風の流れ

台風18号の進路予測図(27日15時)

 

 

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