こんにちは。5月になりましたね。
いよいよ次回出演・JACROW経済3部作の稽古が始まりました。
おなじみの頼れるメンバー。再演の作品ですが、今回はキャストも少し変わっているので新しいセッションが楽しみです。
公演の詳細はまた別の記事に書きますが、
6月8日(木)〜18日(日)、新宿シアタートップスにて上演です。どうぞよろしくお願いします。
ゴールデンウィークも稽古ということで、もしかしたら色んな写真が届くんじゃないかと若干恐れつつも粛々とやってまいりましょう。
まずはおなじみ加瀬さんシリーズから。
左側にホームドアのある線路と、こちら側のホームから分岐していく線路。なるほど。
分岐駅、嫌いじゃないですよ。
こんな特集を見つけたらもちろん購入しますからね。分岐駅の素顔。いいタイトルだ。
さて気になるのはこちら、
ホームドアのある路線と、分岐していく4両の路線……
さらによく見ると、奥のほうで線路が高架に上がっていく感じになっている。
わかった。長津田。
東急田園都市線・こどもの国線・JR横浜線の長津田駅、瞬時に確保。
(鉄道ジャーナル2019年6月号「通勤電車の潮流」より)
東急田園都市線の長津田駅は、車庫へ向かう地平線路の両脇を、終点(中央林間)へ向かう本線が高架でまたぐ構造になっています。
このアプローチ部分のちょっとした上がりを見逃さなかったわけですね。
だから東急は(略)
もう1枚いっときましょう。最近加瀬さんの写真だけで8枚くらい溜まっていますので。
何?路面電車でも奥に通ってる?
…と一瞬思ったものの、おそらく駅かどこかの高架から撮った写真だろう。
大きな交差点と奥に見える高架橋、あふれる東京の都心感。
一番の注目は、撮った場所の高さ。
明らかにJRの高架(有楽町とか新橋)より高い地点から撮っている。
たぶん、ゆりかもめかモノレールだろう。
ゆりかもめの新橋駅近くへ接近。
↓↓↓
ゆりかもめ新橋駅の通路からの景色、一丁あがり。
簡単だったけど、なかなか面白い視点の写真でしたね(上から目線)。
さあ続きまして、神戸のカシマ社長からの4枚。
日本とは一味も二味も違う景色。綺麗。
この写真が送られてきた時、カシマさんがドイツのミュンヘンに滞在されていることはグループメッセンジャーで把握しておりました。
昨年末のワッティさんからの写真でミュンヘンあたりはけっこう捜索したな…と行ったこともないのに懐かしい気分。
ともかく車両を探そう。
これを、
こうしてと。
それにしても可愛い塗り分けの車両。
ミュンヘンの地下鉄車両とのこと。
ありがたいページへ進むと、
全線か……この8路線全部ってことかな。。
さすがに全部を探すのは厳しいので(地下区間と地上区間の判別もできない)、「車庫」で探すことにしよう。
検索開始。
なんだか親しみのわくお名前の方。
浦和美園??どういうこと?
とにかく埼玉県の浦和美園ではない、広い車庫は出てきてる。
Twitterを見ると電鉄さんと鉄道ファンの方とでこのようなやりとりがあったようで。
■浦和美園
— 電鉄急行 (@nqh2ZnSJN4pcODK) 2021年5月1日
2001年8月撮影。車庫には、東急・埼玉高速・営団地下鉄の各車両が待機していました。#浦和美園 #埼玉高速鉄道 #東急 #東京メトロ pic.twitter.com/kHI9hTnp4W
なるほど!
もはや消したところで意味あるのか。
盗み見たようですみませんが僕からもありがとうございます!フレットマニング駅へ行ってみます!
ここか。
いい幕屋根が掛かってる。
問題写真↓
うむうむ。幸運にも、まさにここだという気がする。
駅の近くには世界的な強豪サッカークラブであるバイエルン・ミュンヘンの本拠地アリアンツ・アレーナ。
電鉄急行さんたちのやりとりで、これ(地上の地下鉄駅+車庫+スタジアム)が浦和美園駅と埼玉スタジアムの関係に似てると言っていたわけですね。
さてそれでは、元の写真↓
見つけ出した写真↓
ドイツ・ミュンヘン地下鉄のフレットマニング駅、鉄道マニア同士の会話を頼りに確保!!!
いやーマニアってのは凄いな!
解答を送る際には現地の時刻も確認。
大丈夫な時間だ。
調子に乗って向こう時間の真夜中に送ったりしたら良くないですからね!
続きまして、かぐみさんからの1枚。
前回の記事を上げた瞬間に届きました。
雪。
ホームも線路もよく分からない!
まずは左に停まっている貨物「ホキ」を調査。
ホキ800のほうかな。
バラスト(線路に敷く砂利)を運ぶための、重要な貨車です。
=全国津々浦々まで砂利を運ぶ仕事。地域を絞れず追跡断念。
とにかく、雪が積もっていて構内の広い駅。
JRの北陸・信越あるいは東北・北海道か。
(かぐみさんは東北・北陸・関西・九州などあらゆる場所から送ってくださるので、傾向からの推定も不可能)
そしてミラーが付いているって事は、ワンマンのローカル列車が発着する駅か。
いくつか立っている「4」などの停止位置目標はJR東日本の雰囲気。
そして真ん中の駅名標?、柱が緑色である点に注目。
検索。
長野県の駅名標は良いとして、関東平野にある金子駅まで出てきた……油断ならんな、ここから辿るのも危険そうだ。
とりあえず適当な駅へ出かけよう。
雪の降る地域で、駅構内が広く、ワンマン列車が発着しそうな駅。
北陸・信越のサンプル駅は信越本線の直江津駅。
停止位置目標は良い感じだけど、、分からんな。
ちょっとこのクラスの駅だと構内が広すぎるか?
東北のサンプルは東北本線・小牛田(こごた)駅。
うーむ、支柱がカクカクしてるか。
やはり構内が広い。
この2駅は運行上重要な拠点駅なので構内も巨大ですが、、このクラスよりは少し小さい駅かも知れない。
別な要素……電化方式は判別できないか?
問題写真↓
直江津駅(直流)。
ガイシが小さい。
小牛田駅(交流)。
大きなガイシ3連。
交流電化区間と推定しよう。
交流区間で、さっきの2駅ほど大きくない駅。
小牛田(東北本線)は支柱がカクカクしてたし、盛岡以北は第3セクターになるから、別のJR東日本路線から探そうか……というわけで奥羽本線をうろつき開始、まず何となく目に留まったのが。
奥羽本線と五能線が分岐する川部駅。
とりあえず見てみよう。
オヤー???
なんか景色も、すごくそれっぽいぞ!?
ホキも停まってるし!
さらに駅構内を捜索、では元の写真↓
見つけ出した写真↓
完璧!
JR奥羽本線&五能線、川部駅、鮮やかに10分で確保!!!
やはり停まっている盤石のホキ。
いやー適当に近寄った駅で一発で引き当てるとは!冴えてるっ!!
さあ続きまして、静岡のひさえさんからの1枚。
近いよ。
どこ鉄だから仕方ないんだけど、ちょっとおかしい構図の写真ばっかり届くんだよな!
さて、静態保存されたSL。
いにしえよりデータを集めて一覧にするのが大好きな鉄道マニアの方々がこんなご馳走を放っておくわけがない。
というわけで素晴らしいページを訪問。
見るのはもちろん「東海」地区から。
レンガ調の建物の脇で保存されているのは……
いた。
あとは藤枝市郷土博物館を訪れるのみ。
↓↓↓
書いてある以上に言うことなし!!!
SLも危険ですよ!
さて今回ラストはお初の登場、JACROWの女優さん・福田真夕さんからの1枚。公演顔合わせの日にさっそく頂戴しました。
JR四国のディーゼルカー。
キハ31か54だったっけな……検索。
(Wikipediaより)
これだ。
運用されているのは予讃線・土讃線と。
見た感じ、左側に山が見えるものの空は広い。
(そして非電化区間)
たびたび山越えをする土讃線よりは、愛媛県の海沿いを走る予讃線のほうが可能性あるか?
と思ったところで親切な真夕さんは動画をくださいました。
大事なシーンの切り抜き↓
海。
予讃線の海沿いから始めよう。
ここで前回の失敗から学んだことを思い出します。
観光で行ったんだろう。
オタクはすぐ路線のスペックとかに捉われて福塩線や阿武隈急行のようなマニアックな路線も平気で探しに行ってしまう。(注:どちらも魅力的な路線です!)
ここは落ち着いて、観光地の匂いがしそうな所から探します。
まずは予讃線の下灘駅。
このとおり「海の見える駅」として全国有数の知名度を誇る駅ですね。
…観光地と言っておきながら鉄道要素から離れられないのは、もう仕方ないから諦めよう!
さて駅の画像を見ると線路が1本の棒線駅。
すなわち、すれ違いはできない構造。
問題写真はまさにすれ違う瞬間を捉えたもの。
動画のキャプチャでわかるとおり、本当に海の近くを走るこの区間のどこかだろう。
というわけで、元の写真(景色を拡大)↓
探し出した写真↓
すれ違いのできる構造・左右ホームに立つ柱の形状・背後の山の稜線と住宅、すべて合致。
JR予讃線・伊予上灘駅、顔合わせ終了後に7分で確保!
ふぅー、マニアのドツボにはまらず確保できてよかった!
なお真夕さんの目的地は、こちらの島だったようです。
何これ!猫だらけの島だと?行ってみたい!
さらに僕がずっと行きたいと思っている大久野島(ウサギ島)にも行かれたようで。
羨ましいっ!!
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今回は以上です。
ゴールデンウィーク、どこかに出掛けられる方も多いかと思いますが、決して変な画角の鉄道写真を撮ることに懸命になったりせず観光を楽しんでくださいませ。
ではまた!