前回までの記事(1~29)に
私が9年前(2003年)に受講した
ペアレントトレーニングで習ったことを
1つずつ内容を振り返りながら書きました。
ペアレントトレーニングは
ADHD(または発達障害)のお子さんの
母親を対象とした学習会です。
私は発達障害の子ども(小学生)を持つ
同じ年代の4人のお母さんと
半年間 一緒に講義を受けたのですが
このペアトレでは
それまで当たり前に持っていた考え方や
自分の固定観念を大いに崩されました。
大きな挫折を知ることなく
大人になった私はそれまで
自分の考えは正しい
間違いない
と思っていました。
でも 実際は自信を持っていたわけではありません
その証拠に息子の体調不良で
すぐにオロオロ 気持ちグラグラ
になっちゃいました。
自分と違うやり方をする人たちを見ると
(あの人は間違っている)
と心の中で自分を正当化していました。
自分の勝手な判断で
正しいか間違っているか
のジャッジをしてましたね。
そして
(自分はつねに正しくあらねば!)
と
完璧主義を貫き
責任を全うし
正義感を振りかざす…
ガチガチにお堅かったです。
私はずっと「それが普通」
で生きていたわけですが
がんばって
肩肘はって
抱え込み
いつも自分や人を評価して
人からの評価も気にして…
そんな自分に疲れていたんだと思います。
気持ち的にはまったく気づかずに。
ペアレントトレーニングで宿題をこなしたり
一緒に講義を受けたお母さんたちと
講義の後も話したりして
ADHDの子ども達の純粋さと
秘められた才能の輝きを知るにつれ
段々私はそれぞれの違いを
「間違っている」
ではなく
「素晴らしい個性」
として捉えられるようになりました。
ADHDのお子さん
そして
ADHDの大人の方も
オールマイティに
色々なことをまんべんなくするのは苦手で
今の教育制度や社会通念では
叱られたり注意されたりすることが
たくさんあると思います。
でも ADHDの人々は
好きなことをやらせたら
他にかなう人はいないほど
熱中し 没頭し
オリジナルを創りあげるパワーを持っています。
人間たるもの 本当はそのように
好きなことが出来ればそれでいいんだ
と思います。
10のうち 9が出来ずとも
たった1つが出来れば。
きっと その1つが自分もワクワクして
他の人も幸せに出来ることだと思うので
出来ない9の部分は他の人々と
助けたり支え合ったりすればいいのですし。
自分の好きなことで
楽しく仕事をして
他の人々がいつもその仕事っぷりを
喜んで幸せになってくれる。
全世界の人々
みんながみんな
そうできたらどんなに素晴らしいでしょう
ADHDの人々は
他の人から様々な圧力を受けても
それにめげず
自分の本質をあるがままに生きる!
その強さを持った人たち。
本来の人間の生き方を体現している象徴
だと思うのです。
ガチガチに固まっていた
私の生き方を変えるきっかけとなった
ペアレントトレーニング。
ペアトレ受講終了後
まず私が思ったのは
このツールは
ADHDの子に限定する必要はないんじゃないか
ということでした。
「このことを親がみんな知っていたら
子どもたちはどの子も
自分の特質や才能を十分に発揮出来るだろう」
と思い
そのように感想を書いて提出したら
「では えりこさんが他の人にも伝えてください。」
とトレーナの方に言われました。
9年も時間が経ってしまいましたが
やっとこうしてまとめることが出来ました。
また ペアレントトレーニングは
子どもに対するコミュニケーションツール
であるだけでなく
お母さん・お父さんの凝り固まった
”生き癖”をほぐす力がある
と私は思います。
ペアトレで教わったツールを使うことで
それまでの考え方や行動の仕方を見直し
自分も子供も気持ちが楽になり笑顔になる
キッカケになりました。
ツールの主旨である
共感する
落ち着いた
冷静な態度で対処する
肯定的な注目を与える
(ほめる 感謝する 認めるなど)
相手を信じて 待つ
は自分らしく生きるために
また他者と調和するためにも
とても大切なことだと思うのです。
子供はどんな時も
どんなに親にひどいことをされても
親を悪く思わず親を守ろうとする
あの時 息子は体調を崩したり
学校に行けなくなるという状況を作り
自分の身体を張って
「ママ
疲れる生き方はもう終わりにしようよ」
と教えてくれたていたんだな
と今は思っています。
お子さんの身体の不調は
親を助けるためのサイン
という時があると思います。
気づいた時が良いタイミング。
遅くないですよ。
大丈夫!
それから
ADHDのお子さんを持つお母さんは
”がんばり屋さん”
が多いのではないかと思っています。
誰かにお願いするのが苦手
無理してでも自分でやってしまう
そんながんばり屋さんのお母さん。
ペアレントトレーニングでご一緒した
4名のお母さんも 皆さん
責任感が強く
何でもがんばって
自分でこなしてきた
と言ってました。
とても一生懸命なんですね。
私もそうでしたが
息子のことを
自分ひとりで
がんばって がんばって…
でも どうにもうまくいかなくて
空回りすることが多かったです
ペアトレの講義中
大変な時は人に助けてもらっていいことを知り
HELPを表明する練習もさせてもらいました。
「そうやって
みんなで助け合っていけばいいんだね」
と他のお母さんとも話しました。
でも カミングアウトされていない方は
とても勇気がいるでしょう。
気持ちの整理も必要でしょうし
焦らなくていいと思います。
先生 学校も
子どもの成長を願ってくれています。
これら数々のコミュニケーションツールを教えてくださった
精神病院の先生やスタッフの方々にも
たくさん支えられ 助けていただきました。
お子さんとお母さんの支援者は
周りにたくさんいると信じて
ぜひ サポートの協力をお願いしてみてください。
親の心が元気なら 子供も元気
子どもは親の心の鏡です。
親子共々
自分らしく 堂々と
生きる道があると信じて
ゆっくり 1歩ずつ
進んでいきましょうね(^-^)/
~ ペアレントトレーニング記 完 ~
【追記】
(橙)ソウルメイトカード 32 Individuality 個性
お互いの個性の違いを認め合いましょう
この地球上にはたくさんの人がいて
1人1人がすべて
ただ”ひとり”の素晴らしい存在です
ふつふつと沸き立ち消えるあぶくのように
1人の人間の考えも姿形も変化し続けるもの
こんな瞬間のあなたと
あんな瞬間のあの人が出会うのも
その時の素晴らしい ご縁
自分自身 あの人自身
それぞれの独自性や独創性を同じように認め
大切にしましょう
自分の思いも人の思いも大切にしましょう
この世界で あなたは唯一無二の存在です
同じくあの人も この世界で 唯一無二の存在です
あなたが「私はこれが正しい」と思うのと同じく
あの人も「私はこれが正しい」と思っています
ただ あなたとあの人の「これ」が違うだけ
自分だけ「が」正しい ではなく
自分「も」あの人「も」正しい
そこから違う素敵な「なにか」が見えてきますよ
サポートを求めましょう
あなたは今まで
多くの人を支援してきたのでしょう
でも 逆に
支援されるのが苦手なのでは?
木も1人で立っているようで
太陽や土や雨…
様々な力のサポートを受けています
実や樹脂や木陰…
ちゃんと誰かに与えています
お互い様で成り立っているのです
遠慮せずサポートを求め受け取り
また次は与えて 助け合いを循環させましょう
(藍)サイキックタロットカード 緑9
Fulfillment of Wishes 願望成就
達成 受容 ゆるし
心に何のわだかまりもなく 穏やかな心で
ゆったりと今を感じ 満たされている
そんなイメージのカード
成功や達成があるから
穏やかに満たされるのではなく
穏やかに満たされた気持ちだからこそ
成功し達成できるのです
成し遂げたことももちろん素晴らしいですが
さらなる発展のためにも
この心持ちをキープすることをどうぞ大切に
キーワードは「受容」と「ゆるし」です
あなたから分かち合いの旋風を巻き起こしましょう
分かち合い シェアのパワーをよくご存知のあなた
ぜひ突破口となってください
違う個性を持つ者たちが
少しずつそれぞれの輝きが合わさって交わって
みんなにとって心地よい風となる
知識や経験をシェアし 共感の場を創るなど
あなたがその風の最初のひと吹きになってくださいね
そしてどんどん ほかの人も巻き込んでくださいね