私が9年前(2003年)に受講した

ペアレントトレーニングで学んだことを

当時を思い出しながら紹介しています。 

 

 

ペアレントトレーニングとは

ADHDを理解し 子供に対して

どのような対応がより効果的か

を親が学ぶ学習会です。 

 

 

ADHD(注意欠陥多動性障害)について

ペアレントトレーニングについて

初めてお読みになる方は

こちらからどうぞ

 

ADHDを持つ子どもの親グループ学習会

ペアレントトレーニング

 

 


今回のテーマ
  

学校とのコミュニケーションツール

 

連絡シートを使う時の注意点

 

 

 

「連絡シート」を使う際はまず

事前に先生とよく話し合っておくこと

 

子どもが先生と親の中継をすることになるので

子どもも理解している必要があります。

 

 

事前に連絡シートの用途を先生にお伝えすることで

家庭での取り組み方を理解していただき

 

家庭と学校が一丸となって 

子どもがよりよい行動が出来るよう 

一緒に考えていくキッカケになります。

 

 

その他 注意点としては

先生にお伝えすることと

親が準備することや気をつけること

があります。

 

具体的に説明しますね。
 
 

 

先生にお伝えすること

 

 

1)

 

「連絡シート」は1日に1枚記入してください 

 

それぞれの行動を○か△で評定してください

 

×は子どものやる気を下げてしまうので

出来なくても×はつけないでください 

評定は

「午前」「午後」「1日を通してどうだったか」

の3つの欄があります

 

 

2) 

 

日付とサインをしてください 

 

もし保護者に知ってもらいたい

大事な出来事がありましたら

コメントの欄に記入してください



3)

 

シートを封筒(保護者が用意します)に入れて

封をしてください

毎日記入したその日のシートを

子どもに持ち帰らせてください 

 

その日に子供が出来たことを

その日のうちに親がほめることが大切で 

週ごとの報告ではあまり効果がない

ことがわかっていますので 

お手数をおかけしますがご協力をお願いします 

 
 

4) 

 

シートには他のしるしをつけないでください

 

これは

「子どもがやれた事

 (例:午前中 席についていた など)」を

親に知らせるためのもので行動について書くものです

 

目標に向かって「十分に」「一生懸命に」

がんばったことなどを報告するものではありません

 
  


 

 

 

親が準備することと注意点

 

1)
 
シートを作り 5枚にカットする 

 

1日1枚 1週間分を先生にお渡しします
 

封筒も必要な枚数 準備しましょう


 

2) 

 

子どもが帰宅後 封筒を受取り 

先生の報告を読みます 


3) 

 

どんなことでも 

ポジティブな報告を子どもに伝えます 

たとえば

「午後の授業で質問をする前に

   手を挙げたんだってね。よくやれたね!」 

というように

出来たことだけに注目する

 

 

次のように言うことは効果が半減します

 

「午後はとっても良かったのに 

   午前中はどうしてたの?」など

親が質問したりお説教したり

子どもに説明させるのはやめましょう

 

 

4) 

 

先生が否定的なコメントを書いていたとしても

それは子どもとの話題では取り上げません

 

「成功」についてだけ子どもに伝えましょう

 

もし 子どもが一緒にシートを見ていて 

先生の評価に不平を言ったら 親が気をつけて

子どもの注意を成功に持って行きましょう 

 

 

 

先生に

「連絡シートの記入をお願いします!」

と ただお渡しするのではなく

 

このシートを使うのには

上記のような思いがこめられていることを

しっかり先生にお伝えすることが大切です。

 

 

ただ あまり家庭側の要望だけを言ってしまうと

誤解を生みかねません。

 

「連絡シート」を使うことは

先生にお手間もお時間も余計にとらせてしまうので 

誤解のないよう事前の話し合いは必須です。

 
 
 

我が家の場合は

当時(小3)息子の担任がベテランの先生で

ペアレントトレーニングのツールのような

大らかな対応をしてくださったので

この連絡シートはお渡ししませんでした。 

 
 

先生との相互理解の元に

取り組んでみてくださいね。 


 

 

私がペアレントトレーニングで教えていただいた

ツールの紹介は 今回ですべて終了。 

 

次回が最後になります。

 

 

(30)ペアレントトレーニングで私が感じたこと

 

 

 

【追記】

 

 

 

(赤)ジプシーカード5 Conversation 対話

 

会話する 心をこめて話す 

 

伝えたい想いがあったり 

相手の心の内を聴きたい時は

こちらから歩み寄りましょう

 

その時 大切なのは 信じること

心を開いて 信じて 話しましょう 聴きましょう

 

心をこめたまっすぐな言葉はちゃんと伝わります

 

一方的にではなく しっかり受け止めて 投げる

そんなキャッチボールのような対話を心がけましょう

 

 

 

 

 

 

 

(橙)ソウルメイトカード 39 Satisfaction 満足

 

「ある」を知りましょう

 

この器があなたの心の器だとするならば

いつも常に器を満たそうという力が

自然に限りなく働いているのです

 

もし不満や不足を感じてしまうなら

器の中に既に「ある」ものではなく

まだ落ちてこ「ない」ものや 

外にこぼれてしまった「ない」を見ているから

 

とはいえ 

今の悩みや気がかりは心苦しいですね

 

でもそんな時こそ

「ある」を見つめてみてください

 

心の豊かさが 

現実の豊かさにつながっていきますよ

 

 

 

 

 


ADHDハートカルタ  

 

 

 

(し)んぱいせずとも おまえはしっかりできてるよ