今朝の日の出。
ミラノ郊外に住む友人が送って来てくれた動画。
黄金色の太陽の下に、これまた黄金色に実った稲。
現在は稲作の集大成とも言える稲刈りの真っ只中だという。前日どれだけ稲刈りをしたかの確認で早朝畑を見に来たのだそうだ。
稲刈りは、朝露が乾いた午後から始めるのだという。そして、狩りが解禁なので、沢山の狩人が犬たちで賑わうのだという。とはいえ、畑に構わず狩人は入ってくる、と友人は愚痴っていた。そりゃそうだろう、丹精込めて育ててきた畑に土足で入られるようなものだ。気分は良くないだろう。
ところで、彼女のご主人のご実家は兼業農家で、刈入れ時は本業を休んで、家族で刈入れをするという。数年前にご自宅を開放していただき、家庭ミサを開かせていただいていたが、広大な敷地内にトラクターが何台も並んでいた記憶は新しい。
作っておられる米は、リーゾ・カルナローリ。米は米でもリゾットなどのイタリア料理を日本米で作っても美味しくないように、逆にイタリア米で日本のご飯のように炊こうとしても、もちもち感や粘りが異なる。リーゾ・カルナローリは、香りが豊かで煮崩れしにくく、程よい粘り気があるので、リゾットに最適なのだそうだ。
稲刈りの話に戻り、田んぼは日本と違う点は、乾いた土地に直に種を蒔くそうだ。そして、芽が12-15cmぐらいになってから水を入れるという。しかも、日本のようにたっぷり水は張らず、そして米が熟して来たら水を抜き乾かすのだそうだ。
余談だが、小学生の時、私は実習で田植えを経験した。裸足で田に入った感覚をいまだ覚えているが、ヒルがいて、血を吸われたらどうしよう?と怯えたものだった。
話は基、稲を刈り取り、そのまま排出作業が行なわれている。(こちらは昨年の動画から)その後に乾燥機に入れられるらしい。
そういえば、ドラマ「下町ロボット」では、阿部寛扮する佃製作所社長が「日本の農業を救う!」と言い、トランスミッションとエンジンの開発に信念をかけるストーリーに、熱くなって見ていたものだ。
実るほど頭を垂れる稲穂かな
学生時代、よく校長に言われた言葉だ。稲が実を熟すほど穂が垂れ下がるように、人も学問や徳が深まるにつれ謙虚になることを表している。
人間はたびたび、周囲への感謝を忘れ、なんでも自分の力だと勘違いしがちになる。しかし、どんなに優れていて、成功している人でも、人の子である。両親だけでなく、誰かの小さな助けや親切、愛情の上に現在の自分が存在しているわけで、そんなお世話になった方々の愛を感じ取り、年を重ねるごとに生きる姿勢も謙虚でありたいと思う。(でも猫背には気をつけよう。笑 )
学生時代、よく校長に言われた言葉だ。稲が実を熟すほど穂が垂れ下がるように、人も学問や徳が深まるにつれ謙虚になることを表している。
人間はたびたび、周囲への感謝を忘れ、なんでも自分の力だと勘違いしがちになる。しかし、どんなに優れていて、成功している人でも、人の子である。両親だけでなく、誰かの小さな助けや親切、愛情の上に現在の自分が存在しているわけで、そんなお世話になった方々の愛を感じ取り、年を重ねるごとに生きる姿勢も謙虚でありたいと思う。(でも猫背には気をつけよう。笑 )