どこ鉄146 〜鉄道要素とは | 菅野貴夫の野球電鉄

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俳優・菅野貴夫のブログです。
「どこ鉄」とは、友人から送られてきた鉄道写真を、それがどこで撮られたものかを推理・検索・悪戦苦闘しながら解いていくシリーズです。

こんにちは。



私が出演します舞台【JACROW#33 経済3篇】

いよいよ劇場・新宿シアタートップスに入りまして、6月8日より(私が出演する『焔〜ほむら〜』は9日から)開幕します!



詳細は末尾に書くことにしまして、それでは今回も個性的な写真たちに向き合っていきましょう。




まずはムーチョ先輩からの1枚。

交差する線路群と保線用車両。

鉄道要素満載。

新宿駅の北側、中央線と山手線が交差する地点だな。

おそらくこの写真に近い、東急歌舞伎町タワーの低層階から撮ったんだろう。


例えて言うなら「よく知る友人を斜め後ろから撮った写真」くらいの難易度ですね。




続きまして、アシケンさんからの1枚。

緑の中の電化路線。いい画質と構図だ。

島式1面2線ホームで、駅の先で線路は1本に収束している(単線)。


写真を拡大すると、

駅名標にはボカシ。丁寧な仕事をしてますね。

(右側、ホームに書いてある数字を僕は見逃しませんが……とりあえず不問にしときましょう)


線路の先を見ると、

車両発見!

だが架線柱にかぶってよく見えない。

車両の顔も黒っぽく見えるし、前回の西村さんの写真と同じパターン!



ただ今回は、車両にそれほどこだわりません。

右側に森、というか低い山。左側は空が抜けている感じ。架線や付帯する設備を見た感じ、おそらく直流電化区間。



房総半島の景色っぽい。



配線略図大先生を携え出発、まずは内房線から。

単線区間に島式1面2線ホームの宝庫。


上総湊(かずさみなと)駅。

ここではなかったけど、雰囲気的に申し分なし。



そもそも房総半島をはじめ千葉県のJR線には、屋根のない跨線橋が多いんです。


↑こちらは僕が2019年に総武本線のとある駅(千葉県)で撮った写真。

何より遮るものがないから景色がいい。

だからああいうホームを俯瞰したような構図の写真ではまず千葉県から疑ってかかるという訳ですね。



そのまま外房線へ。

こちらは島式1面2線の駅が少ないが……?



では元の写真↓


見つけ出した写真↓

特徴的な黄色いラインの形状に、左側の日本家屋が動かぬ証拠。

JR外房線・鵜原(うばら)駅、安定の確保!


問題写真に写っていた車両も、このE131系でしょう。




さあ続きましてKANSさんから連日の出題。

単線の電化路線。


さてここで質問です。

この写真を見て、なにか違和感に気づきますか?







その正体は、、、、、






線路の幅。



一般的な狭軌(1067mm)より明らかに狭い。

これは軌間762mmのナローゲージですね。



日本においてナローゲージを採用した路線は、観光路線を除くと三重県にしか存在しません。



三岐鉄道(さんぎてつどう)北勢線と、

四日市あすなろう鉄道の2社。



この程度はどこ野鉄夫からしたら常識。


写真を見た瞬間からこの2つに絞られているわけです。

まずは三岐鉄道から出発。

架線柱もいい雰囲気。


路線は絞られているものの踏切をいちいち探していくのは地味に面倒。

知識でいくらドヤっても、実際に仕留める作業はコツコツやるしかないのです。


三岐鉄道無事終了、四日市あすなろう鉄道へ。



では元の写真↓


探し出した写真↓

車で遮られているけど、左右の住宅が一致。


四日市あすなろう鉄道・日永駅付近の踏切、線路幅からロックオンのち確保!



以前にも書きましたが、この2路線は線路幅が狭いぶん車両も小さくてかわいいんですよ。

四日市あすなろう鉄道HPより↓

いつか乗ってみたい路線です。


KANSさんからは「なんであんな写真で線路の幅が分かるの!?」と聞かれましたが、

記録しているだけでも670枚の写真と向き合ってきましたからね、分かる事も増えてきますよ。




さて今回ラストは、きみさんからの1枚。

「鉄道要素多めだと思いますので、秒殺でしょうか!」と頂きました。


……確かに鉄道要素として信号機、架線柱なども写ってますが、これは多めと言えるんだろうか?


他に2つもらっている写真が鉄道要素絶望的なので、それに比べたら若干マシなのは事実ですが……背景は景色ではなく壁ですよ?最近壁の写真多くない?



というわけでまずは信号機から検索。

ランプが5灯の信号機を採用している会社を探し出す作戦。

この検索でまず引っかかったのが、小田急電鉄。

ほう、我らが小田急か…!


問題写真を再確認。

最大の特徴は、駅が堀割(ほりわり)構造になっていて地面より低いこと。

そしてホームの外側に線路があること。


この構造から、迷わず新百合ヶ丘へ急行。

しかし思ったより浅く、堀割というよりはただの土手。


うーむ、小田急沿線民としてはまだまだ駆け出しだな……!



再度信号機検索に戻り。

「二場」というのは、場内信号機の2つ目=第二場内信号機という意味でしょう(ざっくり)。

またよく見ると、信号機の後ろに菱形の「3」が。

あれはJR東日本の停止位置目標に違いない。


ここからさらに場内信号機に絞った検索や、下についている黄色い三角の標識も調査。


こちらは信号機歓呼位置標とのこと。

運転士さんがこれを見たら「第二場内、進行!」みたいに声を出して確認せよ、という標識のようですね。この時点では決め手になる要素ではない。



さてJR東日本の、そこそこ主要路線ぽい感じで、堀割構造の駅……



真っ先に思いつくのは横浜線の新横浜駅。

出発!

…思惑どおりの良い堀割構造で架線柱も同じ形状だが、微妙に違ったか…!さらに駅構内を徘徊してもここ以上の地点は見つけられず。



ならば、、同じ横浜線の十日市場駅!

こちらも良い堀割だけれど、決定的な証拠は掴めず!


似たような規格の南武線には堀割構造の駅はないし、横浜線にこだわって前面展望動画も駆使し徹底的に調査、分かった事がひとつ。


横浜線には、場内信号機が存在しない。



信号機の形状(5灯)ばかり気にしていて役割までは頭が回らなかった……信号システムに関しては素人なので仕方がない!とにかく横浜線ではなかった!



再度信号機に戻り「場内信号機が設置されていそうな路線」に絞って検索、次に浮かんできたのは中央線。



中央線で、こんな構造の駅……

御茶ノ水はもっと険しい崖だし、四ツ谷はもう少し低かったかな、それに都心部だから雰囲気が違いそう、そこから先は高架区間だし、、、

などと沿線の駅を思い返しながら西へ向かっていき、ハッと閃く駅がありました。



豊田駅は………???



八王子の手前にあり、電車の終点としても知られる豊田駅は堀割構造ではないんですが、多摩川の支流・浅川が形成した崖に沿う地点にある駅で、改札を出ると北口へは階段を登り、南口へは階段を降りる構造になっています。

(スーパー地形アプリより)



さあ豊田駅へ。

よーーーし!擁壁の上に鬱蒼とした緑!

これは来たぞ……!!


さらに写真を探すと、

崖の上にある建物。


問題写真↓

これだな。


執着心の強い私は、なおも徹底的に第二場内信号機を探索。

ようやく探し出した画像↓

(Train View 列車展望チャンネルさんの動画より)



というわけでJR中央線・豊田駅、不審からスタートしたもののおっしゃる通り濃ゆい鉄道要素だけの捜索で確保!!!



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今回は以上です。



さて私が出演する舞台ですが、まだまだお席ございます!

このブログを読んでくださる方、特に写真を送ってくれた皆様は必ずお越しくださいね!

お待ちしてます!



ではまた!