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かわいいのもらいました~
パグぬいぐるみ

自分が全体で何位とかは、あんま気にしませんが、
不特定の人向けに書いてる内容上、
どれがアクセス多かったかは気になるところ。
今回は法律英語のたましさんの真似をして、
そんな5月のランキングをご紹介します。
テーマ別
1. 英語で読むタオのプーさん
2. 英語ワンポイントアドバイス
3. 英語メンタルアプローチ
記事別
1. 英語・2人の朝の会話
2. 英語で読むタオのプーさん 第5章
3. 和訳・海外からの応援メッセージ
4. 英文・イタリア旅行での出来事
5. 英語・GWの後の会話③
6. 第83回アカデミー賞完全和訳中継
7. 英語・レストランでの会話の詳細
8. 感動のほんとの秘訣
9. 初心者は日本語を英語風に①
10. Impression of Personality & Character
検索ワード別
和訳・海外からの応援メッセージ
英語 繰り返し言葉
タオのプーさん
注目は『GWの後の会話』
グレッグのナンパ話が他の2回を上回ったのが
なんとも言えませんね:p
プーさんも英語系ではグーグルでトップに来るようで
驚いてます。(誰も書いてないってこと?)
『朝の会話』『レストランの会話』もロングランです。
NZのAIさんの真似してワシも6月の抱負を。
『も少し文を短くして、分かりやすく』
『ケータイでも読めるようシンプルに』
でも言いたい気持ちが強いとつい長くなるんだよね…
これからも記事とつぶやき半分でやってくと思います。
どうぞよろしくお願いします~!
さて次回は初めてアメンバ向けの爆弾記事を投下。
もし興味があったり、ワシの意見を聞いてくださる方、
どうぞこの1回のために
アメンバになってください。
挨拶も何もなしで。こちらも返事しませんので。
読んで感想や議論など展開くだされば嬉しいです。
なお最初の方々の反応で限定を外すかもしれません。
また後で記事や登録を削除することもありますので
ご了承ください。
タイトルは『Guilty balls, lose'em!』去勢の話です。

Empty Room
前回帰ってみて、これなら大丈夫と思ったのか、東京にいるよりやっぱり農作をしながら
のんびりしたくなったのか、はたまたひとりで放っておいたご主人が(ワシの友達の兄)
浮気でもしそうになったのか(笑)、;
まだ早いんじゃない?というワシらの意見に丁重にタテをつき、
サクサク引越しの準備をしたようです。
息子さんたちは大学なので、近くのアパートか寮に移りたいようです。
やっぱりいくら安全で便利とは言っても、人は何もしないでは暮らせないもの。
;経済的なことではなく、自分の仕事というものがいかに生きる甲斐を作っているか、
;あらためて分かったような気がします。
人はよく、食べてくために働いてるんだといいますが、
これはお金を稼いで家を維持し食料を買うためだと思いがちです。
でも経済的にまあ何とか食べられるだけの収入(といっても豪遊も出来ず、
海外旅行し放題でもないくらいの)があったら、人は遊んで暮らせるもんでしょうか?
知恵がついて、世間と付き合うようになったら、仕事と呼べるものがないと
貧乏以上につらい思いをするんではないかと思います。
人のうわさがどーのこーのってんじゃありません。
自分が何か世の中の役に立ってるかどうか、人に喜んでもらってるかどうか、
そんなことが気になるんではないでしょうか?
いわば社会の枠から外れて、帰属意識が危険にさらされて、
いわゆる群集の中の孤独を味わうことになりそうです。
こうしたことはきっと、会社を定年退職した方々がある期間たったあとで感じてることでしょう。
人間何かやることがないとろくでもないことを考えると言いますが、きっと死にたくなったり、
グチっぽくなったり、無意識に健康を保つこともやめてしまうんではないかと思います。
まあこういう人たちはためた貯金と退職金で、堂々と趣味に生き、
今まで出来なかったことを楽しむ計画をなんの気兼ねなしにできるでしょう。
しかし、まだ働ける、やりたいことがあるという場合は、
お金に困っていなくても自分の『仕事』というものを持ちたいと願う思います。
言ってみれば仕事とは、食べていくためのものだけではなく、
それ以上に、人間らしい気持ちを持つために必要なものなのかもしれません
金銭的報酬を伴っても伴わなくても、仕事というか、自分の使命と言えるものを持つことが、
英語で言う「That’s my job ! 」
この気持ちがまさに「生きていくため」に必要としているものなのかなと思います。
失業率も高まる中、食べていくための仕事もままならない方がいるでしょう。
しかし、そうした人が次に望むのはきっとこの生きていくための仕事。
今、不本意な仕事をして、家計をやりくりしてる人たちもそうです。
生きていくためのやりがいのある仕事がきっとみんなに必要なのかもしれない。
そんなふうに、空っぽになったアパートを見ながら感じたワシでした。
なんか月替わりでなんかしらの引越しがあるようで相変わらずバタバタの周辺ですが、
家庭の事情でワシらがアパートに戻れるのはまだまだ先のようです。
しばらくは、友達のとこに転がり込んでるアランちゃんや契約更新が近づいてるエリックに
住んでもらおうかと思っています。なんてラッキーなヤツラ…。
英文・夏の休暇計画
まあ夏休みのプランニングについて書いてみたんですけど、
決して某旅行サイトの回しもんでわありませんから…
意外と馴染みのない単語が並んでるかもと思い、
今回は単語の意味からどうぞ!
単語帳
face (フェイス)直面する
major (メジャー)多大な、膨大な、大きな
shortage (ショーテジ)不足、欠乏
supply (サプライ)供給
effort (エフォット)努力
essential (エッセンシャル)必要不可欠な、必須の
residential (レジデンシャル)住居用の
efficient (エフィシエント)効率のよい
appliance (アプライアンス)電化製品、家電
incorporate (インコーポレイト)取り入れる
lower 低くする、下げる
ampere アンペア
electric current 電流
the above (ジアバヴ)上記の、上記
ingenious (インジニアス)工夫をした、賢い、器用な
quite (クワイト)まったく、かなり
effective (イフェクティヴ)効果的、効果がある
flexible (フレクシブル)柔軟性に富んだ、可変の
paid leave (ペイドリーヴ)有給休暇
offer (オファー)申し出る、提供する
L.C.C. = Low Cost Carrier 格安航空会社
to and from 発着の
reasonable (リーゾナブル)理にかなった、納得できる
thus (ザス)このように、こんなわけで
insurance (インシュアランス)保険
disaster (ディズアスタ)災害、惨々な結果
suggestion (サジェッション)提案
term (ターム)期、期間
kitchenette (キチネット)キチネット、ミニキッチン
article (アーティクル)用品、記事
satisfaction (サティスファクション)満足、満足感
front desk フロント係
negotiable (ネゴシャブル)交渉可能な
negotiation (ネゴシエイション)交渉、相談
match (マッチ)ぴったり合うもの、こと
individual (インディヴィデュアル)個人の
questionary=questionnaire (クエショネアリ)質問票
用語の表現
take advantage of ~ ~を利用する、活用する
devide ~ in ~をいくつかに分ける
rather ~ than xxx xxxよりむしろ~の方がいい
turn out to be ~ ~だとわかる、結末になる
negotiate with ~ ~と交渉する
hesitate to ~ ~するのをためらう
ask xxx a favor xxxにお願い事をする
be prepared to ~ ~する覚悟をする、するつもりでいる

Planning for Summer
This summer, we will be facing a major shortage of power supply especially
serious for electricity in day time all over the area from Tokyo to Tohoku.
The saving efforts at home is essential because the 30% of users are
from residential houses and buildings in Japan.
How are you planning to save electricity?
Buy highly efficient electric appliances?
Incorporating the natural cooling system?
Going out to libraries and department stores?
Lower the basic ampere of your house electric current?
All of the above will be ingenious and quite effective.
For those who are flexible in budget and paid leave, however,
there are much easier and more fun way to save energy.
Going on a long vacation!
There are now many L.C.C. offering the sevice to and from Japan.
Take a great advantage of high yen around the world.
You don't need a fancy hotel to stay so long.
Just devide your plan in two.
One for two nights at a fancy hotel and restaurants,
and another one for the rest of stay at a cheaper but reasonable hotel
just like local guys do to save some budget.
Thus, you will have both side of fun in overseas.
I'd recommend it's rather last two days for a fancier one than the first two days,
so that you can feel relaxed and happy with a great memory on a way back home.
It's always nice to expect the better one comes at last.
It also plays a role as a baggage room and more importantly
an insurance just in case the cheaper one turns out to be a disaster.
Another suggestion is to find a dicount plan for a long term stay.
Usually it comes with kitchenette and minimum home articles.
Just feel yourself like living there instead of jumping around the tourists' spots.
It will give you another kind of satisfaction of being abroad.
Even if the hotel or apartment hotel do not have a plan for long term,
why don't you try to negotiate with a manager or front desk in person.
Remember, in almost any countries, almost anything is negotiable in person,
even in Japan if you are reasonable enough.
So be reasonable and have a reasonable thinking, then try.
There will be a match for your need and wish.
That is my advice from the experience.
Don't hesitate to ask anyone a favor,
but be prepared to pay a reasonable fee and respect to anyone.
That's the basic rule of negotiation and all you need,
not the skill of your English!
Start searching for planes and hotels, or travel agencies.
For individual tourists, use Expedia or anything like it.
Send questinaries to hotels and e-mail with your requests in advance.
Remenber even Japanese hotels now are more flexible for your request than before.
Have a wonderful vacation plan and enjoy planning it!

訳
今年の夏はエネルギー供給の膨大な不足に直面します。
特に日中の電気は東京から東北にかけて深刻です。
そこで家庭での節電努力は必須です。
なぜなら日本では利用量の30%は一般の家屋やビルでのこと。
あなたはどんな風に電力の節約を計画していますか?
節電率の高い電化製品を買う?
自然の採涼システムを取り入れる?
図書館やデパートへ出かける?
家庭の基本契約アンペアを下げる?
上記のどれも工夫があり、とても効果的でしょう。
しかし、予算と有給がもう少し自由なあなたには
もっとカンタンでもっと楽しくエナジー節約する方法があります。
長い休暇を取るのです。
今では日本発着のたくさんのLLCが就航しています。
世界中で円高を最大限に利用しましょう。
高級なホテルに長く滞在する必要はありません。
予定を2つに分けましょう。
2晩は高級なホテルとレストランで、残りは安いけどしっかりしたホテル。
地元の人たちが節約しながら利用するような。
こうすれば、海外で2種類の楽しみ方ができます。
ワシ的には最後の2晩を豪華にする方が、最初にするよりいいと思います。
そうすればリラックスして楽しい帰途に着くことができるでしょうから。
いつだって後にいいことがあるほうがいいに決まってますよね。
それに(いいホテルを)荷物預かり所代わりに使えたり、もっと大事なことは
万一安い方がさんざんだった時の保険代わりにもなりますから。
もうひとつの提案は、長期滞在向けの割引を探すこと。
普通キチネットと最低限度の家庭用品が備わっています。
観光名所を飛び回る代わりに、そこに住んでるように感じてみては?
それはそれで海外での違うタイプの満足感を得られるでしょう。
もしそのホテルやアパートに長期滞在割引プランがなくても、
マネージャーやフロントデスクと直接交渉してみては?
覚えておいて、ほとんどすべての国で、ほとんどどんなことでも、交渉可能だってこと。
十分理にかなっていれば日本でだって同じです。
だから常識を持って、よくよく考えて、試してみてください。
きっとあなたの要求に応えるぴったりなものがあるはず。
それがワシの経験からのアドバイスです。
サービスをお願いするのをためらったりせず、
それに見合った料金を払うつもりと尊敬の心を持って。
それが交渉の基本ルールでそれ以外いりません。
英語のスキルは関係ありませんよ。
さあ航空券とホテル、または旅行会社を探し始めて。
個人旅行者なら、エクスペディアなども使って。
ホテルへの質問やお願いを書いたEメールを前もって送りましょう。
日本のホテルや旅館だって前に比べて今では、客のリクエストに臨機応変です。
どうぞステキなバケイションプランを、そして計画を楽しんでください。

英語で読むタオのプーさん 第6章

Bisy Backsonn
by Benjamin Hoff, A.A. Milne (訳と説明:テリ)
ある日ラビットがクリストファーロビンを訪ねると、
ドアに張り紙がしてありました。
GON OUT
BACKSON
BISY
BACKSON
外出中(Gone Out)
すぐ戻る(Back Soon)
忙しい(Busy)
すぐ戻る(Back Soon)
ラビットはこのビジー・バクスンさんというのが誰かわかりませんでした。
でもとにかく彼を探して森中を駆け回って探すことにしました。
今回はこのラビットに代表されるヒマなしのビジーバクスンたちについてです。
最近よく眼にする人たち。
まずスポーティなバクスンたち。
テニス、ジョギング、スキー、水泳、ダイビング…
身体的な活動こそ人生の1番の目的。
運動も仕事のようにこなします。
食事も仕事のように片付けていき、
ヘタすると、遊びまで仕事のように扱います。
同じ場所を行ったりきたりして、ポケットの小銭をチャリチャリさせ、
腕時計を何度も見て…と、眺めてるだけで疲れてしまうような人たち。
とにかく肉体的にはいつも移動してないと気がすみません。
そのくせ散歩には行かないのです。時間がないから。
もし、健康的でリラックスして、内容のある人生を送りたければ
バクソンたちのやってることの逆をすればいいかもしれません。
いったい何を求めて動き続けるんでしょか?
留まると息が出来ないマグロやサメではないので、何かあります。
そう、ご褒美=行動に対する見返り(Great Reward)ではないでしょうか?
宗教も科学もビジネス書もすべて、将来の大きな見返りを説いています。
天界や、次世代の微粒子や、重役室などいろいろですが、それはいつも
現在より後、その道の先、世界の裏側、月の向こう,星の彼方にあるようです。
それを求めて多くの人が自然に逆らった方法で、ことを難しくし、失敗し、
元いた場所に戻ってきてしまいます。
" Burn their toast a lot." said Pooh.
"I beg your pardon?"
"They burn their toast a lot." said Pooh. " Here comes Rabbit."
" Oh, there you are." said Rabbit.
" Here we are," said Pooh. " And there you are."
" Yes, Here I am," said Rabbit impatiently.
" To come to the point - Roo showed me his set of blocks.
They're all carved and painted, with letters on them."
" Oh? "
"Just the sort of thing you'd expect to see, actually,"
said Rabbit, stroking his whiskers thoughtfully.
" So by process of elimination, that means Eeyore has it."
" But Rabbit, you see --"
" Yes," said Rabbit. " I see Eeyore and find out what he knows about it -
that's clearly the next step."
" There he goes," said Pooh.
「トーストを焦がすんだ」プーが言った。
「何だって?」
「みんな、よくトーストを焦がすんだよ」プーが言います。「あっラビットだ」
「ああ、そこにいたのか」ラビットが言います。
「ここにいたよ」とプーが言います。「そしてキミはそこにいるね」
「そうボクはここさ」ラビットはもどかしそうに言います。
「要点を言わせてもらえば、ルーが文字の入ったブロックセットを見せてくれたんだ。
どれもちゃんと削られて色が塗られ文字が書いてあるんだ」
「へぇ~」
「まあ、普通によくみるやつだよ」ラビットは考え深そうにヒゲをなでながら言った。
「消去法で行けば、イーヨが持ってるって事になるな」
「でもラビット、それって…」
「うん」とラビット。「イーヨに会って、それについて何を知ってるか確かめよう。
明らかにそれが次のステップだ」
「ああ、行っちゃった」プーが言った。

その昔、最初のビジーバクスンである清教徒(Puritans)がやってきて、
それこそ見返りをえるどころか働きすぎで死ぬこともあった。
事実、先住民が自然のリズムに合わせて働くことを教えるまでは、餓死同然だった。
植えたら、休む。開墾する、休ませる。清教徒はこの2つ目が理解できなかった。
それから何世紀か、自分たちのやり方を押し通し続け、休めなかった土から味気ない
作物が作り出されることになった。
こうした「パーティぶち壊しの働きすぎ信仰」は、目の前の緑の大地に続く美しい森林や
清らかな水に感謝できず、その楽園とそこに住む人々を異端人で自分たちを脅かす者として
攻撃し征服することにした。自分たちが得るはずの報償を邪魔するかも知れないから。
その子孫たちは、さらに拡大し発展させるべく、自分以外のあらゆる物事を変え、
人を変えようとしている。
彼らの周りにも知恵のある人間はいて、チェックしてもいるが、ハイパーな子供を持った親同様、
すべてに眼が行き届くわけではない。
もうひとつ、こうしたバクスン族が信仰の対象にしているのが、若い力と外見と行動だが、
実効のあるものは今だ見つけられずに、化粧と整形による正面玄関のゴマカシが増えるだけとなった。
若さを衰えさせ、破壊するものは数多く発明されたが。
中国にはいまだにティハウスがあり、そこでは地元の人が集い、ゆっくり時をすごしている。
そこにあるのは「あなたは重要な方。リラックスして楽しんで」というメッセージがある。
それに比べて欧米のハンバーガースタンド。
「あなたはもう結構、早くして」というメッセージだけでなく健康にも悪い。
時間節約の精神はここだけでなく、スーパーや電子レンジ、原発や有害な化学薬品にも及ぶ。
ビジーバクスンは時間節約のためにかえって時間を無駄にし、すべてを台無しにすることもしばしば。
ヘンリーデイビッド・ソローは『ウォールデン 森の生活』でこう言っている。
Why should we live with such hurry and waste of life?
We are determined to be starved before we are hungry.
Men say that a stitch in time saves nine,
and so they take a thousand stitches today to save nine tomorrow.
なぜこれだけの焦燥と浪費をもって人生を生きるのか。空腹になる前から飢餓感を覚悟する。
人は今日のひと針が明日の9針を節約するというが、明日の9針のために今日千針を縫っているのだ。
タオイストには振る舞いや外見、気力的に若い人が多い。
これは決して偶然ではなく、その生き方のせいだろう。
40歳が平均寿命だった頃の中国で80や90まで生きるタオイスト。
1933年に世界に報じられたリ・チュン・ユン(李青雲)という人の死は
彼の生年が1677年ということで衝撃を与えた。
200歳を越えた時でも3時間に及ぶ長生きの秘訣という講義を28回も中国大学で行ったという。
若いときからタオイストを学び、実践した彼は人々に
「亀のように座り、鳩のように歩き、犬のように眠れ」とアドバイスしたそうな。
クリストファーロビンがプーに訊きました。
" What do you like doing best in the world, Pooh?"
" Well," said Pooh, " What I like best ----" and then he had to stop and think.
Because although Eating honey was a very good thing to do,
there was a moment just before you began to eat it which was better than when you were,
but he didn't know what it was called.
「何をするのが世界で1番好きだい?プー」
「そうだな」とプーは言って、「何が1番好きかっていうと…」
そこでプーは黙って考えました。
ハニーを食べるのはもちろん大好きなんですが、そうする前のひと時は食べている時より
もっと好きだったのです。でも彼にはそれをどう言えばいいかわからなかったからです。
ハニーは食べてしまえばどうってことない。
ゴールは着いてしまえばどうってことない。
人生の中のご褒美や見返りなんて、全部一緒にしてもたかが知れている。
でもそこにたどり着くまでの間も楽しめたら…
クリスマスプレゼントの醍醐味は開けてからではなく開けるまでだ。
持ち上げたり揺すってみたり想像したり包装を解く瞬間まで…
そしてまた残りの365日を楽しみにする。
これは何もゴールが大事じゃないってわけじゃない。
ゴールは大事。でもそこにたどり着くために賢くなったりうれしくなる過程が1番大事。
その過程の楽しさが、見返りだの時間節約だのといった信仰を打ち崩してくれる。
プーがハニーを食べる前の瞬間をなんと呼ぶだろう。
期待感、ワクワク感(=Anticipation)と呼ぶ人もいるだろう。
タオではそれは「気づき」(=Awareness)かもしれない。
幸せに感じるだけでなく、幸せであることを認識できること。
ゴールへの過程を楽しむことで、その気づきは点ではなく線になる。
瞬間ではなく永遠になる。
And then he thought that being with Christopher Robin was a very good thing to do,
and having Piglet near was a very friendly thing to have;
and so, when he had thought it all out, he said,
" What I like best in the whole world is Me and Piglet going to see You,
and You saying 'What about a little something?' and Me saying,,
'Well, I shouldn't mind a little something, should you, Piglet,'
and it being a hummy sort of day outside, and birds singing."
さてそれからプーは、クリストファーロビンと一緒にいることがとても嬉しいことだと思い、
ピグレットがそばにいてくれることはとっても楽しいことだ思いました。
こうしたことが全部頭に浮かんで来たので言いました。
「この世界でボクが1番好きなのは、ボクとピグレットがキミに会いに行って、
それからキミが『ちょっと腹ごしらえはいかが?』て訊くんだ。
そしたらボクが『ちょっとしたモンなら構わないね。キミはどうだいピグレット?』って言う。
外はハミングしたくなるような天気で、鳥たちも歌ってるんだ」
急がないで、楽しんで、と言われても、なかなかできないのが現代の生活。
時間節約の利器も周りに溢れていて、それを使わないというのも難しい。
でもゴールへのプロセスも楽しむ、ということは肝に銘じてもいいのでは?
時間を節約することで実際は何をしたいか、そのゴールを明確にすることで、
文明の利器に振り回されることなく、自分のペースで動くことができます。
時間に追われるのではなく、その時間も楽しむ。
とかく本末転倒なことをして、自己反省しがちな世の中ですが、
過程の楽しさ、大事さに気づくことで、
本来の目的が、もう大事な目的ではなくなることもありえます。
ここで言いたかったのはそんなゴールに待つ刹那的な幸せよりも、
永続的な幸せを目指すということだったのではないでしょうか。
ワシの読者で英語を勉強してるみなさん、
英語はコミュニケーションの道具であり、勉強の目的はそのコミュかもしれません。
でもそのゴールばかり目指す前に、今やってる勉強を思い切り楽しんでくださいね。
ひとつ覚えたら、とりあえず使ってみる、応用してみる、表現してみる。
そんな寄り道がきっといつかほんとの会話に役立ってきますよ♪

用語のポイント
impatiently イライラしながら、もどかしそうに
thoughtfully 考え深げに、考えながら
be determined to ~するのを覚悟して、~しようと意気込んで
in time 先に、前もって、将来の
friendly 親しみのこもった、友達甲斐のある
think out 考え出す、考えをまとめる、アイデアをひねり出す

Part 27. 方法・手段・道具・材料 類義語シリーズ⑨

久々の類義語シリーズです。
「~でxxxする」という表現ありますよね。
材料や道具、手段や方法を表します。
1番知られているのが、受身でも使う by
今回は他にもいろいろある似た前置詞を
用法ごとに覚えてみてくださいね。
今回は訳も、英語風にしたままです。わかるよね?
(1)材料(with, in, from, of)
The roof is covered with snow.
屋根は覆われている雪で。
I cooked Omelet with three eggs.
わたしは作ったオムレツ3つの卵で
(料理=~を使って)
This tofu is made from egg.
その豆腐は出来ている卵で。
(製品=もとの姿がわからない)
The statue is made in bronze.
その像はできているブロンズで。
(完成品=材料の原型はわからない)
We bought a table made of wood.
買ったテーブルを木でできた。
(製品=材料の原型を留めている)
(2)道具(by, with, in)
He was writing the letter by his toes.
彼は書いてる手紙を足の指で
(行為者・原因=道具を操るもの)
They drew a big flower with water markers and a pencil.
彼らは描いた大きな花の絵を水性マーカと鉛筆で
(道具=数える名詞として扱う)
Her drawings are all in pencil.
彼女の絵はすべて鉛筆で(描かれている)
(道具=数えない名詞として扱う)
(3)手段・方法(by, with, in, through)
The package arrived by post.
荷物は届いた郵便で
What do you mean by that?
何をあなたは意味してるのそれで?
(=それってどういう意味?)
I was hurt by knife.
私は怪我したナイフで。
= The knife hurt me.
→間違って置いてあったナイフで怪我したかも?
I was hurt with a knife.
私は怪我させられたナイフで。
= Someone hurt me with a knife.
→誰かがナイフを使って怪我させた
I will answer it with my humour.
応えるそれにはユーモアで。
(手段=~を使って)
Please, speak in English.
どうかしゃべってください英語で。
(手段=~を使って)
I got a job through a friend of mine.
私は得た仕事を友達のおかげで。
(~を介して)

「私は~でxxxする」という文は、ひっくり返せば
「xxxが、私に~させた(してくれた)」という文になりますよ。
手段・方法・道具というのはいつでも主語になれるってことです。
上の文で言えば…
I got a job through a friend of mine.
→ A friend of mine found(=introduced) me a job.
言いたいニュアンスで分けてみましょ~ね!
応用問題
すべて方法・手段・材料・道具のいずれかです。
①ワインは葡萄で作られる
②すべてヒノキ(=cypress)で建てられたスタジオ
③お豆腐でハンバーグを作った
④あなたの言葉で私は傷ついた
⑤辞書で単語を探した。
⑥インターネットで友達を見つけた。
⑦この方法でもう1度トライしてください。
⑧バスで行った方がいいですよ。
⑨彼は右手で持った箸でご飯をつまんだ。
⑩私は笑顔を保つことでその状況を切り抜けた。

答えは明日、『英語を日本語風に③ 名詞編』17時アップで!
ついでに『材料』という単語の違いも知っとこう。
食材 = ingredient(s)
素材、建材 = material(s)
状況・判断の材料 = factor

5/24 初出
初心者は英語を日本語風に④(リバイス編)

さて、英語風に日本語を組み立てるまとめですね。
前回までで名詞を長くすることができました。
今回はそれをいろいろな場所に配置して文を作ってみましょう。
添付の英文表現はあくまでも参考です。
自分のと違ってた場合は自分の表現を信じましょう!
(1)主語
私の兄の友達、ハンサムです。
A friend of my brother's is a good looking. (=handsome)
{会うことあなたに再び}は、なるでしょう、私の喜び
Meeting with you again will be my pleasure.
美しい歌{彼らが歌っていた昨日}、賛美歌です、地震被災者たちのための
The song (that) they were singing is a hymn for the victims of the earthquake.
主語が長くなるときは下の構文を使って後回しにしましょう。
It、疲れさせました、私を、to{持ち上げる、この重いスーツケースを、ひとりで}
It exhausted me to lift up this heavy suitcase by myself.
It、かわいいです、that{その犬が、はねたり、ころんだりする、うれしそうに}
It's cute that the dog is jumping and falling happily.
(2)目的語
彼は、変えるつもりです{長く大変な仕事を}{時間に縛られない楽しい仕事に}
He is going to change his long and hard work to a flexible and fun work.
彼らは、終わりにしました、{彼らの生活を、けんかばかりだった}
They ended the life full of argument.
私は、気にしない、{働くこと遅くまで}
I don't mind working (until) late.
その犬は、分からない、what{あなたの言ってる}
The dog doesn't understand what you are saying.
目的語でもit ~that の構文が便利です。
彼女は、知っている、it、とてもよく、that{すべての人が幸せではない}と。
She knows it very well that everybody is not happy.
(すべての人が幸せでない=一部の人は幸せである)
who
彼女は、知らない{誰か、キミが、~である}
She doesn't know who you are.
whoever
私は、構わない{誰であろうと、注文する、ピザを}
I don't care whoever orders pizza.
what
彼は、好む、こと{私が嫌うこと}
He likes what I don't like. (≒ I dislike)
whatever
彼らは、受け入れる{何でも、起こる、自然界で}
They accept whatever happens in the nature.
which
誰も、知らない{どっちがメスか}
Nobody knows which is female.
whichever
私も、食べる{どれでも、あなたが、注文する}
I'll have whatever you are ordering.
how
私は、不思議がる{どうやって、私が、帰ってきた、家に、昨夜}
I wonder how I got back home last night. (got back = たどり着いた感じですね♪)
if
It 大事ですto 見極める{かどうか、それが、真実}
It's important to see if it's true or not.
(見極める;確かめる=confirm、判断する=judge、確かなものにする=make sure)
whether
知らせてください、私に{~かどうか、あなたが、参加する、参加しない}
Please inform me whether you participate or not.
(参加する≒仲間に加わる=join us、負担・貢献を伴う=participate)
(3)文と文をつなぐ
①接続詞 and, but, so, though, although, because, since, as, など。
ここにあります、たくさんのプレゼント、あなたへの、
だけど、私は、できません、届ける、あなたに
Here's a lot of presents for you but I can't deliver them to you.
It かもしれない、似合わない、あなたに、that あなたが、着る、そのドレスを、
なぜって、それは、女性用
It may not suit you that you are wearing the dress because it's for women.
(まだ着てない場合はthat を if に変えたほうが自然)
②条件を表す
if=もしも
{わしらも、行けるね、ピクニックへ}{もし、it、雨降ってない、あした}
We can go on a picnic, too if it's not raining tomorrow.
{もし、君が、男}+{ワシは、なるだろう、ドン引きに}
If you were a man I would be turned off.(= it would be a turn-off)
(turn off = 興味をそぐ、盛下がる、turn on = 興奮させる、盛上がる)
when=したら、の時
~したら{社長が、着いた、会社に} +{教えて、彼の秘書に、ただちに}
When the president arrives in the office (building), inform his secretary immediately.
(=As soon as the president arrives in the office, inform his secretary)
(=Whenever も同じ使い方)
{あなたは、だった、もう、20歳}+時{ボクが、生まれた}
whenever=~する時はいつでも、~すると必ずxxxする、~したらすぐ。
{いつでも、キミが、歌うと}+{ネコも、始める、ミャーミャー鳴く}
Whenever you sing the cat start mewing, too.
where=~するところで、
何もない{場所には、彼らが、住む、これから}
There's nothing where they live from now on.
(now on にはこれからずっと、しばらくというニュアンスがあります)
wherever=~する所ではいつも、どこでも
ある、ハプニング{どこでも、私が、行く}
There are (always) happenings wherever I go.
まだまだいろいろなつなぎ方がありますが、とりあえず、このくらいでいいかも?
英語勉強し始めだったり、リハビリの人に少しでも役立ったらうれしいです。

次に日本語をバラバラにする練習もしてみましょう。
ここから先は長いので、上だけで手一杯だった人は、
後日改めて読むといいかもしれません。
前回のワシのブログから文を引用します。
この文は英語的な発想抜きに書いてますから、
だらだら長いですよ。
①ワシもインテリアには一応ブロとしてこだわりがありますが、
②持ち物に関しては大雑把で、特に趣味といえるスタイルはありません。
③しかし、クリスはネオクラシカル・リバイバルな家具が好きで、
④アパートのビルの大理石張りの廊下を通ってドアを開けてからも、
⑤その重厚優美なスタイルが途切れないからスゴイです。
まず、この文は大きく分けていくつになってるか?
それには全体の主語を見つけます。
①ワシも~、
② ?
③クリスは~、
④ ?
⑤その重厚なスタイルが~
②の主語はなんでしょうか?
その前に今度は述語を見つけましょう。
①こだわりがある。
②大雑把で、~スタイルはない。
③家具が好き。
④通って、ドアを開けてからも
⑤スゴイです。
ここでまず、④の述語。
~してから、という言葉ですから、前置詞のafter がつくことが分かります。
では誰が通ったり開けたりした後か。
一般的なことを言ってるので、ワシ、または他の誰でもいいということになります。
そこで主語は「ワシ」だけではなく、誰か不特定にしときましょう。=one=人間、です。
文は One walks through the marble floored corridor of the building and opens the door.となります。
前置詞の後には名詞だけですから、この文を that でくくります。
After that one walks through the marble floored corridor of the building and opens the door.
さて動詞には ing をつけると名詞になる便利な機能があります。
主語が不特定なら言明する必要はありませんから、この文を動名詞に変えます。
After walking through the marble floored corridor of the building and after opening the door.
2つの動詞とも動名詞に変えたのでafter を省略。
after walking through the marble floored corridor of the building and opening the door.
これで④は完成です。
次に②
述語が2つありますが、どちらも主語は省略されています。
日本語をよく読めば、その前に出ているワシのことだとわかりますね。
②の主語は『ワシ』
ワシは~に大雑把で、ワシは~のスタイルがない。
I am rough about my own stuff and I do not have any style.
ここで和英で調べた rough = 大雑把。果たしてニュアンス合ってるでしょうか?
rough を今度は英和で調べてみましょう。
GOO辞書では、ざらざらした、乱暴な…と続き、大雑把は9番目です。
これはたぶん、「乱暴に扱う」と誤解されるだろうと思い、逆の言葉を捜しました。
「大雑把⇔こだわりがある」という言葉が考えられます。
be particular=こだわる, fuss=細かいことにこだわる
particular は特別な~という意味があり、fuss にはがみがみ言う、うるさく言う、が。
反対語を否定形で使いたかったので「大雑把=あまりうるさくない」とします。
これを使ってみましょう。
I do not fuss about my own stuff.
次に「ワシは~のスタイルがない+趣味といえる」
「趣味と言えるスタイル」?趣味(=taste)≒スタイル(=style)でいいんでは?
日本語では違っても英語だと似た表現のtasteを削除します。
ここは特に好きなスタイルがないに変えます。
I don't have any particular style.
そして2つを合わせます。
うるさく言わないのはスタイルがないから=because を使います。
I don't fuss about my own stuff because I don't have any particularly favorite style.
これで②は完成。
今度は⑤
~だからスゴイ。
これは何がすごいかというと「重厚優美ななスタイル」が「途切れない」ことです。
重厚=dignified、優美=elegant 途切れない=続いている=continue
形容詞同士を結ぶ場合はand, butを使う。
この場合は対照的な形容詞なので、but がいいでしょう。
the dignified but elegant style continues
これを合わせると、
that the dignified but elegant style continues is amazing.
主語が長すぎますね。
そこで登場するのがit~that構文。
何がスゴイ?コレコレ長い主語が。
it's amazing that the dignified but elegant style continues.
①、③の文章を作りましょう。
こだわりがある、インテリアに、プロとして
= I have my own preferance for interior as a professional.
クリスは、好き{家具、リバイバル。ネオクラシックの}
= Chris likes the furniture of revival of neoclassicism.
全部合わせてみましょう。
① I have my own preferance for interior as a professional.
② I don't fuss about my own stuff because I don't have any particularly favorite style.
③ Chris likes the furniture of revival of neoclassicism.
④ after walking through the marble floored corridor of the building and opening the door.
⑤ it's amazing that the dignified but elegant style continues.
④が⑤の後にくれば意味が通じますね。
it's amazing that the dignified but elegant style continues
after walking through the marble floored corridor of the building and opening the door.
最後に接続詞です。
日本語の通りに接続詞をつけるのでなく、作った英語からつなぎを考えましょう。
①と②をbutでつなぐ。
③は対照的な内容なので、On the other hand, で受ける。
⑤は③に引き続きクリスのことなのでandを使う。
④は⑤の補助
では見直してみましょう。
I have my own preferance for interior as a professional
but I don't fuss about my own stuff because I don't have any particularly favorite style.
On the other hand, Chris likes the furniture of revival of neoclassicism and
it's amazing that the dignified but elegant style continues after walking through
the marble floored corridor of the building and opening the door.
⑤と④がしっくりきません。
すごい、~してからと~した後
いい言い方がありますね。from 名詞 to 名詞
そこでこうします。
スゴイ、重厚で優美なスタイルが続いているから、廊下からドアの中まで。
it's amazing that the dignified but elegant style continues from walking through the marble floored corridor of the building to opening the door.
廊下は歩くのが当たり前、ドアは開けるのが当たり前、なら省略しましょう。
from the marble floored corridor of the building to inside his house.
ドアまでではなく、開けて入った中までです。
これでやっと完成ですね。
I have my own preferance for interior as a professional but I don't fuss about my own stuff because I don't have any particularly favorite style.
On the other hand, Chris likes the furniture of revival of neoclassicism and it's amazing that the dignified but elegant style continues from the marble floored corridor of the building to inside his house..
頭がグチャグチャになりましたか?
覚えようとせず、こういうやり方があるんだな、というくらいでいいかも。
長々と読んでいただきありがとうございました!

今日はクリス!

今回は昨日の『英語風日本語』のリバイス編と同時投稿です♪
ワシにはAKIさんみたいに
犬や猫や蛇やトカゲがいるわけじゃないので、
ネタがないときはどうするか。
そう、周りの外人ドモを使うんですね。
ペットではないけど、いろいろ他の日本人友たちとは違うことしてくれるから
皆さんにもなんか役立つかと思ったりして…。
今回はオージーのクリスのことでも…。
前にマージャンをやったブログを書きましたが、
そのおしゃれな家が代々木にあるクリスの家。
もう日本には10年以上住んでいて、歳もワシと同じくらい。
日本の大手教育産業の極東担当セールス(つまり中国と韓国と日本ね)で、
わしが2度目にNYへ行く前から友人でしたから、今ではかなりの地位にいると思われます。
本人はシドニー郊外の出で、なかなかのオボッチャマ。
家族みんなとも知り合いですが、不思議な家族です。
兄弟姉妹6人いてなんと4人がゲイ!
クリスにも日本人のBFがいます。
ワシが最初に彼の実家へ遊びに行ったときは、
「あなたがクリスの今度の恋人ね?」と、
レズビアンで美容師のパンクなお姉さんに訊かれました。
まさかワシがもうバツイチ子持ちだとは思わなかったんでしょう。
ワシもインテリアには一応ブロとしてこだわりがありますが、
持ち物に関しては大雑把で、特に趣味といえるスタイルはありません。
しかし、クリスはネオクラシカル・リバイバルな家具が好きで、
アパートのビルの大理石張りの廊下を通ってドアを開けてからも、
その重厚優美なスタイルが途切れないからスゴイです。
普通日本人のお宅へ伺うと、豪華なアパートビルでも、家庭内に入ると
妙に生活臭さが出るものが放置されていたり、使用されています。
玄関に子どもの三輪車とか、あのスリッパラック、というものとか。
さてクリスの家は濃いモスグリーンの絨毯がエントランスの敷石を境に
部屋まで続きで敷き詰められています。この絨毯の色からして、
大量生産では出せない色だと思われます。
家具の色から窓のサッシに至るまで、こげ茶色とオークのツートーン。
そここに金やエボニーが見え隠れし、派手ではないけど、豪華です。
飾ってあるアートこそネオクラシックではないものの、地味な額装と思い切った構図が目立ち、
インテリアに合わせているのかと思うくらい、色使いが洗練されています。
ワシらが使うゲームテーブルはイギリスからの本物の骨董品。
リビングはシンメトリーとアシンメトリーの素晴らしい融合で、
行くたびに、その飽きることがない配置の妙に感心しています。
キッチンエリアは対照的にシンプルなモダンイタリアンなので使いやすく
清潔を保ちやすいデザイン。
リビングとの境界となるカウンターがアイボリーの大理石天板なので違和感がありません。
まあ彼の暮らしぶりのニートさを挙げていくとキリがありませんが、
自分の本職アドバイスや日曜大工の出る幕はないなという、感想です。
それでもここはこうしたいんだけど…とたまに相談してくれるいいヤツです。
彼がゲイということは友達同士で行った飲み屋で会ったときから知ってましたし、
今もそのときも、いいヤツで、まあ他の友達よりお洒落で、気が利いて優しい、
という印象は変りません。
自分のこだわりにはけっこうきめ細かいのに、話しかたはオージー特有のハフハフだし、
おっとりしてるとこもあって、人懐こい笑顔とエクボは、ワシから見てもカワイイヤツです。
きっと他の仲間とはもっとキャンピーな会話で、トーンも上がるんでしょうが、
ワシらといる時は控えめで、ホストに徹してるとこが本場イギリス人の子孫。
彼のお陰でワシの日本での生活の中に、生活苦を忘れるひと時があるのがほんとにうれしい。
広めの空間で、いい食器を使ってゆったり飲んだり食ったり、ってのはなかなか出来ないこと。
若い頃日本に来たばかりの頃、会社が見つけたもんではなく、アパートを自分で探したいと
言ってきた時、引っ越した時、その頃手伝った苦労が嘘のようで、今では懐かしく感じられます。
ボーイフレンドはいても、何でも言える他の友達がいるのはいいことだ、と言ってくる時のクリスは、
またあのエクボを浮かべて、こっちを赤面させるニクイやつです。
ネオクラシック様式(Neoclassicism):
18世紀~19世紀にフランスを中心に流行した様式。それまでのバロック、ロココ様式からの反動で古典の再評価を図ったもの。椅子脚のデザインなどじは直線的になり、優美なものが多い。建築外観同様にインテリアも建築的な構成をとるようになった。新古典主義ともいう。
キャンピー(=campy);
ゲイの間での会話やユーモアの盛り上がり方、スタイル。
掲載の写真はクリスの家ではありません。ネオクラシックの参考に。

初心者は日本語を英語風に③ (リバイス編)

「ねえねえ、聞いてよちょっとぉ、デキちゃったのよ、赤ちゃん」
「え~赤ちゃんが!いつよ!何ヶ月よ!どうすんのよ!よかったね~」
「木村君、大変だ。行ってくれ現地に、今すぐだ!」
「はい、わかりました、行ってきます。って、どこですか?現地って」
上の文は、今回の英語風日本語にするために特別に順を変えたわけではありません。
日本語でも、切羽詰ったり、興奮すると、言いたいこと、頭にあったことが口から
先に出てきます。 英語も似てると思ってください。
主語は別にしても、結果やポイントを先に言いたいニュース願望が人にはあります。
挨拶や建前や礼儀にのっとった文も美しくて大事ですが、早く言ってしまいたい、
早く聞きたい気持ちのときは、はっきり言ってまどろっこしいですよね。
前2回で頂いたコメの中で、そもそも英語風にいうのが難しいという人いました。
そんな方はこの法則をちょっと念頭に入れて、まず英語とは関係なく、言いたい単語を
言いたい順に並べて、凝り固まった日本語のネジを緩めてみるといいかも!?
日本語が一時的におかしくなるかもしれませんが、英語の言い方がある程度入って
しまえば、いつでも戻すことができますし、バイリンギャルと同じ悩みを持つように
なるかもしれません。
つまり日本語で言える単語まで「スラッとイングリッシュが出てきちゃう~;)」
…みたいな。
--------------------
では今回は名詞を長くする方法です。
文が長くなるのは、結局名詞のせいです。
形容詞も動詞も副詞も、名詞なくしてはなりたちません。
落語で「ジュゲム」というのをご存知ですよね?
あれは名詞や形容詞が「の」でつながってるだけです。
英語では「of」
コレに似たようなつなぎの品詞を覚えることで、英文もどんどん長くなっていきます。
「長文は苦手ぇ~」という人も、つけたしで長い言葉は知らずに作ってるはずです。
(1)名詞というアイスクリームに乗せるトッピング
これらのトッピングはいくつでも何種類でも乗せられます♪
例外は、I, you, he, she, they, it... などの人や物事をさす代名詞です。
また、今回はthe をつけるとかつけないは抜かします。それはまた違うとこで。
①(冠詞、数詞、または所有格)+名詞
その人 the man
ひとつの、りんご an apple
すべての、季節 all seasons
我々の、国 our nation
ひとりひとりの、メンバー each member
②形容詞+名詞(2つ以上をいいたいときは、~で、~て、=and, but を使う)
キレイな、ヒト a beautiful woman
悲惨な、事故 a tragic accident
アホで、カワイイ、犬たち silly but cute dogs
③{副詞+形容詞}+名詞
信じられないくらい、小さな、芸術 unbelievably tiny art
④ing の形容詞+名詞
転がる、石 rolling stone
興奮させる、ゲーム an exciting game
→副詞もつけてみよう!
奇妙に、面白い、顔 a freakishly funny face
明るく、輝いてる、太陽 a brightly shining sun
⑤ ed の形容詞+名詞
蹴られた、石 kicked stone
→他の過去分詞の形容詞+名詞も
忘れられた、週末 a forgotten weekend
→副詞もつけてみよう!
危険なくらい、興奮した、観客 a dangerously excited audience
⑥名詞+名詞
ヴァリーボール(の)、試合 volleyball game
職場(の)、仕事 office work
応用編
①キミの、若くてカワイイ、ワイフ
your young and cute wife
②ある長くて暗い、曲がりくねった、道
one long and dark winding road
③2、3本の、爽やかに冷やされた、苦くて甘い、黒ビール
a few refreshingly chilled bitter and sweet beer.
形容詞を並べるにも優先順位とか聞きやすい順がありますが、
今はそんなこと関係なくやってみてくださいね。
(2)名詞にくっつける、
①名詞+過去分詞の文
例・A bomb dropped in Hiroshima.(広島に落とされた爆弾)
高い塀、立てられた、鉄で high wall built in iron
ワイン、作られた、リンゴで wine made from apple
間違い、犯された、人類によって a mistake made by mankind
②名詞+{前置詞+名詞}
例・a hero in my mind.(私の中のヒーロー)
ドレス、リボンがついた a dress with a bow
人々、ニューヨークにいる people in New York
カフェ、角にある Cafe on the corner
(3)名詞を作る
①作る、というよりもともとある単語にお決まりの語尾がついている
テキトーでも通じるから日本でもよく使われますね。
形容詞+ness=名詞
動詞+er=人、物
名詞+ist=人(文化関係?)
②to+動詞(原形)=名詞(不定詞)~すること
主に目的語などに使われます
食べること to eat
寝ること to sleep
動詞なので、もちろんこの後に名詞が来たりして長くできますよ。
食べること{たくさんのピッツァを}to eat a lot of pizza
寝ること{ふかふかのベッドで}ぐっすり to sleep in a soft bed deeply.
③動詞+ing =名詞(動名詞)~すること
主語や目的語に便利です
掃除すること cleaning
勉強すること studying
これも上と同じに文全体を名詞にできます。
掃除すること{自分の汚い部屋を}徹底的に cleaning my dirty room thoroughly
勉強すること{英語の文法を}6時まで studying English grammar by six.
④関係代名詞+ひとつの文
what キミがやりたいこと what you want to do
who 彼女が会ってた人 who she was meeting(=with whom she was meeting)
where 空と海が出会う場所 where the sky and the ocean meet
why パーがグーに強い理由 why paper beats stone
how いかに英語がかんたんか how English is easy (=how easy English is)
⑤関係代名詞+to+動詞
how to ~する方法(~のやりかた) 炊き方、ごはん、おいしく how to cook rice deliciously.
what to ~すること(すべき事) 何を食べるべきか、夕食に what to eat for dinner.
which to ~する方(すべき物) どちらを選ぶべきか、公平に which to choose fairly.
when to ~する時(すべき時) いつやめるべきか、完全に when to quit completely.
who to ~する人(すべき人) 誰を信じるべきか、この世界で who to trust in this world.
where to ~する所(すべき場所) どこで開くべきか、ワシの店を where to open my shop.
(4)名詞をつなぐ
①名詞+of+名詞
仕事、その日(の) a work of the day
国歌、日本の(=日本の国歌)a national anthem of Japan. (Japanese national anthem)
29日、7月 the twenty-ninth of July.
②名詞+of+名詞(所有格)
1冊の本、あなたの(複数ある中の1冊)a book of yours
描画、ワシの奥さん(を描いた、または所有の) a drawing of my wife's
(3)名詞を長くする、補足する(=の関係)
①名詞+to+動詞 ~するためのxxx
部屋=シェアするための、友達と a room to share with my friend
ホウキ=掃除するための、魔法使うためじゃなく a broom(stick) to clean not to bewitch
②名詞+which, that+ひとつの文(主語+動詞+α)
自転車={ボクのお父さんが、買ってくれた、僕に}a bicycle which my father bought me.
理論={ダレも信じない、世界中で}a theory that nobody believes in the world.
ここまで書いて、名詞だけでいっぱいになってしまった~!
文と文をつないだり、いろいろ応用編もやりたかったのに…
ということで、第4回延長戦に続く。近いうち。

初心者は日本語を英語風に③ (リバイス編)

「ねえねえ、聞いてよちょっとぉ、デキちゃったのよ、赤ちゃん」
「え~赤ちゃんが!いつよ!何ヶ月よ!どうすんのよ!よかったね~」
「木村君、大変だ。行ってくれ現地に、今すぐだ!」
「はい、わかりました、行ってきます。って、どこですか?現地って」
上の文は、今回の英語風日本語にするために特別に順を変えたわけではありません。
日本語でも、切羽詰ったり、興奮すると、言いたいこと、頭にあったことが口から
先に出てきます。 英語も似てると思ってください。
主語は別にしても、結果やポイントを先に言いたいニュース願望が人にはあります。
挨拶や建前や礼儀にのっとった文も美しくて大事ですが、早く言ってしまいたい、
早く聞きたい気持ちのときは、はっきり言ってまどろっこしいですよね。
前2回で頂いたコメの中で、そもそも英語風にいうのが難しいという人いました。
そんな方はこの法則をちょっと念頭に入れて、まず英語とは関係なく、言いたい単語を
言いたい順に並べて、凝り固まった日本語のネジを緩めてみるといいかも!?
日本語が一時的におかしくなるかもしれませんが、英語の言い方がある程度入って
しまえば、いつでも戻すことができますし、バイリンギャルと同じ悩みを持つように
なるかもしれません。
つまり日本語で言える単語まで「スラッとイングリッシュが出てきちゃう~;)」
…みたいな。
--------------------
では今回は名詞を長くする方法です。
文が長くなるのは、結局名詞のせいです。
形容詞も動詞も副詞も、名詞なくしてはなりたちません。
落語で「ジュゲム」というのをご存知ですよね?
あれは名詞や形容詞が「の」でつながってるだけです。
英語では「of」
コレに似たようなつなぎの品詞を覚えることで、英文もどんどん長くなっていきます。
「長文は苦手ぇ~」という人も、つけたしで長い言葉は知らずに作ってるはずです。
(1)名詞というアイスクリームに乗せるトッピング
これらのトッピングはいくつでも何種類でも乗せられます♪
例外は、I, you, he, she, they, it... などの人や物事をさす代名詞です。
また、今回はthe をつけるとかつけないは抜かします。それはまた違うとこで。
①(冠詞、数詞、または所有格)+名詞
その人 the man
ひとつの、りんご an apple
すべての、季節 all seasons
我々の、国 our nation
ひとりひとりの、メンバー each member
②形容詞+名詞(2つ以上をいいたいときは、~で、~て、=and, but を使う)
キレイな、ヒト a beautiful woman
悲惨な、事故 a tragic accident
アホで、カワイイ、犬たち silly but cute dogs
③{副詞+形容詞}+名詞
信じられないくらい、小さな、芸術 unbelievably tiny art
④ing の形容詞+名詞
転がる、石 rolling stone
興奮させる、ゲーム an exciting game
→副詞もつけてみよう!
奇妙に、面白い、顔 a freakishly funny face
明るく、輝いてる、太陽 a brightly shining sun
⑤ ed の形容詞+名詞
蹴られた、石 kicked stone
→他の過去分詞の形容詞+名詞も
忘れられた、週末 a forgotten weekend
→副詞もつけてみよう!
危険なくらい、興奮した、観客 a dangerously excited audience
⑥名詞+名詞
ヴァリーボール(の)、試合 volleyball game
職場(の)、仕事 office work
応用編
①キミの、若くてカワイイ、ワイフ
your young and cute wife
②ある長くて暗い、曲がりくねった、道
one long and dark winding road
③2、3本の、爽やかに冷やされた、苦くて甘い、黒ビール
a few refreshingly chilled bitter and sweet beer.
形容詞を並べるにも優先順位とか聞きやすい順がありますが、
今はそんなこと関係なくやってみてくださいね。
(2)名詞にくっつける、
①名詞+過去分詞の文
例・A bomb dropped in Hiroshima.(広島に落とされた爆弾)
高い塀、立てられた、鉄で high wall built in iron
ワイン、作られた、リンゴで wine made from apple
間違い、犯された、人類によって a mistake made by mankind
②名詞+{前置詞+名詞}
例・a hero in my mind.(私の中のヒーロー)
ドレス、リボンがついた a dress with a bow
人々、ニューヨークにいる people in New York
カフェ、角にある Cafe on the corner
(3)名詞を作る
①作る、というよりもともとある単語にお決まりの語尾がついている
テキトーでも通じるから日本でもよく使われますね。
形容詞+ness=名詞
動詞+er=人、物
名詞+ist=人(文化関係?)
②to+動詞(原形)=名詞(不定詞)~すること
主に目的語などに使われます
食べること to eat
寝ること to sleep
動詞なので、もちろんこの後に名詞が来たりして長くできますよ。
食べること{たくさんのピッツァを}to eat a lot of pizza
寝ること{ふかふかのベッドで}ぐっすり to sleeo in a soft bed deeply.
③動詞+ing =名詞(動名詞)~すること
主語や目的語に便利です
掃除すること cleaning
勉強すること studying
これも上と同じに文全体を名詞にできます。
掃除すること{自分の汚い部屋を}徹底的に cleaning my dirty room thoroughly
勉強すること{英語の文法を}6時まで studying English grammar by six.
④関係代名詞+ひとつの文
what キミがやりたいこと what you want to do
who 彼女が会ってた人 who she was meeting(=with whom she was meeting)
where 空と海が出会う場所 where the sky and the ocean meet
why パーがグーに強い理由 why paper beats stone
how いかに英語がかんたんか how English is easy (=how easy English is)
⑤関係代名詞+to+動詞
how to ~する方法(~のやりかた) 炊き方、ごはん、おいしく how to cook rice deliciously.
what to ~すること(すべき事) 何を食べるべきか、夕食に what to eat for dinner.
which to ~する方(すべき物) どちらを選ぶべきか、公平に which to choose fairly.
when to ~する時(すべき時) いつやめるべきか、完全に when to quit completely.
who to ~する人(すべき人) 誰を信じるべきか、この世界で who to trust in this world.
where to ~する所(すべき場所) どこで開くべきか、ワシの店を where to open my shop.
(4)名詞をつなぐ
①名詞+of+名詞
仕事、その日(の) a work of the day
国歌、日本の(=日本の国歌)a national anthem of Japan. (Japanese national anthem)
29日、7月 the twenty-ninth of July.
②名詞+of+名詞(所有格)
1冊の本、あなたの(複数ある中の1冊)a book of yours
描画、ワシの奥さん(を描いた、または所有の) a drawing of my wife's
(3)名詞を長くする、補足する(=の関係)
①名詞+to+動詞 ~するためのxxx
部屋=シェアするための、友達と a room to share with my friend
ホウキ=掃除するための、魔法使うためじゃなく a broom(stick) to clean not to bewitch
②名詞+which, that+ひとつの文(主語+動詞+α)
自転車={ボクのお父さんが、買ってくれた、僕に}a bicycle which my father bought me.
理論={ダレも信じない、世界中で}a theory that nobody believes in the world.
ここまで書いて、名詞だけでいっぱいになってしまった~!
文と文をつないだり、いろいろ応用編もやりたかったのに…
ということで、第4回延長戦に続く。近いうち。

惨めさを愛する 『ハドソン川のモスコー』より

Learning to Love Your Misery
~惨めさを愛することを覚える
「ハドソン川のモスコー」という映画をご存知ですか?
コメディアン・俳優のロビン・ウィリアムスが主演した、1984年の映画です。
監督はあの、ポール・マザースキー監督。
ワシはこれをNYにいる時にビデオで観ました。
ある理由でソ連時代のロシアから亡命することになったサーカスの演奏家が
ニューヨークで経験するちょっとおかしくてみじめな生活。
アメリカでの夢と希望を裏切られ、ケチョンケチョンに落ちる主人公を
彼がちょっとおかしく、ちょっと物悲しく、抑え目に演じていて、
サキソフォンの音色とともに心に染みる映画でした。
その中のセリフのひとつが彼の演技と共に特に胸に残ったのですが、
先日それに関するコメントを見つけ、なるほど、と感心したので、
ここで紹介したいと思います。
(明らかに間違いと思われる箇所はいくつか訂正してあります)
In the film Moscow on the Hudson,
there is a line that may be one of the deepest philosophical insights I have heard,
the line is;
“When I was in Russia, I did not love my life but I loved my misery.
You know why? Because it was my misery. I could hold it. I could caress it.“
訳
映画『ハドソン川のモスコー』の中には、
自分が今まで聞いた中でも哲学的に最も深いセリフがある。
「ロシアにいる頃は、自分の生活は嫌いだったが惨めさは愛していた。
なんでかわかるか?それはオレのだったからさ。抱きしめたり、撫でたり自由にできた」
Is there not something quite welcoming about the concept of misery?
I may not deserve happiness but I certainly deserve misery.
Happiness rejects many while misery welcomes all.
Happiness is fleeting and relies on
a succession of outside things and people to sustain it.
Misery is free and abundant.
It gives birth to itself and compounds thereafter.
It is the ultimate constant.
It is the only thing you can truly own and have no fear of loosing,
your misery is always truly yours, even though all share in it.
Like bitter coffee, it is an acquired taste but once you learn to love it
you will find that its a flavor much more complex than any sweet drink.
So friends, learn to enjoy your misery because nothing else is yours like it is.
訳
惨めさのコンセプトには、何かとても受け入れやすいものがないだろうか?
幸せに値する人間ではないかもしれないが、惨めさなら当然。
幸せってのは多くの人を拒むが、惨めさはすべての人を受け入れてくれる。
幸せはあっと今に過ぎ去り、また、連続して起こる外界のいろんな条件や
そのもとになる人間にに左右されるのに比べて、惨めさは自由で、余るほどある。
それはひとりでに生まれ、そこから発展していく。究極の不変だ。
自分だけで所有できるたったひとつのもので、なくす怖れもない。
自分の惨めさはいつも真の友。それに見合う負担もすべて詰まっているとしても。
苦いコーヒーと同じように、その味には慣れが必要だけれど、
1度好きになれば、どんな甘い飲み物より複雑な味と香りを見出すもの。
だから皆さん、自分の惨めさを愛することを学んでみませんか。
他には何も、これほど自分だけのものだと思えるものはありません。
----------------------
ミザリーは「惨めな気分」「不幸な気分」どちらでも構いません。
自分の中にある、暗い部分。それを否定したりなくそうと努力するのではなく、
共に生きる。その影があって、初めて自分の人間性に深みが増す。
そう言われているような気がします。
どこか痛い痛いと言いながらも、なかなか医者に行かず、
何年も我慢しながら放っておく人がいます。
その人は否定するでしょうが、それはどこかで、長年共に生きてきたその痛みに
安らぎにも似た親近感を持っているからかもしれません。
医者に行かないのは、通ったり治療がめんどくさいだけでなく、
なんとなく親しんできた自分独自のモノに執着が出てきたからかも?
ワシもこの数年腱鞘炎を抱えていますが、これは手を使わないのが1番の治療。
休みもせず、手術にも踏み切れない自分も、このタイプかもしれません。
暗闇に目が慣れてくるような「闇順応」― そんなこともふと、頭をよぎります。
ところで、これと似た表現はすでにシェイクスピアが「お気に召すまま(As You Like It)」で
道化のタッチストーンに「誰も好まぬじゃじゃ馬だが、それでもオレの物」と言わせています。
ソ連時代はすべて国の物。
ロシア人である映画の主人公が求めたのは、身分や行動の自由より前に
自分の物だと感じられる何か、だったのかもしれません。
ロビンがこのセリフを言う時、左手のひらを上に向け、
そこに何かを乗せる仕草をし、右手でそれを撫でる演技をします。
その姿が、本当に愛おしそうで、惨めささえも愛さずにいられない、
自由への叫びを体現していたように思えます。
用語の説明
insight 智慧、教え
caress 撫でる、愛撫する
deserve ~に値する、~を当然だと思う
fleet 流れ去る、パッと消えてゆく
rely on 頼る、~次第である
succession 連続して起こる事柄
sustain 支える、持続させる
abundant 有り余るほどの、豊富に湧き出す
compound 形成する、混合する、度合いを増す
thereafter それ以来、そこから先
constant 不変の、一定の
an acquired 後天的に得た、免疫性の
share 取り分、分担、負担
complex 複合した、複雑な

