さすが、「ほほえみさわやか カナリー・ガール」※。ワタシもかわいいシマエナガになって、奈保子ちゃんのまわりを飛び回って、ピーチクパーチク囀ってます。
※御存知、デビュー時のキャッチフレーズ。
とうとうやってきました。
「四〇年遅れの推し活」を始めて初めての、現役当時にその存在を知らず、ゆえに当然現物を所持しておらず、電子書籍化もされていない出版物が。
幸いネット古書店で購入することができました。ありがたや、ネット時代。実店舗の古書店を探し回り歩き回って、手に入れようと思ったら大変ですよ。
出版物としての形態は「中綴じ」の雑誌サイズ、まるごと河合奈保子のいわゆる「ムック」。写真集&エッセイ集。
水着は一切なく、ゆえに純真なファン向きの内容ですが、買ってよかった!
流石は奈保子ちゃん。あなたの言葉は刺さる。刺さることを仰いますよ。
=胸=ムネ
胸のこと言われるとすごく恥ずかしいんです。水着のときはもっと恥ずかしい。だから細く見える洋服を捜してます。
――巻末「奈保子辞典」より
これもそのひとつです。
チクチク、胸が痛みます。
奈保子さんは、ひとを責めるようなことは云いません。そういうひとです。「恥ずかしい」と云う。
でも、これは、ワタシのような者が、しっかりと心して、胸に刻んでおかなければならない。これは「セクハラ」なんですよ。この言葉は、まだこの当時には存在しませんでしたが。
人前では笑って応えていても、きっと傷ついていたでしょう。時に独り涙することも、あったに違いありません。
――どの口が云ってんだ? そう云われそうです。
そのへんのところを、ワタシがどれほど「からかい」交じりに云ってきたか。
愛があれば赦されるというものではない。よくわかっています。
わかっていて、やめることができません。その点で、ワタシは「忠義のファン」には成り切れません。
昔のように、故意に「ビーンボール」を投げることはしません。昔はやりました。言葉の危険球を投げつけたことも幾たびか。荒んでました。愚かで恥ずべき所業だったと、いまでは反省しています。
でも内角ギリギリ、際どいゾーンにボールを投げることは、これからもあるでしょう。書き屋として、表現者として。このことは赦しを乞うしかありません。
もうッ、ほんッと、エッチなんだからッ!?
ワタシなりに節度をわきまえつつ、そんな風にホッペを膨らませたワタシの心に棲む脳内奈保子さんに、ハリセンを張られる程度の戯れを続けることは、どうか赦していただきたいと思います。ゴメンね? ゆるして?
フォトについてもコメントしておくと、何気に裏表紙のそれが好きです。
ワタシの中の奈保子マイベストフォトに、またひとつ新たな一枚が加わりました。
お別れは、この曲。多摩市・カナメさんからのリクエスト、河合奈保子『微風(そよかぜ)のメロディー』。今回はどうしようかなと思いましたが、ありましたよ、しっかり奈保子さんのシングルで! もしかして、未来の歌を予見してました?