こんにちは。
先日SNSで投稿した「鉄夫からのどこ鉄」写真ですが↓
正解は福岡市営地下鉄七隈線の薬院大通駅でした。
ほぼ瞬殺レベルで送ってくれたアガタさんを筆頭に、奈良さん・蒻崎さん・アシケンさん・雄大さん・込山さん・モンキーさん・谷仲さんの8名の方々が見事に正解されました。おめでとうございます!
アシケンさん、奈良さんは完璧な解答写真も添えてくれました。
ほかにも挑戦してくださった皆様、ありがとうございました!
さあそれでは、本家も負けじとやっていきましょう。
まずは前回AIの写真で言いたい放題やったワッティさんからの、ちゃんとした写真群です。去年もらっていた海外編の残り3枚。
まずは以前の記事を確認し、場所を思い出します。
前回解いた写真は、インスブルック(オーストリア)・ミュンヘン(ドイツ)・プラハ(チェコ)。
改めてすごい旅だな…!
これらの都市は東欧と西欧のちょうど真ん中あたりに位置している、それを頭に入れておこう。
一番に手をつけるのはこちら。
斜面に美しい樹木たち、川そして橋。
AIに解析を任せてみると大分県の橋と答えてきますが、
まるでお話になりませんね。もう、どこから訂正したらいいか…手の付けようがない。
(いつか追い越されるその日までAIを煽り続けるスタイル)
さて注目するのはレールの間に通っている2本の細い線。
これはケーブルカーの構造。
この写真の地点が平坦なのはともかくとして、ケーブルカーは急勾配を登るための鉄道。
上記3カ国でいちばん「山岳地帯」のイメージがあるのはオーストリア。
遠慮なく検索。
あっ、、、すぐ出てきちゃった。
(こういう検索エンジンには超絶感謝。都合の良い人間性)
そのまま素晴らしいページに潜入。
ノルトケッテ……日本のどこかの方言でありそうな地名だな。もしくはダジャr(自粛)
さておき場所を確認。
写真を見つけただけで場所がわからないままでは満足できませんからね。
なるほど、市内から山へ向かう途中の地点(駅)だったのか。
平地部を通るのも川を渡るのも、ケーブルカーとしては大変珍しいことです。これは乗ったら楽しそうだ…!
では元の写真↓
仕留めた写真↓
(フォートラベルさんのページより)これ以上完璧な写真なし!
というわけでオーストリア・インスブルックのケーブルカー「フンガーブルクバーン」のレーヴェンハウス駅付近の景色、即座に確保!
口に出して言ったら絶対に噛む!
さあ続いてこちら。
ヨーロッパらしい行き止まりのターミナル駅か。
前回のプラハ駅もアーチ型の美しい屋根だったけど、あの駅は通過型の構造だったので、別の駅だろう。
まずは奥に停まっている機関車を検索。
車体前面のロゴが判読できなくとも「DB」なのは前回の捜索で分かっている。
どれも同じように見えますが、窓の構造や傾斜などを注意深く観察。
こちらの機関車と推定。窓の上が黒く繋がっているのが決め手ん?この駅……
↓↓↓
まさにここじゃないか?
すかさず上記のサイトへ潜入、駅は分からなかったものの機関車の形式が146形と判明、さらに形式検索によりフランクフルト中央駅が怪しいとの情報に到達。
フランクフルトか。
先ほどの地図↓
偶然にもギリギリ端っこに入ってた!
ますますすごい旅だな!
現地へ。
うむ、いい感じのアーチ屋根だ。
駅構内の写真へ。
車止めの風合い、そして舗装(インターロッキングブロックと言います)の形状が一致!!
コンクリートの仕事で得た知識も無駄にひけらかしながら、さらに構内を徘徊。
ここだな。
というわけでフランクフルト中央駅、盤石の確保!
なお駅の画像を探している最中に、
ミュンヘン中央駅にあったのと非常に似た建物を発見。
↓
ドイツの主要ターミナル駅は、やはりこの管制塔のような建物から運行を管理しているのか?
あえて調べないけど今後の為に頭に入れておこう。
そして3枚目。
地下駅かな……それにしても構内が広い。
地下だけど、地下鉄の駅ではなさそう。
まず疑うのは空港駅。
日本でも成田や羽田、福岡や新千歳など鉄道が地下駅になっている場所は多いですね。
おそらく空港の敷地に干渉しないためと、できるだけターミナルから近いところに駅を造りたいからでしょう。
まずはフランクフルトの空港駅へ。
……天井の質感も良いがちょっと違うか……
ここまで出てきた都市の空港駅を探索するも当たりなし。
この「F」でいってみるか……
飾り気のない語句で検索。
ん!あの右側のF!
Fのすぐ横に階段……ここじゃないか?
記事へ潜入すると、ベルリン中央駅とのこと。
とうとう満を持して首都の登場。
もはや先ほどの地図帳から大きくはみ出したドイツ北部です。海外旅行好きとはいえ凄いな!
いざ現地へ。
複数の線路同士がクロスしているような大きな駅。
駅の画像を捜索開始。
あーっ!!柱と天井のデザイン!
これは来たな!
しかし横方向の地上駅の、さらに上に縦方向の屋根が掛かっているように見えるんだけど、、どういう構造?
こんな地上駅ばかりの画像も出てくる。
構内を徘徊しているうちに3層構造(高架ホーム群・地上入り口&連絡通路・地下ホーム群)を擁する巨大駅だという事がわかってきました。
これが精一杯!
FやBは番線表記ではなく(数字の番線標が別にあった)、ホーム上の位置=何号車あたりかを示す表記のようだな!
3枚の写真を一気に解いて送った後のやりとり↓
お互いに勘違いの応酬。
半年以上前の写真を一気にやったわけですからね、解いたほうも出題したほうもそれぞれ記憶がバタバタですよ!
やはり寝かしすぎるのも良くないですね!すみません!
さあ日本に戻りまして、加瀬さんからのこちら。
走っている電車からの貨物列車。
なかなか面白い構図だ。
まず機関車がEH200であることは一目瞭然。
(Wikipediaより)
現在日本最大級の機関車です。
最大の注目点は乗っている電車と貨物列車が同じ方向に走っていること。
これは複々線か、それ以上に線路が並んだ区間だろう。
EH200が運用されている範囲のなかで、複々線以上の区間。
加瀬さんご本人から頂いた鉄道手帳の出番。
素晴らしい一覧ですねえ。
EH200は高崎機関区にのみ配属。
こんなものを見ても普通の人は訳がわからないと思いますが、、鉄夫的視点からみると怪しいのは上記の区間(複々線以上の線路がある区間)。
写真を再確認。
手前に集合住宅、奥に見えるビルは商業施設だろう。
そこそこ大きな駅の、手前あたりの地点という事になるか。
まずは東北本線、赤羽〜大宮間から捜索開始。
東北本線の両脇に湘南新宿ライン(ここを貨物が走る)・京浜東北線が並ぶ三複線区間。
さいたま新都心はデカすぎたか。。
貨物の走る線路(西側)に大きなビルがある駅は意外と少なく、怪しいと思った浦和駅周辺は高架区間。
撤退。
続いて、常磐線の南千住〜新松戸間。
さらに立体的に途中風景を探すためGoogle earth起動。
荒川・中川・江戸川と大きな川を続々と跨ぎ千葉県松戸市へ入った時。
ビル見っけ。
集合住宅も完備。
JR常磐線・金町〜松戸間の途中景色、ご本人提供の資料をもとに確保!
実に使える資料ですねえ。ありがとうございます!
さあ続きまして、先日寝起きに届いていた美佳さんからの1枚。
…三島。
↓
寝起きの一瞬、というか目が覚める前に確保。
JR東海道線・東海道新幹線・伊豆箱根鉄道の三島駅。伊豆のコンクリート仕事に行くため何十回と利用している駅です。飛んで火に入るとはまさにこの事。
……というか、そもそも以前に「鉄夫からのどこ鉄」で2回出題してる駅だし、美佳さんも正解しましたよね!
まずは関東の標準軌私鉄・京急&京成から捜索開始。
京急最大の車庫は、どちらの駅のホームからも遠く。
神奈川新町の車庫も、駅からは微妙に見えづらい。
久里浜工場も同じく。
京成の車両基地も、やはり駅から離れているためホームからすぐ見える地点はない。
うーむ。
まさか関西じゃないよな?
関西には阪急・京阪・阪神・山陽そして恐怖の近鉄とその系列鉄道など標準軌私鉄がズラリ揃っているぞ……?
絶望の捜索に出かけようかという寸前、駅ホームの線(CPライン)の黄色に閃きが。
以前ワッティさんから頂いた写真。京王線の明大前駅。
そう。CPラインが黄色いのは京王だ!!!
そして京王電鉄(井の頭線を除く)の線路幅は1372mm。
(※日本でこの線路幅なのは京王を含め4路線だけという大変珍しい規格です)
標準軌より少し狭いものの、JRなどの一般的な線路幅(1067mm)よりは十分に広い。広く見える。
京王と判明すれば、あとは秒だ。
では元の写真↓
見つけ出した写真↓
京王電鉄・高幡不動駅、京王と気づくまで時間を要したものの何とか確保!
さんざん「京王は危険」と言っておきながら、小田急沿線民になって2ヶ月、早くも京王への嗅覚が薄まりつつあるのか……!
なお、僕もちょこっと出演させて頂きましたGAZEBO監督の新作ショートムービー『NEO PORTRAITS』がWEBにて公開されました!
↑リンク内からYouTubeでご覧いただけます。
少年の目から見た、今より少し未来の「人間と、テクノロジー」のお話です(約20分)。
とても素敵な作品です。ぜひご覧くださいませ!
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今回は以上です。
最後宣伝のようになってしまいましたが、そう言えば本業は俳優業だったはずなので御了承ください。
こちらは、主演させて頂いた短編映画『マニブスの種』(アシケンさんこと芦原健介監督作品)が、渋谷のルデコショートフィルムパーティにて上映されることとなりました!
マニブスの上映回は5/31と6/3です!
まだご覧になっていない方、この機会によろしければ!
舞台の稽古も粛々と進めております。
6月8日〜18日、こちらもぜひ!
ではまた。