今日12月10日は、43年前の1980年、河合奈保子の三枚目のシングルが発売された日です。
多摩市・カナメさんからのリクエストはもちろん、河合奈保子『愛してます』。
 

 

愛してます 泣きたいほどあなた

いまのワタシに、詞が沁みます。

今まで会った人達 消えてしまうほど好きよ

ごめんなさい、消えはしません。愛したアイドルたちのことは。でも、大好きです。

あなたが誘う方へと傾いてゆく ああ、私

別に本人から誘われたわけではありません。ワタシが勝手に傾いていってます。

海へ続く坂道 はるかギリシャの小舟
あなたは黙る私も黙る ヨコハマ


坂道は海へ続いていると云えなくもない。でも、横浜はちょっと遠い。

ピューロランドの風は 千葉のDより甘い

だもので、ワタシの脳内で自分仕様にローカライズしたりもします。

かまわない、今何言われても かまわない、私はついてゆく

歳をとると自分の青春期に戻る――。いまのワタシの身に起きていることは、たぶんそういうことなんだろうと思います。傍目には、さぞ滑稽なのかもしれません。でも、だからどうした。ワタシはいま河合奈保子に夢中なんだ。奈保子ちゃんが誘う方へと傾いていってんだ(誘われてないけど)――そう云うしかありません。
人生は短い。やりたいこと、やらにゃあ。五十を過ぎて、ついでに入院もして、とみにそう思うようになりました。

それに彼女の現役時代――ワタシの中学高校時代のキャリアは、ほとんど関係ありません。あの当時のワタシは、河合奈保子というアイドルをただビジュアル・ルックス面でしか消費していませんでした。本当に申し訳なかったと思います。河合奈保子の魅力、凄さをこの現代に知った、40年遅れの新米ファン、「にわか奈保子」です。

歌手・河合奈保子が歩んだ道を、当時と同じタイミングで、同じ時間をかけて追いかける。ある意味「追っかけ」です。人生の晩年を懸けた「推し活」です。心配事があるとすれば、最後まで生きてられるかどうかです。がんばって、健康には気をつけたいと思います。

NHK朝ドラ『ブギウギ』は、この現代に「笠置シヅ子」をフィーチャーし、社会的関心事にしました。
ワタシはネットというパーソナルなメディアによって、80年代の昭和という近過去にアクセス、「河合奈保子」に個人的関心を抱くに至りました。結果、こうして彼女をフィーチャーしています。
この現代に、河合奈保子(の歌)をパワープレイしている人はそうはいないでしょう。気分がいいと云えなくもないですが、ちょっぴり寂しくもあります。縁あって、このブログをご覧になっている方には、一人でも二人でも、奈保子さんの歌にお付き合いいただけるとうれしいです。
海が鳴るゥゥゥ~♪

多摩市・カナメさんからのリクエストのエンディングはB面、『そしてシークレット』。
今日、初めて聴きました。なにしろ写真集は買っても、レコードは買わなかった不届き者だったもんで。本当にごめんなさい。
「はじめての出来事」という詞にドキッとします。まさに「秘め事」。この年頃の女の子だからこそ歌える、歌うからこそのインパクトってありますよね。