こんにちは。
ワタクシが出演しております舞台
JACROW#33 経済3篇 いよいよ開幕しました。
ここまでご来場くださったお客様、ありがとうございました!
(撮影:鈴木淳さん)
今週日曜日まで駆け抜けますので、どうぞよろしくお願いします。
それでは2日間の休演日を存分に生かして取り組んできた、一筋縄ではいかない写真たちをお送りしましょう。
まずは東京滞在中の北九州職人・新井さんからの挑戦状。
車両が壁のようだ。
景色もへったくれもない!
さて車両は常磐線快速(中距離電車)のE531系、しかも2階建グリーン車が写っているという事は基本編成。
最大15両編成で走るこの列車は、基本10両(グリーン車付き)+付属5両を繋げたり切り離したりして運用しているのです。
基本編成の運用範囲を確認。
基本編成(10両)が走るのは、高萩駅までか。
写真に戻って。
気になるのが、ホームに白線が残っていること。
都心部の駅は滑り止めのゴムを採用しているイメージがあるから、それなりに郊外か?
そして右上にわずかに見える、錆び気味の鉄骨。
架線柱のビームというより、ホームの屋根同士をつなぐ鉄骨ではないか?
まずは茨城県の土浦駅へ。
↓
やはりホーム端部には滑り止めゴム。
鉄骨もなく一般的な架線柱ビーム。
そこから高萩まで1駅ずつ北上も、一向に見つからず。
もう構図的にこれで良いんじゃないか?
滑り止めゴムはないけど鉄骨も無し!
こんどは土浦から逆に、首都圏方面へ。
我孫子(あびこ)駅。
やったっ!!
ホームの白線と、鉄骨ビームのダブルコンボに初遭遇!
JR常磐線・我孫子駅、まずは送信。
すぐさま、もう1枚届いていた写真に着手。
地下鉄でこの構図。めんどくさいなあ。
まずは黄色い車両が見えるので、銀座線のホームドアを検索。
ただどうも気になるのが、銀座線の車体に入ったラインが、ホームドアがあっても見えること。
問題写真↓
他に黄色い車両が走ってそうな地下鉄、、を探す前に、何気なくポスターを拡大。
一番下の白いところに書いてある文字…全く読めないけど…これは都営地下鉄ではないか?
うっすら都営のイチョウマークに見える。東京メトロはカラーが水色でマークも四角いから、こうは見えないはず。
(イメージ↓)
というわけで都営のホームドアを検索。
赤いラインとベージュのドア。浅草線にロックオン。
そのままページへ。
↓
いよいよ捜索開始、の前に写真を再確認。
ここから注目するのは床タイルの化粧。
まずは泉岳寺。
ちょっと違うタイルか……?
黄色い車両は、浅草線に乗り入れてくる京浜急行のイエローハッピートレイン。窓下にライン無し。
タイル以外の条件は揃った。
三田。
大門。
JRに加え、銀座線やゆりかもめ・横須賀線地下ホームまである大きな駅なので、浅草線ホームの写真を探すのが大変。
そして。
これだっ!!!!
問題写真↓
独特の波模様で黄味がかったタイル!
新橋駅、送信!
↓
新橋駅は無事に確保したものの、我孫子はハズレ。
ぐぬーっ!
……そもそも、これくらいしか場所を判別できる要素がないんだから…いや判別できる要素でもないでしょ!もう!
(黄色いマークは「ここに信号機アリ」の表示で珍しいものではない)
あわてて我孫子よりさらに都心側の快速停車駅を再捜索。
柏。
滑り止めゴム!鉄骨も見えるけど形状が違うか…?
松戸。
あーっ!
我孫子より錆びた鉄骨発見!!!
問題写真↓
これだな。
快速線のホームも確認。
ホームの白線も完備。やっと仕留めた……!
というわけでJR常磐線・松戸駅、なんとか確保!
2枚の悪構図写真を立て続けに捜索しバタバタしていた影響か、松戸だと分かったのになぜか柏と送ってしまう凡ミスも重ね余計な失点!
それでも壮絶な闘いののち新井さんから芝居のご予約を取りつけたので、お互いWin-Winということにします(笑)ありがとうございます!
さあ続きまして、きみさんからの1枚。
西武鉄道の車両。
顔に赤丸の標識がついているのが気になります。
これは営業運転中の車両ではなく、どこかへ輸送される車両でしょう。
いろいろ拡大していると。
あっ……地名が見えちゃった。
これではひとたまりもありません。
↓
JR八王子駅、一瞬で確保。
なぜJRの線路に西武の車両が停まっているかと言うと、地方のローカル鉄道へ車両を譲渡するためです。(問題・解答写真の車両はいずれもおそらく伊豆箱根鉄道へ)
大手私鉄からローカル私鉄へ、全国に広がるJRの線路を使って運んでもらうわけですね。
それにしても看板が見えちゃって残念!あれが無かったらもう少し苦労できただろうな……!
さあ続きまして、今回の舞台でパートナー役としてお世話になっている千穂さんからの1枚。
雪国の踏切。以上。
忘れもしない今年の元日にもらって以来、なかなか手を出せずにいました。
まずは、4月頃に一度捜索し遭難した時の様子からお届けしましょう。
この時に注目したのはこちら。
遮断棒を動かすマシン。
この柄から、辿り着くことはできないか?
青森県から捜索開始。
北海道を飛ばすのは、雪の感じが北海道ぽくないと感じたのと、丸腰で北海道は命が危ないと思ったからです。
出発。まずは津軽鉄道。
違うか…。
JR津軽線。
黒い細ラインは似てる!ただV字になってるな……
下北半島へ向かうJR大湊線。
ラインの傾斜が違う。
(……この捜索方法でほんとに大丈夫なのか?)
日本海側を走るJR五能線。
やはりラインの傾斜が逆…というかマシンの取り付け向きが逆なだけか!
秋田内陸縦貫鉄道。
同じ!だけどやはり取り付けが逆!どっちでも良いんだな!
同じ路線でも隣の踏切を見るとマシンが全然違ったり、とてもじゃないけどここからの特定は不可能。追跡断念。
〜〜〜〜〜
改めて捜索再開するにあたって、どこに注目していこうか……
まず目に入ったのは、奥に見える建物。
これ……ホームセンターっぽくない??
うむ、黒っぽくて敷地面積が広いのはホームセンターによくある形。
さすがに直接ホームセンターから探すことは出来ないけど、頭の隅に入れておこう。
もう一つは鉄道要素。
改めて青森県から捜索再開。
同じく津軽鉄道から。
おっ!似たようなのを発見。
全線捜索無事終了。
JRの五能線には、
あの機器は見つからず。
いくつか見たJR路線では発見できなかったので、非電化ローカル私鉄に絞った捜索にしてみよう。
秋田内陸縦貫鉄道。
色はついてるけど、形は似たような感じ!
沿線を探していくと。
4月の捜索と同じ踏切。でも今回は見ている所が違う。奥のほうに黒丸が見えるか…?
…ついでに地面が緑色なのも気になってきた…!
問題写真↓
ほら!
あと、道路が少し斜めに交差してるようだな!
期待を込めて全線捜索無事終了。
次!鳥海山のふもとを走る由利高原鉄道!
こちらも機器発見!踏切も緑!
由利高原鉄道は路線もシンプルなので、試しにホームセンター検索発動。
全線捜索、しかしSUKA。
線路すぐそばにあると思っても、拡大していくと全然離れているのはよくある事。
まあ、そうそう上手くはいかないよな。
ホームセンター全部が黒いわけじゃないし。
ほかに東北の非電化ローカル私鉄は、、、
三陸鉄道は太平洋側リアス式海岸の起伏の激しい地域を走るため地形が全然違うので除外。
山形鉄道フラワー長井線は、
あの機器がない。
脳内での東北ローカル非電化私鉄もネタが尽きはじめ、とうとう関東地方の山沿いを走るわたらせ渓谷鐵道へ。
景色は悪くないけど、あの機器がないか。。
うーむ。
だいたい雪が積もってるからって東北とは限らない。北陸や中国地方の山あいにも非電化ローカル私鉄はまだまだ残っている。恐ろしい状況だ…。
他に思い当たる、東北非電化ローカル私鉄はないか、、、、
あっ、会津鉄道が残ってた!!
↓
東武鉄道の鬼怒川から深い山あいを経て会津盆地へ至る野岩(やがん)鉄道と会津鉄道。
会津田島までは浅草直通の特急もやってくるので電化されており、非電化のまま残っているのはラインを引いた区間のみ。
よし、この区間に望みをかけよう。
まずは会津盆地側から出発。
あの機器も発見!
しかし会津盆地内では見つからず。
さすがにこんな山間部の景色ではなかったよな…と通り過ぎ、とうとう非電化区間終点の会津田島駅付近へ。
ここの踏切、斜めだ…どうだ?…頼む…!!
さあそれでは、元の写真↓
とうとう探し出した写真↓
キミもホームセンターだったのかよ!!!
奥の黒い建物にばかり気を取られていたけど、まさか手前の白がコメリだったとは!
ともあれ会津鉄道・会津田島駅付近の踏切、東北非電化ローカル私鉄の最後の最後の区間で確保!!!
いやー難儀な問題だった……。
ちなみに奥の建物もやはりホームセンターでした。
競合が近いな!
いざという時のために千穂さんはヒント写真を用意してくれていたとの事ですが、
これ1枚だけでも存分に難問レベルの写真。
なんとか1枚で解けてよかった!
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今回は以上です。
舞台の後半戦、がんばって参ります。
どうぞ劇場へお越しくださいませ!
〜現在の残席状況〜
#JACROW「#経済3篇」 @シアタートップス
ざくろ・焔 110分 つながる 20分予定
〇お勧め △お早めに ▲残少
14夜ざ△
15昼焔△
16夜焔〇
17昼ざ▲ 17夕つ▲ 17夜焔▲
18昼焔〇
ご予約→http://j-stage-i.jp/JACROW/
ワタクシが出演しているのは『焔』です。
どうぞよろしくお願いします。
ではまた!