菅野貴夫の野球電鉄 -8ページ目

菅野貴夫の野球電鉄

俳優・菅野貴夫のブログです。
「どこ鉄」とは、友人から送られてきた鉄道写真を、それがどこで撮られたものかを推理・検索・悪戦苦闘しながら解いていくシリーズです。

こんにちは。どこ野鉄夫です。

もう1月も終わりですね。



今回も壮絶な格闘をしましたので、気楽にご覧ください。



まずは、加瀬さんからの1枚。

(を覚えておいて下さい)

雨模様の駅。

ホームに書かれた乗車位置案内はJR東日本のもの。


黄色といえば中央・総武線の各駅停車がまず思い浮かぶところですが、あの電車はこんな郊外まで行かない。


他に、首都圏で黄色のラインカラーは、、

(乗換路線図アプリより)

総武本線が黄色。



問題写真の後方に小高い丘が見えた点からも房総半島は有力、ということで捜索を進めましたが、

惜しいっ!(横芝駅)


うーむ!(八街駅)



総武本線完了、黄色のラインカラーつながりで北関東の両毛線へも。

北関東には小高い丘はないか…(岩舟駅)

思ってたより難しいな!



次々と恐ろしい写真たちが届くなかで、やむなく放置する時間が多くなってしまいました。




その恐ろしい写真の筆頭が、きみさんから投入されたこちら。

極悪にも程があります。


「バレそうなものを排除したらこの画角に成り果てた」ようですが!

さすがにこれだけでは無理と即答し、送られてきた2枚目がこちら↓

…何も改善されてない…


気になる点といえば、階段の下が古いレールの鉄骨であること、階段に石のような模様が描かれていることのみ。



こんな要素だけで当てられるのか……?



階段下でまず思い浮かんだのは山手線の高田馬場駅。

この駅をよく利用していた頃、あの黄色いところに頭をぶつけないよう気をつけたものです。色は違ってたかも知れないけど昔から緩衝材が巻かれてましたね。


しかし残念ながら様子が違う。



階段の模様を炙り出すべく検索開始。

階段のあの部分「けこみ」あるいは「けあげ」と呼ぶのらしいのですが、とにかく家が強い。



駅の階段もチラホラ出てきますが、石の模様が描かれたものは出て来ず。

ダメだこりゃ。



こんな階段ドアップの写真だけで、どうしろと!


などとブツクサ言いながら写真を拡大していると。

鉄骨の隙間から、乗車位置案内のカラーを発見! 

…水色か…??ようやく見つけたどこ鉄要素!!!



水色のラインカラーといえば京浜東北線。

先ほどの山手線と同じく古くからの路線。

こんな古めかしいレールの階段もあるはず!


もう一つ気になるのがホームドアが無さそうであること。


京浜東北線にはホームドア設置が進んでいる。

調査。

なるほど……意外な駅がまだ設置されてないんだな!


とにかく京浜東北線を徹底調査開始。

特に怪しいと思った鶯谷駅。

しかし階段がホームの端だった!



というか階段をあんな構図で撮った写真なんかほとんど見つからない!


エスカレーターが併設された階段も多いし、複数設置されている階段全ての写真があるとも限らない。



苦労しながら京浜東北線全線捜索完了、当たりなし。

もちろん全部の階段を探しきれた自信なんてない、取りこぼしもあるだろう。



山手線や京浜東北線に乗る機会があるとつい階段下ジッと視線を集中させる日々を過ごしながら、次第に敗色が濃厚になってきます。

車窓から見えた瞬間「あーっ!」と思った田端駅も、

付け根側の構造が違う…そもそも田端駅はホームドアの設置が2021年…さすがにそこまで寝かせた写真ではないだろう…うーむ!



他に青系のラインカラーといえば、横須賀線。

(乗換路線図アプリより)

横須賀線も歴史ある路線だから、ありうる。



まずは終点の久里浜側から。

あれっ?

横須賀線なのにホームの表記が黄色なのか。。



……ん?



あの背景……



加瀬さんのコレしゃないか???



↓↓↓

横須賀線・久里浜駅、全然違う駅を探している最中に確保!!!



いやータナボタタナボタ!



常時30枚前後の写真を抱えていると、こういう事もあるんだな!

何の自慢にもならん!




さて気持ちを切り替え、極悪写真の捜索を継続。

横須賀線から総武快速線へ入り、君津駅まで行っても捕まえることができず。



ここまで数多の駅の階段を見てきたけど、問題写真のように「最初の数段が浮いているような」構造の駅はほとんど見つからない。



幾度にわたる放置を経て、10ヶ月を迎えた最近。



ずっと未解決フォルダに居座り続ける階段を眺めていると、いっその事京浜東北線を全線実地調査に行ってしまおうかという気持ちが芽生えてきます。


こんな写真を机上の捜索だけで当てられるほうがおかしい。



実際に現地で、階段をつぶさに見ていけば見つかるんじゃないか?



ただし京浜東北線は大宮〜大船の全線で80キロを越える距離がある。1日かけて駅の階段を探すためだけに乗り降りを繰り返してSUKAだったら、目も当てられない。


誰も気にしないのは重々承知として、こんなどうでもいい理由のためだけに電車に乗るのが恥ずかしいという自意識も過剰に芽生えてくる。



せめて「この駅が怪しい」という予感だけでももう少し高めてから、出掛けることにしよう。


般若のような顔で写真を拡大。

トイレとエスカレーターの案内?あまり参考にはならない。


赤で強調された文字。


おそらく「こちらの階段からは○○線には乗り換えができません」

「○○出口には出られません」

そのような案内だろう。


すなわち複数の出口があったり、乗り換え用階段と出口の階段が別々にあるような駅ではないか。



最初のほうにも見たデータから、改めて洗い出し。


南浦和、東十条、鶯谷、浜松町、田町、、と徹底的に調べていくなかで積もるのは「ここでは無さそうだ」という後ろ向きの確信ばかり。



横須賀線・総武快速線も改めて捜索、

そのまま内房線も徹底的に。



小湊鐵道との乗り換え駅である五井駅。

あーーーっ!!!!階段下に鉄骨!!!!

ホームの表記も青!!!



これはっ!



懸命に探し出した表側からの写真は、

塞がっている。何故?


とにかく問題写真の階段では無さそうだ、、、

かなりの落胆。



常磐線も念のため捜索、徒労の積み重ね。


数十枚に1枚の割合しかない階段の画像を見てはガッカリ、それを振り切って次の駅への繰り返し。(土浦駅)



また今までの失敗と同じような捜索になってしまってるな……ともかく実際に出掛けるだけの確信が、どうしても持てない。



今回もダメか、、と諦めつつ、藁にもすがる思いで何度目かの語句検索。

関係のない画像ばかりの海を、ひたすら底へ。



日本海溝ばりに深いところまで画面を送り続けてきたある一瞬。

あーーっ!!!


石模様の階段!!!!!!



まるで関係ない画像群の中に、ついに出てきたっ!!!!!



すかさずページへ。

来た。ついに来た。


高崎駅……そうか、SLが走っているから、石炭を模した模様になっていた、そういう事か!!!



…高崎駅に集まるラインカラーは高崎線のオレンジと両毛線のイエローは分かるけど、青なんてあったっけ?

なんと上越線が青!…これは抜かっていたっ…



それでは大変お待たせしました、元の写真↓


ついに、ようやく、やっと探し出した写真↓

これだーーっ!!!!


やはり「乗り換えできません」案内だった!



こっちの極悪写真は、


最初の数段が浮いているところをキャッチ。

これを探すのに、どれだけ苦労したことか。



というわけでJR高崎駅、結局のところ検索だけで何とか確保!



いやー厳しい問題だった!



なお、きみさんはSL列車に乗ってピザを食べに行かれていたようです。



そりゃよかったですね!!!!!!!!




〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


今回は以上です。



ともかく、闇雲に京浜東北線に乗りに行って途方にくれなくてよかったと思っております。



ではまた!

次の写真へ行こう。


〜「どこ鉄」とは、友人から送られてきた鉄道写真を、それがどこで撮られたものかを当てる、鉄道好き俳優・菅野貴夫(どこ野鉄夫)の深刻な趣味である〜



というわけで、久しぶりのアーカイブです。

(前回までのまとめはこちら)


リンク下のお名前は出題者です。



140号

千穂さん、アシケンさん、ありぴーさん



141号

加瀬さん、美佳さん、ありぴーさん



142号

加瀬さん、カシマさん、かぐみさん、ひさえさん、真夕さん



143号

加瀬さん、日下さん、恵理さん、KANSさん、ワッティさん



144号

ワッティさん、加瀬さん、美佳さん、GAZEBOさん



145号

西村さん、和馬さん、KANSさん、中山さん



146号

ムーチョさん、アシケンさん、KANSさん、きみさん



147号

新井さん、きみさん、千穂さん



148号

加瀬さん、中山さん、あやさん、蒻崎さん



149号

ゆきさん、中山さん、ワッティさん、奈良さん



150号

原田さん、宮本さん、鉄はる君(の奥様)



〜〜以下、次号にて〜〜


こんにちは。どこ野鉄夫です。



遅ればせながら、JACROW「闇の将軍 四部作」@りゅーとぴあ(新潟)公演、ご来場くださった皆様、そして関係者の皆様、ありがとうございました。


そして我らが主役の田中角栄役・狩野和馬さんが、この四部作の成果で読売演劇大賞の男優賞にノミネートされました!

日本中のあらゆる演劇作品の中から5人の中に選ばれたのです!本当にすごい!おめでとうございます!自分ごと以上に嬉しいです。




さて、公演もひと段落し落ち着いた日々が戻ってきたので、こちらをじっくりやっていきましょう。





まずは千穂さんからの1枚。

踏切か。まっすぐに伸びる線路。


最大の特徴は複線分の用地が確保されているのに単線であること。



たしか西武拝島線のほうに、そんな区間があったはず。

信号機類の裏側からも、なんとなく西武鉄道っぽさが感じられる。



迷わず出発。

このあたりは微妙にうねっているから、もっと真っ直ぐな線路を探そう。


適当に探した踏切↓

うむ、ここではなかったけど設備の感じはバッチリ。



では元の写真↓


間もなく探し出した写真↓

西武拝島線・玉川上水〜武蔵砂川間の踏切、3分で確保。



朝飯前です!





続きまして、ありぴーさんからの出題。

最初に送った写真に大ヒントが写っていたという事で、トリミングして送ってくれたのがこちら。

これだけでは地獄。


ただ地獄のなかで気になるのは、ホームの端に鉄板のような凹凸模様がついていること。


ホームの滑り止めといえばゴムが一般的なので、これは珍しい。



検索。

あったっ!


会社のページへ潜入↓

こういう企業ページには珍しく取扱地域が載ってる!ありがとうございます!


東海・近畿か。

確かに関東地方ではあまり見ないもんな。



線路の幅からして南海・近鉄あたりが頭に浮かぶものの、あんな画角では捜索はほぼ不可能に等しい。



もう一度メッセージを確認すると。

ん、、1枚目の写真はそのまま見ても大丈夫なんだな。

右上の写真だけ見ないように気をつけよう(解いてから確認しよう)

こちらはだいぶ見える写真だ!助かるっ!



容赦なく凝視。

なんと車両発見!!!!


あれは……名鉄だな!



まさに東海地方。


ただ名鉄は日本第3位の規模を誇る大手私鉄。

膨大な路線の中からこの駅を当てるのは容易ではない。


左下にある乗車位置案内。

読みづらいけど、、特急も停まるような駅ではないか?先ほどの電車(おそらく特急用車両)もうねうねとポイントを渡って駅に入ってくる様子だった。

そこそこ大きな駅かも知れない。



さらに徘徊していると、奥の手を発掘。

「成田山〜〜」の碑。


ご存じ千葉県成田市にある有名な寺社ですが、京阪沿線など他地域にもありますね。



一瞬ためらったものの、勢いで検索。

名古屋市街地のほうは名鉄沿線ではなかったため、北の犬山へ接近。

しかし最寄りの犬山遊園駅は対向式ホームの構造。


問題写真では島式のホームだった。



だいぶ大きなお寺だし、線路から離れてるし、写真では線路脇にポツンとあるだけの碑だったから見当違いだったのかな、、などと思いながらとりあえず隣の主要駅・犬山駅へ。

犬山線・小牧線・広見線が交わるジャンクション駅です。

あれっ!あの写真!


これじゃないか??

↓↓↓

室外機4連。

室外機4連だけでしか判別できないって、、改めてひどい画角だな!



もう1枚も仕留めにかかろう。


探し出した写真↓

よっしゃ!


線路脇の成田山も捉えておきます↓

これぞ不動の証拠。


この成田山が近くの大きな成田山とどこまで関係あるのかは分からぬままだけど、とにかく名古屋鉄道・犬山駅、確保!!




「大ヒント」って何だったんだろう。

ここまで見ないようにしていた写真を確認してみます。

あの看板のことだな。

さっき探し出した写真にも写っていた。


大口町という町があるのか。


なるほど犬山の近く。

これは確かに特定に繋がりますな……しかし今回は車両と成田山だけで十二分でしたよ。





さあ続きまして、伊豆の飲み仲間・工藤さんからの1枚。

複線電化路線にある踏切。

JRの幹線クラスかな。



写真を拡大。

JR九州で確定



その理由は、気になりましたら後ほどこちらの記事をご覧くださいませ。


この時大格闘した舞台・北九州地域から捜索開始。

線路がゆるやかにカーブしている。

都市と郊外の間のような風景。


北九州でゆるやかなカーブが連続すると言えば日豊本線沿い。


このへんはどうだ?

いい感じだが、違う。


問題写真では線路に沿って、幹線道路も走っていたな。



日豊本線の捜索は当たりなく、次は鹿児島本線を福岡(博多)方面へ。


写真をさらに徘徊すると、

カーブした線路に沿って、橋のようなものが接近してきている。

あれは道路なのか、はたまた合流する別路線か?



別路線だと仮定すれば、博多方面で思い浮かぶここ。

大動脈の鹿児島本線に、香椎(かしい)線がオーバークロスしてくるこの地点。


どうだ…?

↓↓↓

残念!

しかも奥をよく見ると、香椎線の橋はアーチ橋だった!



多少落胆したものの、そのまま両線が連絡する香椎駅を過ぎた地点へ。

ここも良いカーブだ……おや、隣に幹線道路も並走しているな……



では元の写真↓


探し出した写真↓

ここだっ!


JR鹿児島本線・香椎〜千早間の踏切、安定の確保!!


奥に見えた橋は鉄道でも道路でもなく歩道橋でしたが、、当てさえすれば他のことはどうでも良い。


むしろ間違った推理なのによく当てたもんだ!!





さあ今回ラストは工藤さんからのもう1枚。

まごうことなき海外編。

特徴的なアーチを描く屋根が目を引く高架駅。


以前にも格闘しましたが、工藤さんはインフラ関係のお仕事でドバイやサウジアラビアにたびたび出張されています。


ただし、その時の写真↓

ドバイメトロ。

高架橋のデザインが今回の写真と違う。

こちらは黄色いラインが全体に。

架線が張られていないのは海外の電車ではよくあること(地下鉄銀座線のような第三軌条方式が多い)。



ドバイではないとすると、、他にどこに鉄道が走っているんだろう?

とにかくアラビア半島に赴き、有力な都市から調べてみよう。



まずカタールのドーハ。

黄色いラインの路線を発見するも、全線が地下の路線だったため撤退。



検索も駆使。

おっ!!!


アーチが連なる屋根の駅発見!


調べてみるとこのハラマイン高速鉄道は、メッカ・メディナ・ジェッダなどの主要都市を結ぶ高速路線とのこと。



メッカ!超有名な都市!

…しかしドバイやカタールとは真逆の、紅海側の都市群、、いかに出張といえどそんな遠くまで行くものか?


まあいい、こちとら指一本で瞬間移動できるんだ。行ってみよう。



相変わらずどこに鉄道があるのか全く分からない地図に苦闘しながら、どうにか駅発見。

下のほうにある施設ですね。

しかし駅が巨大すぎるか……?



この中東地域においては、ヨーロッパで駆使する「列車を選んで路線図を可視化させる作戦」が通用しないのも痛い。


念のため沿線を探ってみると、

架線が張られている。


遠方の都市を結ぶ高速鉄道となると、やはり新幹線のような集電方式になるか。。


問題写真の路線はおそらく都市の中や近郊とを結ぶ、中・近距離路線なんだろう。




その後あらゆる語句での検索を重ねるもヒットせず。

もしかして中東じゃない、別の地域かも?と不安がよぎります。


それにしても人っこ一人写っていない。

人種や民族からの推定は不可能……まあ出来る自信があるわけじゃないけど。よっぽどアラブ人の白い服の集団でもいたら別ですがね。待てよ、最初から中東の中だけで充分に苦しんでるから同じか!



とにかく今一度中東に絞り、先ほどのハラマイン高速鉄道のアーチ屋根から画像関連検索を試みた時。


ん?

右下の駅、、あの屋根の形、まさにじゃないか??


すかさずページへ。


思ってたより数段お堅い内容だったけど、リヤド(サウジアラビアの首都)にあるLRTの駅だという事か!!



よし、近づいてきた気がする!

いざリヤドへ!

…本当に、どこに鉄道が走ってるのか全く分からない。


たまらず「リヤド 電車」で出てきたページを参考にさせて頂き(こちらも長距離鉄道の記事だった)、

その始発駅の地点を特定し、近隣を巡っていると、、

きたっ!

かなり限定されたエリアに都市型高架鉄道が敷かれている夢のような場所発見!

これがリヤドメトロか?



接近。

しかし、屋根の形が違う。

ここでもないのか。。。



ようやく掴んだ手掛かりが失望に変わりかけた、その時。

おや?


メトロの路線から、また隣の別の高架路線に通路が繋がってる…?あちらもリヤドメトロ?

そしてその駅の屋根……


これだっ!!!



ようやく、ようやく掴んだ本物の鉱脈!

慎重に線路の先を追いかけます。

(この後高速道路に挟まれ、いつの間にかトンネルに入ってて見失なう)



再び追いついた先にあったのは。

巨大な国際空港。

ターミナル駅にアーチの屋根。


着いたな、これは。

ただ少し先に全く同じ構造のターミナル1.2駅が。あぶない。

慎重に画像を見比べながら最後の詰め。



では元の写真↓


ついに探し出した写真↓

サウジアラビア・リヤドにあるリヤドメトロ空港ターミナル3.4駅、渾身の確保!!!



工藤さんからのお返事↓



やったーーー!!!

この青丸は感動的!!!



久しぶりに海外の、砂漠の中を目をこらして走り回ったので疲れました!



〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


今回は以上です。



次回もまた、手を出すと危ない写真たちに取り組んでいきたいと思います。




最後までお読みくださり、ありがとうございました。




ではまた!

こんにちは。どこ野鉄夫です。

今年もどうぞよろしくお願いします、



年始から心が痛む事が多いですが、自分にできることを丁寧に、まわりの方々との時間を大切に過ごしていきたいと思います。


まずは新潟りゅーとぴあで1日限りの闇将軍四部作!

がんばって参ります。





さて今年の「解き初め」は、さとうかよこさんの1枚から。

容赦なく抑えられた画角のローカル線。

去年の7月に頂いてから、ほぼ身動きが取れずにいた難問です。



新年ということで、どうせなら難しい問題からいってみよう!とまあ意気込んでおるわけですね。



写真奥を拡大、まずは非電化路線であることを確認。

それ以外唯一最大の特徴は線路間に設けられた溝。



これは排雪溝(融雪溝)ではないか?


流雪溝という呼び方もある。雪国に特有の設備。



雪国で思い浮かぶのは、新潟県や長野県北部、それに東北地方、北陸地方、北海道。



なんとなく北海道ではなさそうな気がするので、他の地域から捜索してみよう。



写真奥を拡大。

線路の向こうに茂み、その向こうは一見何もなさそうだけど、、あれが空の色なのか、うっすらモヤの向こうにもっと大きな山があるかの判断は、この写真からでは出来ない。

ただそこまで山深い地域ではなさそう。


そして線路の配置は2面2線。ともう一つ、↑ホームの裏(写真左側)に小さな引き込み線があるかも知れない。



まずは新潟。

新潟県から福島県へ、深い山を抜ける磐越西線。

排雪溝がない。



同じく新潟から福島へ豪雪地帯を走る只見線。

こちらも排雪溝なし。



念のためもっと雪が降りそうな山深い地域も調べてみたものの、やはり景色に山の圧迫感があり撤退。



次は東北へ。


岩手県の盆地に位置する遠野駅。溝なし。



日本海側へ移動、雪深いことで有名な津軽地方へ。

鯵ヶ沢駅。やはり溝なし。

ホームや跨線橋の感じは、そこそこ良いんだけどな……!



山形と新潟を結ぶ米坂線。

溝なし!


逆に、どこの路線に溝があるんだよ!?



宮城県の山間部にある鳴子温泉駅。

溝はあったっ!

跨線橋もいいが、しかし微妙に違うか…!!


残念!


一旦捜索中断!撤退!!



最初から難しすぎる写真に手を出してしまった!!!



〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜



というわけで気分転換に(解けそうな)加瀬さんからの1枚。

赤い建物が目を引く踏切。


それ以上に目を引くのが線路の幅。

おそらく1435mmの標準軌。



関東でいえば京浜急行・京成電鉄の2択。



さらに写真を徘徊。

前回の記事に出てきたような赤い煙突と、線路の間に2/19の表記。


これは起点から19.2キロの地点であることを示すキロポスト!



まずは京浜急行から路線調査

19.3キロの地点に子安駅。



では元の写真↓


見つけ出した写真↓

完璧。京浜急行本線・子安駅前の踏切、安定の確保!




この勢いでもう1枚、ワッティさんの奥様から頂いたこちら。

「奥さんから。右のほうは鏡に電車が写ってたから隠しました。こんなん1分かからず解かれるぞ、と説教しました」との事です。

ご夫婦揃ってありがとうございます。



さて、JR西日本の非電化ローカル線。これはある設備を見ればすぐに分かります。

駅の規模はそこそこ大きいか。


すぐ裏に小さい山が見えるので、中国地方の内陸部から捜索開始。


まずは岡山県北部の都市・津山から。僕も数年前に訪れ、駅前の扇形車庫に大興奮したものです。

しかし、ホームの間が広い。

おそらく昔はもう1本線路があったのだろう。



広島県の三次(みよし)駅は、

こちらも構内が広い。



……今日はなんだか線路の間ばかり眺めているな!



うーむ。


わざわざこんなところ(失礼!)に行くという事は、観光地があるんだろうか?


これはミラーなのかモニターなのか看板か?見慣れない設備だけど、本当のローカル過ぎる駅には無さそう。



特急停車駅や観光地を念頭に、日本海側を走る山陰本線も範囲に入れて捜索継続。


あっと思ったのが著名観光地の萩!


しかし思ったような画角は出て来ず。



フラフラと地図を彷徨いながら指が止まったのは、

山口県にある山口線沿線。

特急やSLも走る観光路線。



山口駅へ接近。

背後の2つの小山を見た時点でガッツポーズ。



では元の写真↓


探し出した写真↓

山口線・山口駅、1分とはいかなかったものの中国地方からブレずに確保!




さあ最初の写真に戻ろう。

ここまでJR東日本の降雪地域(東北信越地方)の路線はほぼ全て調べ尽くした。



排雪溝からの検索で、こんなページにも行き当たった。

JR西日本の山陰本線沿いにもあるのか!

こうなってくると範囲が途方もない。。



JR西日本へ手を出す前に、、あの路線を徹底的に洗ってみようか……



その路線とはJR東海の高山本線。

岐阜から飛騨地方を経て富山まで抜ける路線。



この路線に望みをかける理由はこちら。

線路の分岐がY字。



只見線の分岐の例↓

直線から片側への分岐。



Y字分岐が特別珍しいというわけではないのですが、高山本線のY字分岐を特急ひだが高速で通過するのは有名なので心に残っています。


この路線、本腰を入れて捜索しよう。



岐阜側からだいぶ山に入った白川口駅。

こんな山あいの駅ですら排雪溝がないという事で、実は捜索序盤に撤退しておりました。



配線略図大先生

ちゃんとY字分岐まで表現されて素晴らしいです!



高山を越えて飛騨古川駅に降り立った時。


あーっ!!!



ついに出た排雪溝!!!!!

某アニメを見た時以上の感動!



目を輝かせながら周囲の駅を慎重に捜索。



では元の写真↓


ついに探し出した写真↓

ホームの質感も完璧!



地味に気になっていた跨線橋下のマシンを↓


見つけられてご満悦!!!

JR高山本線・飛騨国府駅、万感の確保!!!!



いやー年始早々大変な問題だった!!!





さて今回ラストは、闇将軍シリーズでともに新潟に来ている髭さんからの1枚。

青空。郊外のかなり広めの敷地。

目を引くのは保線用の車両。



この検索から同じ形式を見つけるのは難しい。



他の要素はないか、、、

ガイシの数が4枚。

これは交流電化区間ではないか?


そして赤い看板の下に「焼」の文字。

あれは焼肉屋の看板ではないか!?


こんな検索から辿り着けるほど甘くはない。



日本のおもな交流電化区間は北海道・東北・北陸・九州。

この中でどうやって絞っていこうか、と写真をさらに凝視していると。

車両の横にJRの文字発見!

色のコントラストからして赤だろう。

赤いJR=JR九州



よし九州だ!!


見つけたっ!


MR786という形式の車両(軌道モーターカー)だな!

ありがたいページへ潜入、とにかく場所を突き止めよう!

ん?


プリマハム鹿児島工場!!!



髭さんが演じる政治家・二階堂進先生は鹿児島県出身。稽古が始まる前に地元を訪れてきたという話は耳にしました。



よし、パズルのピースが揃ってきた。



上記工場のある、鹿児島本線の串木野駅へいざ。

背後に山がある。

ここではなかったか!



あのモーターカーは九州全土に配備されているとの事で、そう上手くはいかない。



鹿児島駅を起点に、鹿児島本線と日豊本線の両路線のそこそこ大きな駅を捜索開始。



日豊本線の隼人(はやと)駅付近を調べたところ。

あーっ!!!!



こんな集合住宅、写真にあった気がする!



↓↓↓

こっちは3連!色違い!

無念!!!



鹿児島の焼肉屋に絞った検索。

こちらが有力なチェーン店のよう。


しかし字体も色も違うか……。



こうなったら。



やはりMR786形の車両から辿るしか道はない。



検索すると素晴らしいページに到達。


長いページの下のほうにあった、謎の暗号たち。


とりあえずタップしてみると。

おおっ……!


車両が留置されている場所と写真まである!!

なんと素晴らしいページだ!!!



↑長崎県というのはさすがにないだろけど、、とにかく全ての写真をチェックしてやろう。


ここまで調べてきたのだから、背景を見たらピンとくるものがあるはず。



鹿児島から遠く離れた福岡県の小竹駅。背景にピンと来るものがあるぞ!


駅へ接近。

手前に車止めがある点も似ている!


しかしどうしても景色が合わず。

うーむ!!


ひたすらに画像潜入調査を継続、そして29ページ目。


あ、ここだな。



では元の写真↓


ようやく探し出した写真↓

やったーっ!!

日豊本線・加治木駅、執念の確保!!

やはり本物の場所は一味違う!!!



なお焼肉屋だと思い込んでいた看板は、

焼酎でした!!!



〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


今回は以上です。



新年一発目ということで大変長くなりましたが、お読みくださりありがとうございました。



今年もよろしくお願いします!




ではまた!

こんにちは。どこ野鉄夫です。

今年もそろそろ終わりですね。



遅ればせながら、JACROW『闇の将軍 四部作』

東京公演にご来場くださった皆様、ありがとうございました。

楽しんで頂けていたら幸いです。



年をまたいだ来年1月13日には新潟・りゅーとぴあでの1日限りの公演もありますので、見逃した方はぜひ新潟へお越しくださいませ!!




さてそんな中で私は、大きな舞台作品の映像オペレータースタッフとして大阪に来ております。

初・大阪城。

思ってたより裾の幅がスリム。

ゴモラが(略)



もちろん仕事は粛々とやらせて頂きつつ、空いた時間を使って今回も手ごわい写真たちに向き合っていきましょう。




トップバッターは加瀬さんシリーズから。

踏切、高速道路、ビル群。

東京の湾岸に近いエリアか?



そう思う強い証拠がこれ。

おそらく大きな工場の煙突。東京湾沿いにありそうな景色。




他に絞れる要素はないか、、、

この緑の看板、見たことある気がする。



ナイスとかいう看板じゃなかったか??


検索。

住宅系の会社か。


しかし地図から店舗を調べても、ベイエリアには見つからず。




写真に戻って。

……なんとなく、貨物線っぽい匂いがするんだよな……


東京近郊で、電化された湾岸の貨物線……



鶴見から分岐するここはどうだ?

一般の人は見向きもしないようなこの貨物線を追いかけていくと、


高速道路と並走する貨物線に、踏切。




では元の写真↓


探し出した地点↓

完璧。


東海道貨物線(高島線)の踏切、確かな嗅覚で確保。




お次、加瀬さんのもう1枚。

2つ並んだ高架。

その下にパチンコ屋とファミマ。


……加瀬さんがよく送りつけてくる、常磐線沿線の匂いがする。


↓↓↓

常磐線&東京メトロ千代田線・綾瀬駅のガード下、瞬く間に確保。



同じような地点の写真ばかり、そんなの通用しませんよ!






続きましてワッティさんからの1枚。

殺風景にも程がある。



その場で別アングルの写真をリクエスト。

別アングルも撮っておいてくれてありがたい!

この線路は新幹線だな。



1枚目の時点でJR東日本だという事だけは分かっていたので、JR東日本の新幹線で真ん中に通過線を持つ構造の駅を捜索開始。



見た感じ、ホームの壁や柱が新しそうなので北陸新幹線からチェック開始。

しかし北陸新幹線には、JR西日本区間を含めても通過線付きの駅はなし。




通過線を持つのは、早い時期に開業した新幹線だけ。JR東日本でいえば東北・上越新幹線

こういう感じですね。



では元の写真↓



苦労して見つけ出した写真↓

ホーム上に一角だけしかないこの壁を見つけるの、結構大変でしたよ。



上越新幹線・上毛高原駅、執念の確保!



年明けにこの駅を通って新潟公演へ向かうのが、今から楽しみです。





お次は北九州の職人・新井さんからの1枚。

ほほう、、両側にホームがある構造の駅。

おそらく行き止まり型(頭端式ホーム)の終着駅だろう。



新井さんは関東にもよく来られているので、九州にこだわる必要はない。関東の行き止まり型の駅から探そう。



ホームの先のほうに目をやると、

カーブした地点でホームは終わっているように見える。


設置されている機械や線路の錆び具合から、撮影地点はホームの根本(ちょうど先頭車が停止する位置)あたりだと推測できる。


という事は、かなり短い編成の車両を使っている路線じゃないか?




まず思い浮かんだ東急多摩川線・池上線(どちらも3両編成)の蒲田駅は。

ホームに柵。

ここではなかった。



他に手がかりは、、

黄色い乗車位置のライン。



大手私鉄でこんなデザインのあったっけ?



素直に検索。

おや?


江ノ電のデザインが近そうだな…長年の勘からいい予感がする。



江ノ電こと江ノ島電鉄の両端駅は、藤沢と鎌倉。



まず藤沢駅は、

カーブが逆か。。。


問題写真↓


うむ。。



鎌倉駅はどうだ?

基本的に鎌倉に行って江ノ電に乗る人々は観光気分満載ですからね、そりゃ電車を撮りますよ。

あんな地面ギリギリホームの写真を撮る人は滅多にいないですよ。



というわけで元の写真↓


なんとか探し出した写真↓

ありがたい写真が見つかってよかった!

江ノ電・鎌倉駅、低い画角でも鉄分をキッチリ捉えて確保!





さあ今回ラストは、ヒザイさんからの1枚。

高架駅の車窓。

取り立てて言うこともない街並み。あえて言うなら郊外の街か。



これは、、、結論からいきます。

とにかく東武鉄道の特急停車駅(高架駅)だけを徹底的に調べました。


この中から、郊外の高架駅だけに的を絞って。



そして元の写真(拡大)↓


見つけ出した街並み↓

前後に並ぶ茶色の建物。

東武伊勢崎線・足利市駅、抜群の推理力を活かして確保!!!!




これは我ながら良い推理だった!自画自賛しちゃう!



なぜこんな写真から、東武鉄道の特急停車駅だけに絞った捜索をしたのか。

この中で唯一の手がかり(頼り)にしたもの。



それは写真上部に写り込んだ暖色の明かりと曲線。



これだ。これのことだ。



一瞬、駅の屋根の構造とも見間違えそうになるけど、これは窓ガラスに映り込んだ車内の屋根ではないか?という観点。

そして、その天井がほのかに曲線を描いていること。



そんな天井を持った鉄道車両といえば東武特急リバティを置いて他にはない。


↓↓↓

リバティの天井が隅田川の流れを模した曲線状にデザインされていることなど鉄道雑誌で新型車両レビューを読んだ時から知っている。




そこでリバティの運用範囲から郊外の高架駅を捜索、見事に仕留めたという訳ですね。




いやー今年最後に優れた捜索ができてご満悦です!



読んでくださった方々がどう思っておられるかは分かりませんが!





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今回は以上です。




今年もマイペースにやらせて頂きましたが、お読みくださった皆様、そして写真を送ってくださる皆様、本当にありがとうございました!!!!!



写真自体は年越しだろうが何だろうがまだ30枚ほどありますので、来年も引き続きがんばってまいりたいと思います。どうぞよろしくお願いします。




ではまた!良いお年を。