
明日は、いよいよ新任校の
始業式。この学校では、新任は非常勤講師も壇上にて全校生徒の前で挨拶せねばならないとの事。
今までの私なら、むしろこういう事を行いたいタイプでしたが、現在は正直、気が重い。
昨年度までの苦い体験から、あまり必要以上の事は控えたい上、他校より多かった今回の研修
で疲れているので(苦笑)
ちなみに過去の勤務校では、ここ3年は行っていません。その前年度(4年前の女子校)は講師でも着任と離任の際に式の壇上にて挨拶を行い、その前は専任ゆえ同様に行いました。
さて、今度の学校は共学の大学付属高校。実は共学は、教員初年度(2004年)以来なんです
この年は大学院修了後、4月からは通信制高校サポート校で仕事を開始し、10月からは急病教諭の代講で大規模大学の付属高校(共学)も引き受け、3月までこの2校を兼務しました。
(高校卒業後は、予備校・大学・大学院と共学生活を楽しみ、それが当然と思っていました。)
そして、それ以降は男女別学が続いたわけですが、特に昨年度までの3年間は、何と3校連続で男子校
だったのですよ
(笑)
その男子校初年度の2007年春
に書き、長らく隠していた記事があるんです。当時、教え子達にバレてしまい、恥ずかしくて・・・
この機会に今回、以下の他、この年4月の記事
を久々に公開する事にしました。
2007年4月記事①
2007年4月記事②
「男子校教師になります!(笑)
」(2007年4月3日)
↑の記事でも申し上げた通り、自身の高校までの女子校生活が嫌でたまらず、二度と女子校には足を踏み入れないつもりが、
教員2年目の2005年度は、専任として女子校に赴任して苦労(前年12月に内定を頂いていた共学校の方が行きたかったものの、2月に誘われ悩んだ挙句「専任」の地位に負けた)、
2006年度も先に決定したのが女子校で「また女子校・・・」と思いつつ、今度は楽しく勤められ、
2007年度が、初の男子校という事で、緊張しつつ勤務を行い、様々なカルチャーショックを受けて参りました
(笑)。生徒達に戸惑ったりカチンと来た事はあれど、それなりに面白かったですし、良い経験になりました
。
また、男子校に来て最初の良い驚きが、職員室での先生方の挨拶が気持ち良いという点でが挙げられますね。
その後、半年のブランクを経て2008年秋に産休代講として依頼を頂いた学校
も男子校。
年度途中の緊張感や専門外科目(化学)担当という不安はあれど、男子校は既に1年経験し、雰囲気にはだいぶ慣れていました。
そこまでは何度か書いてきた
ものの、昨年2009年度がどの部類の学校なのかというのは、ぼかしたままにしておりましたが、実は前任校
も男子校でした。
この前後で興味ある女子校からの依頼もあったものの、教員派遣会社を通じてゆえ面接の日時決定に時間がかかっているうちに、前任校からお誘いを受け、決めてしまったもので(^^;
今度は男子ばかりの生活もすっかり日常と化していました。
授業の事などで うるさく介入されたり、教員間での妬み・いじめ等も見られず(少なくとも私の知る範囲では)、気持ちゆったり働けるし、
生徒は慣れれば単純で素直だし(悪さをしても怒れば止める。女子は逆切れされる事あり)、見ていて面白いし、
給与も高い所が多く、逆に他に移るのが嫌になってしまったくらいです(^o^;
しかし前任校を突然クビ
になり、新年度の勤務校探しの中で、私学協会からのお誘いや公募での面接で私を採用して下さる意思を示して頂いた学校には、共学・女子校・男子校と様々あったものの、
給与面でお断りした1校を除いて最初に内定を頂いたのに加え、給与・距離・今後の可能性などを考え、新任校に決めたわけですが・・・
久々の共学勤務には正直、不安を覚えています。男子校の雰囲気に慣れてしまったゆえ、女のくせして女子高校生の甲高い声が苦手になってしまって。。
それと、教員初年度は「当たり前」と思っていた共学でしたが、女子校そして特に男子校を経験し「女の子と男の子って全く違う生き物」というのを実感した今、
逆に、そうした男女を一緒に扱う共学って(一見簡単そうに見えるものの)実は一番難しいのでは、と考えるからです。
これについても、昨春に書いた記事がありますので、リンクしておきます。
「講師仲間からの相談―共学指導の難しさ
」(2009年5月6日)
また、別学の生徒の方が甘えん坊というか人懐っこい印象を受けるんです。そうすると、手は掛かりますが余計にかわいいと感じたりして・・・(^^;
こんな事を言っては男子学生達に怒られるかもしれませんが、男子校生の中でも特に中高一貫生は甘ったれていますよ。
そんな彼らの指導は手を焼く事もありますが、何だか病みつきになってしまいました(笑)
おまけに、男子校なんて自分が生徒としては絶対に体験出来ない場所。
もちろん、よく少女漫画で描かれるような、女の子達が憧れる世界とは全然違いますし(笑)、
実際に勤務している間は生徒指導に手を焼いたり、学習指導に夢中でしたが、
普通の女子は覗く事が出来ない貴重な体験をさせてもらい、勤務が終わった今思い返してみると、教員がこんな事を言うのは変ですが「非日常から醒めた」思いで、やや寂しさがあります。
特に、1校目(2007年度)は高1、2校目(2008年度)は高2(高3も少しだけ担当しましたが)、3校目(2009年度)は高3を受け持ち、学校は違えど彼らの高校3年間の成長を見てきたように思い
、自分も一緒に「卒業」してしまった感じもしまして。
でもまあ、これも「慣れ」なのでしょう。3年前、女子校に慣れて男子校に着任した時も、女子校が恋しかった
りしましたので(^^;
それにしても、特に女性で男子校3校(しかも連続で)勤務なんて、我ながら珍しいなあ。
2校までなら知る限りでいらっしゃるのですがね。
暫く男子校生活とはおさらばですが(またいつか勤めたいな(笑)、新任校での生活は始動しつつありますので、初年度の共学勤務経験に加え、その後の女子校・男子校での指導経験から男子生徒と女子生徒の特性を考えながら、今年度の勤務を行っていくつもりです。

ブログネタ:
ブレザーと学ランどっちが好き?
参加中
私は学ラン
派!
男子中高生の制服に関して、このアンケートはよく見かけます。
自分は男子生徒のいる学校で勤務したのは(つまり女子校以外)、男子校3校と共学(新任校やサポート校も含め)3校の計6校ですが、ブレザーと学ランはちょうど半々です。
勤めればその学校の制服に目が馴染みますし、それぞれの学校の制服は尊重したいとは思いますが、「どちらかを選べ」と言われたら、学ランにします。
というのは、やはり詰襟学生服というのは、この時期しか着られないから。もちろん、大学生(特に応援団とか)やコスプレなどとしても着る場合はありますが、これが最も似合うのは中高生の男の子しかいない、と感じます。
ブレザーにネクタイなら、その後もこれに似たスーツを含め着る機会があると思いますので。
学ランを制服としている学校は想像以上に少ないようですが・・・
また、近年に制服デザインを変えた場合、ブレザーの制服はどこも似たような感じになってしまうのが残念です。
どちらにせよ、しかも男女に関わらず、中学生・高校生の制服姿はかわいいものです。

ぜひこの
限られた時期を大事にして欲しいと思います。
- ブレザーと学ランどっちが好き?
-
- 有名中学入試問題集 男子校編〈22年度受験用〉―首都圏ほか国立・私立/著者不明
- ¥6,090
- Amazon.co.jp
- 有名高校入試問題集 男子校編 首都圏版 平成22年度受験用―国立・私立 (2010)/著者不明
- ¥5,880
- Amazon.co.jp