こんにちは。どこ野鉄夫です。
遅ればせながら、JACROW「闇の将軍 四部作」@りゅーとぴあ(新潟)公演、ご来場くださった皆様、そして関係者の皆様、ありがとうございました。
そして我らが主役の田中角栄役・狩野和馬さんが、この四部作の成果で読売演劇大賞の男優賞にノミネートされました!
日本中のあらゆる演劇作品の中から5人の中に選ばれたのです!本当にすごい!おめでとうございます!自分ごと以上に嬉しいです。
さて、公演もひと段落し落ち着いた日々が戻ってきたので、こちらをじっくりやっていきましょう。
まずは千穂さんからの1枚。
踏切か。まっすぐに伸びる線路。
最大の特徴は複線分の用地が確保されているのに単線であること。
たしか西武拝島線のほうに、そんな区間があったはず。
信号機類の裏側からも、なんとなく西武鉄道っぽさが感じられる。
迷わず出発。
このあたりは微妙にうねっているから、もっと真っ直ぐな線路を探そう。
適当に探した踏切↓
うむ、ここではなかったけど設備の感じはバッチリ。
では元の写真↓
間もなく探し出した写真↓
西武拝島線・玉川上水〜武蔵砂川間の踏切、3分で確保。
朝飯前です!
続きまして、ありぴーさんからの出題。
最初に送った写真に大ヒントが写っていたという事で、トリミングして送ってくれたのがこちら。
これだけでは地獄。
ただ地獄のなかで気になるのは、ホームの端に鉄板のような凹凸模様がついていること。
ホームの滑り止めといえばゴムが一般的なので、これは珍しい。
検索。
あったっ!
会社のページへ潜入↓
こういう企業ページには珍しく取扱地域が載ってる!ありがとうございます!
東海・近畿か。
確かに関東地方ではあまり見ないもんな。
線路の幅からして南海・近鉄あたりが頭に浮かぶものの、あんな画角では捜索はほぼ不可能に等しい。
もう一度メッセージを確認すると。
容赦なく凝視。
なんと車両発見!!!!
あれは……名鉄だな!
まさに東海地方。
ただ名鉄は日本第3位の規模を誇る大手私鉄。
膨大な路線の中からこの駅を当てるのは容易ではない。
左下にある乗車位置案内。
読みづらいけど、、特急も停まるような駅ではないか?先ほどの電車(おそらく特急用車両)もうねうねとポイントを渡って駅に入ってくる様子だった。
そこそこ大きな駅かも知れない。
さらに徘徊していると、奥の手を発掘。
「成田山〜〜」の碑。
ご存じ千葉県成田市にある有名な寺社ですが、京阪沿線など他地域にもありますね。
一瞬ためらったものの、勢いで検索。
名古屋市街地のほうは名鉄沿線ではなかったため、北の犬山へ接近。
しかし最寄りの犬山遊園駅は対向式ホームの構造。
問題写真では島式のホームだった。
だいぶ大きなお寺だし、線路から離れてるし、写真では線路脇にポツンとあるだけの碑だったから見当違いだったのかな、、などと思いながらとりあえず隣の主要駅・犬山駅へ。
犬山線・小牧線・広見線が交わるジャンクション駅です。
あれっ!あの写真!
↓
これじゃないか??
↓↓↓
室外機4連。
室外機4連だけでしか判別できないって、、改めてひどい画角だな!
もう1枚も仕留めにかかろう。
探し出した写真↓
よっしゃ!
線路脇の成田山も捉えておきます↓
これぞ不動の証拠。
この成田山が近くの大きな成田山とどこまで関係あるのかは分からぬままだけど、とにかく名古屋鉄道・犬山駅、確保!!
「大ヒント」って何だったんだろう。
ここまで見ないようにしていた写真を確認してみます。
あの看板のことだな。
さっき探し出した写真にも写っていた。
大口町という町があるのか。
なるほど犬山の近く。
これは確かに特定に繋がりますな……しかし今回は車両と成田山だけで十二分でしたよ。
さあ続きまして、伊豆の飲み仲間・工藤さんからの1枚。
複線電化路線にある踏切。
JRの幹線クラスかな。
写真を拡大。
JR九州で確定。
その理由は、気になりましたら後ほどこちらの記事をご覧くださいませ。
この時大格闘した舞台・北九州地域から捜索開始。
線路がゆるやかにカーブしている。
都市と郊外の間のような風景。
北九州でゆるやかなカーブが連続すると言えば日豊本線沿い。
このへんはどうだ?
いい感じだが、違う。
問題写真では線路に沿って、幹線道路も走っていたな。
日豊本線の捜索は当たりなく、次は鹿児島本線を福岡(博多)方面へ。
写真をさらに徘徊すると、
カーブした線路に沿って、橋のようなものが接近してきている。
あれは道路なのか、はたまた合流する別路線か?
別路線だと仮定すれば、博多方面で思い浮かぶここ。
大動脈の鹿児島本線に、香椎(かしい)線がオーバークロスしてくるこの地点。
どうだ…?
↓↓↓
残念!
しかも奥をよく見ると、香椎線の橋はアーチ橋だった!
多少落胆したものの、そのまま両線が連絡する香椎駅を過ぎた地点へ。
ここも良いカーブだ……おや、隣に幹線道路も並走しているな……
では元の写真↓
探し出した写真↓
ここだっ!
JR鹿児島本線・香椎〜千早間の踏切、安定の確保!!
奥に見えた橋は鉄道でも道路でもなく歩道橋でしたが、、当てさえすれば他のことはどうでも良い。
むしろ間違った推理なのによく当てたもんだ!!
さあ今回ラストは工藤さんからのもう1枚。
まごうことなき海外編。
特徴的なアーチを描く屋根が目を引く高架駅。
以前にも格闘しましたが、工藤さんはインフラ関係のお仕事でドバイやサウジアラビアにたびたび出張されています。
ただし、その時の写真↓
ドバイメトロ。
高架橋のデザインが今回の写真と違う。
↓
とにかくアラビア半島に赴き、有力な都市から調べてみよう。
まずカタールのドーハ。
黄色いラインの路線を発見するも、全線が地下の路線だったため撤退。
検索も駆使。
おっ!!!
アーチが連なる屋根の駅発見!
調べてみるとこのハラマイン高速鉄道は、メッカ・メディナ・ジェッダなどの主要都市を結ぶ高速路線とのこと。
メッカ!超有名な都市!
…しかしドバイやカタールとは真逆の、紅海側の都市群、、いかに出張といえどそんな遠くまで行くものか?
まあいい、こちとら指一本で瞬間移動できるんだ。行ってみよう。
相変わらずどこに鉄道があるのか全く分からない地図に苦闘しながら、どうにか駅発見。
下のほうにある施設ですね。
しかし駅が巨大すぎるか……?
この中東地域においては、ヨーロッパで駆使する「列車を選んで路線図を可視化させる作戦」が通用しないのも痛い。
念のため沿線を探ってみると、
架線が張られている。
遠方の都市を結ぶ高速鉄道となると、やはり新幹線のような集電方式になるか。。
問題写真の路線はおそらく都市の中や近郊とを結ぶ、中・近距離路線なんだろう。
その後あらゆる語句での検索を重ねるもヒットせず。
もしかして中東じゃない、別の地域かも?と不安がよぎります。
それにしても人っこ一人写っていない。
人種や民族からの推定は不可能……まあ出来る自信があるわけじゃないけど。よっぽどアラブ人の白い服の集団でもいたら別ですがね。待てよ、最初から中東の中だけで充分に苦しんでるから同じか!
とにかく今一度中東に絞り、先ほどのハラマイン高速鉄道のアーチ屋根から画像関連検索を試みた時。
ん?
右下の駅、、あの屋根の形、まさにじゃないか??
すかさずページへ。
思ってたより数段お堅い内容だったけど、リヤド(サウジアラビアの首都)にあるLRTの駅だという事か!!
よし、近づいてきた気がする!
いざリヤドへ!
…本当に、どこに鉄道が走ってるのか全く分からない。
たまらず「リヤド 電車」で出てきたページを参考にさせて頂き(こちらも長距離鉄道の記事だった)、
その始発駅の地点を特定し、近隣を巡っていると、、
きたっ!
かなり限定されたエリアに都市型高架鉄道が敷かれている夢のような場所発見!
これがリヤドメトロか?
接近。
しかし、屋根の形が違う。
ここでもないのか。。。
ようやく掴んだ手掛かりが失望に変わりかけた、その時。
おや?
メトロの路線から、また隣の別の高架路線に通路が繋がってる…?あちらもリヤドメトロ?
そしてその駅の屋根……
これだっ!!!
ようやく、ようやく掴んだ本物の鉱脈!
慎重に線路の先を追いかけます。
(この後高速道路に挟まれ、いつの間にかトンネルに入ってて見失なう)
再び追いついた先にあったのは。
巨大な国際空港。
ターミナル駅にアーチの屋根。
着いたな、これは。
ただ少し先に全く同じ構造のターミナル1.2駅が。あぶない。
慎重に画像を見比べながら最後の詰め。
では元の写真↓
ついに探し出した写真↓
サウジアラビア・リヤドにあるリヤドメトロ空港ターミナル3.4駅、渾身の確保!!!
工藤さんからのお返事↓
やったーーー!!!
この青丸は感動的!!!
久しぶりに海外の、砂漠の中を目をこらして走り回ったので疲れました!
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
今回は以上です。
次回もまた、手を出すと危ない写真たちに取り組んでいきたいと思います。
最後までお読みくださり、ありがとうございました。
ではまた!