1916 :「ShinさんのPA工作室」開設10年 記念 | ShinさんのPA工作室 (Shin's PA workshop)

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※ないものねだりこそ開発の原点だ※ 
※すべてのマイクロホンは発展途上の音響デバイスだ※
※百の議論より一つの事実※







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さあ ここからです・・・

 

10年前 2009年6月11日

「急いで とりあえず・・・」という第一声からこのブログは始まりました。  https://ameblo.jp/shin-aiai/entry-10278409046.html

 

ブログ開設からほどなく「マイクロホン・ブログ」のようになりましたが

開設翌年に「この方向性で続けよう」と決めました。

 

クローバー このブログはサブテーマとして次の2つをTOPに記しています。

このブログの特異性はこれに依るものだと思います。

※ないものねだりこそ開発の原点だ※ 
※すべてのマイクロホンは未だ発展途上のデバイスだ※

 

クリップ いまの「マイクロホン」はとっくの昔の完成形とおもいきや、想像以上に未完成分野であることに驚いた反面、創世記の製品の完成度の高さに身震いを覚えるほど感動させられたり。

それでもますます進化すべき事柄の多いなか過去に戻ったほうが好ましい場合すらある「マイクロホン」というデバイス。

私(Shin)は可能な限り「マイク」といわずあえて「マイクロホン」と呼ぶ、その意味も推察願いたい。

 

肝心なことは「常識」のワクをとりはらい、新しい概念のもとであらためてマイクロホンと向き合うことを学んできた10年間です。

 

 

【このブログから出発したオリジナルアイデアと成果】

 クローバーすべての項目が記事にリンクします。クローバー

 

1.(激安マイクロホンの高品位化) 主なもの

①クラシックプロ CM5の適正化改造

(スポンジ材による空気マスの悪行退治とメカニカルイコライザ) 「定番改造」と呼ばれて久しい。

 

②ベリンガーECM-8000の高S/N化改造

(ECMカプセルの交換、ファンタムパナ改化と高S/N化)

 

③中華激安マイクロホンの高品位化改造

(簡単な改造で世界レベルのマイクロホンに変身する)3年前このブームの火付け役でしたが

そののち全世界に燃え広がり、国内・海外とも現在なお継続中。

 

2.(既存定番マイクのVer UP改造)

①Shure 55SHⅡの指向性の改善改造(ユニット交換)にてPA向き改造チューニング

これはそのままShure 新機種:SUPER 55リーズの原型となった。

 

②Linkwiz-Mod(元祖パナ改マイクロホン)の業務用途へのアレンジ・継承

「ファンタム式パナ改マイクロホン」としてリメイク開発、FetⅡシリーズ、LZシリーズとして受け継ぐ

 

3.(オリジナル業務音響機器の提案)

①LANケーブルを4Chマルチケーブルに

発表より数年後、続々とメーカー製品が現れるに至りLANケーブルのアナログ転用は完成した。

これにより小chマルチケーブルは次元を超えた小型・軽量化が実現した。

 

②電池式ファンタム小箱(BOX)

同類の既存製品が皆無に等しくピュアDC駆動の高品位音とオフラインの手軽さを実現させた。

開発にあたりすべてのコンデンサマイクは絶対に48Vで動作していないカラクリを紹介。「1611 ファンタム電圧48Vという希望的妄想」を発表、20種類のマイクロホンのサンプル例によりコンデンサマイクロホンの供給ファンタム電圧は25Vあれば問題にならないことを実検証しています。

 

4.(オリジナル加工法・表面処理)

①電子レンジで黒色焼付塗装

焼付塗装は「素人にはムリ」と塗料屋のオヤジに言われたので「素人にしかできない方法」でプロが舌を巻く品質の焼付塗装法を開発した。

 

②ステンレスの黒染め

黒染め薬品類を使わず熱処理だけで済む「地球にやさしい」黒染め手法

 

③金属メッシュの絞り加工

ピアノ用XYマイクロホンの為に開発した「銅メッシュ」の絞り加工はその後発展させ、ステンレスメッシュの微小形状の絞り加工までをカバーするようになった。

 

④液体接着剤の開発

G-17などゴム系ボンドの薄塗り用に筆で塗れるゴム系液体接着剤、これは金属面の砂うち加工法のなかで開発

 

⑤ひと味ちがう配線ケーブル被覆ムキ工法の紹介

AWG-22クラスから極細のAWG-32クラスまで芯線1本として切断することなく剥ける優れた工法

 

 

5.(常識・定番指向に対するアンチテーゼ)

①「アース信仰に異議あり」

日本の電源事情とアースの問題をシリーズとしてくりかえし記事にして指摘しています。

「永遠のテーマ」などではありません、「悪習慣」です。

「原理原則」通りに災いし、「原理原則」によってのみ問題は解決します。

※簡単に「アースせよ」などとは絶対にいえないはずです。

また、「接地しないと誤動作につながる」という機器は典型的な「設計不良」=欠陥商品だ。

 

②ミニプラグ、ミニジャクとプラグインパワーの宿命的欠陥と技術的矛盾

この劣悪コネクターシステムが民生用にある限り業務機器もつられて対応せねばならない。

目標はこの欠陥システムの全廃にあります。

 

③ツエナーダイオードの猛毒性領域について

この雑音発生器をどうする?

 

④マイボイス・リアルタイムモニターの驚くべき能力

「新しいマイクロホンのテストは次の録音チャンスを待つ」という方の何と多いことか。

私には考えられません、たったいま高度に判断できるのに時間のムダだ。

 

6.(コンデンサマイクロホン)

①ファンタム式パナ改マイクロホンの発想から実用化まで

 

②ノイトリックXLRコネクタ内に仕込むファンタム駆動AMP開発

1cm X 1cmで完結させる超小型高品位ファンタム動作AMPはこの10年最大の宝となった。

 

③同超低インピーダンス出力方式マイクロホンの開発

(出力インピーダンス10Ω程度まで可能)

 

④ダイアフラム用正弦波DC-DCコンバータと昇圧整流方式による高S/N方式の開発・提案

 

 

⑤単一指向性コンデンサマイクロホンのタッチノイズを激減させる複合方式の開発・提案

この複合方式ならショックマウント以上の効果が期待できる。

「やわらかいモノで浮かせる」防振もいいけど、『防振しない「防振」』を考案した。

◎本来、「発明」であるので特許を取る方向で各方面と相談するなか個人が多額をかけて特許を取得する意味とバカバカしさ、達した結論は「全公開」という最強の知財保護手法に行き着いた。

 

 

7.(リボンマイクロホン、クリスタルマイクロホン)

①RCA-77DXメンテナンス法(リボン張替え、調整、音決め)の開発

 

②ロッシェル塩のクリスタルマイクロホン国内生産会社を発見、そして現代的な見直し開発。

 

③コンデンサマイクロホンに貴賤なし  時代はECMへ

ECM(エレクトレット・コンデンサマイクロホン)に対しての長年にわたる侮蔑、誤解の払拭だけでなくDCバイアス型の限界をわかりやすく伝えていく役割が求められている。

 


8.(その他)

①市販アルカリ電池の放電試験勝ち抜きレース

単三型 :https://ameblo.jp/shin-aiai/entry-12001881888.html

 

006P(9V)型:https://ameblo.jp/shin-aiai/entry-12290217397.html

 

 

    以上

 

 

 

(お知らせ)
fetⅡ、fetⅡi、fet3、
fetⅡ‐bright など、ご注文により人気機種の製作を承っておりますのでお問い合わせください (いまや貴重品、秋月のパナソニック WM-61Aとオリジナル・パーツで製作) 

 

モノ作り日本もっと元気出せ 

 

【おことわり】

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