今回は北海道の国鉄に存在したことのある仮乗降場
を、50音順に列挙していきます。
要するに、物置き的な記事です。
ここに挙げるものの扱いとして、
・仮乗降場の状態で廃止になったものは最後に名乗った名称で記す
・駅に昇格し現存するものは、現在の駅名で記す
・駅に昇格したものの現存しないものは、廃止時の駅名で記す
・改称を伴う移転があったものは、書類上の扱いに準ずるものとし、廃止と同時の新設という扱いならば両者は別の仮乗降場として扱い、移転と同時に改称という扱いならば、同一の仮乗降場として改称後の仮乗降場名で記す
・駅からの降格で信号場兼仮乗降場となったもので、仮乗降場としても廃止され信号場としてのみ現存する場合は、仮乗降場として廃止になった時点の名称で記す
・官設鉄道開業当初の、いわゆるフラグステーションは、現在の一般駅・貨物駅・旅客駅の区分での旅客駅に近い存在と見なし、ここには記さない
・駅、信号場、仮乗降場、臨時乗降場など、種々の形態があり、その中で相互に移行を経てきたものもあるが、その生涯で一度でも仮乗降場であった時期があるものは記すこととする
・私鉄買収路線においては、私鉄時代に仮乗降場あるいはそれに準ずる扱いであった乗降場も対象とする
・表記が文献（時刻表含む）によってブレのある場合、当地の駅名標を基準とするが、駅名標に明らかな誤記がある場合は道内版の時刻表などを基に適宜修正する
とします。
以下、列挙していきます。
私が何冊かの書物にて調べた限りの全てを掲載しますが、なにぶん勉強不足ゆえ、抜け落ちているものもあるかも知れません。
ここに足りない、あるいは誤りがあるという情報をお持ちの方がいらしたら、ご教示頂けますと幸甚です。
〈あ行〉
愛冠（あいかっぷ）
愛山（あいざん）
旭（あさひ）
旭ヶ丘（あさひがおか）
旭浜（あさひはま）
阿分（あふん）
嵐山（あらしやま）
生野（いくの）
石谷（いしや）
泉川（いずみかわ）
一本松（いっぽんまつ）
糸井（いとい）
伊奈牛（いなうし）
稲士別（いなしべつ）
入鹿別（いりしかべつ）
色内（いろない）
宇遠内（うえんない）
臼谷（うすや）
鶉（うずら）
宇津内（うつない）
宇摩（うま）
大中山（おおなかやま）
大沼公園（おおぬまこうえん）
大浜中（おおはまなか）
大曲（おおまがり）※深名線
大曲（おおまがり）※湧網線
大森（おおもり）
奥東（おくとう）
興津（おこつ）
於札内（おさつない）
渡島沼尻（おしまぬまじり）
雄武共栄（おむきょうえい）
恩根（おんね）
〈か行〉
開栄（かいえい）
開拓（かいたく）
春日（かすが）
桂川（かつらがわ）
桂台（かつらだい）
上厚内（かみあつない）
上雄信内（かみおのっぷない）
上越（かみこし）
上駒（かみこま）
神路（かみじ）
上多度志（かみたどし）
上長和（かみながわ）
上幌加内（かみほろかない）
神居古潭（かむいこたん）
狩勝（かりかち）
川西（かわにし）
川向（かわむかい）
干拓（かんたく）
北入江（きたいりえ）
北遠軽（きたえんがる）
北剣淵（きたけんぶち）
北里（きたざと）
北秩父別（きたちっぷべつ）
北豊津（きたとよつ）
北永山（きたながやま）
北比布（きたぴっぷ）
北日ノ出（きたひので）
北舟岡（きたふなおか）
北見平和（きたみへいわ）
北湯沢（きたゆざわ）
岐阜橋（ぎふばし）
旧白滝（きゅうしらたき）
共栄（きょうえい）※深名線
共栄（きょうえい）※白糠線
共進（きょうしん）
啓明（けいめい）
原生花園（げんせいかえん）
高校前（こうこうまえ）
光珠内（こうしゅない）
光進（こうしん）
幸成（こうせい）
興生沢（こうせいざわ）
厚生病院前（こうせいびょういんまえ）
弘道（こうどう）
幸福（こうふく）
五鹿山（ごかざん）
琴平（ことひら）
寿（ことぶき）
湖畔（こはん）
小幌（こぼろ）
〈さ行〉
堺橋（さかいばし）
栄丘（さかえおか）
栄町（さかえまち）
崎守町（さきもりちょう）
作返（さくかえし）
笹森（ささもり）
札幌競馬場（さっぽろけいばじょう）
様舞（さままい）
塩狩（しおかり）
鹿越（しかごえ）
四号線（しごうせん）
下相ノ内（しもあいのない）
下政和（しもせいわ）
下士別（しもしべつ）
下中川（しもなかがわ）
下ノ滝（しものたき）
下幌成（しもほろなり）
周磨（しゅうまろ）
14号（じゅうよんごう）
16号（じゅうろくごう）
十六号線（じゅうろくごうせん）
将軍山（しょうぐんざん）
上東（じょうとう）
常紋（じょうもん）
新栄野（しんさかえの）
新富（しんとみ）
新七重浜（しんななえはま）
新成生（しんなりう）
陣屋町（じんやまち）
新弥生（しんやよい）
政和温泉（せいわおんせん）
瀬越（せごし）
釧北（せんぽく）
千松（せんまつ）
桑園（そうえん）
〈た行〉
大昭（たいしょう）
達美（たつみ）
多和（たわ）
智北（ちほく）
天塩川温泉（てしおがわおんせん）
天北栄（てんぽくざかえ）
常盤（ときわ）
常呂港（ところこう）
土佐（とさ）
富岡（とみおか）
富丘（とみおか）
豊住（とよずみ）
豊清水（とよしみず）
豊野（とよの）
豊浜（とよはま）
豊幌（とよほろ）
鳥ノ沢（とりのさわ）
〈な行〉
中雨竜（なかうりゅう）
中川口（なかかわぐち）
中須田（なかすだ）
中名寄（なかなよろ）
西訓子府（にしくんねっぷ）
西富（にしとみ）
西永山（にしながやま）
西二線（にしにせん）
西の里（にしのさと）
西振老（にしふらおい）
西女満別（にしめまんべつ）
ニナルカ（になるか）
二ノ橋（にのはし）
仁山（にやま）
糠南（ぬかなん）
糠平ダム（ぬかびらだむ）
布川（ぬのかわ）
信砂（のぶしゃ）
〈は行〉
箸別（はしべつ）
初野（はつの）
浜床丹（はまとこたん）
芭露沢（ばろさわ）
班渓（ぱんけ）
東京極（ひがしきょうごく）
東町（ひがしちょう）
東富丘（ひがしとみおか）
東幌糠（ひがしほろぬか）
東森（ひがしもり）
東山（ひがしやま）
東留萠（ひがしるもい）
東六線（ひがしろくせん）
姫川（ひめかわ）
平糸（ひらいと）
広郷（ひろさと）
福島（ふくしま）
二見中央（ふたみちゅうおう）
古瀬（ふるせ）
北湧（ほくゆう）
北光社（ほっこうしゃ）
穂波（ほなみ）
幌内住吉（ほろないすみよし）
本石倉（ほんいしくら）
〈ま行〉
瑞穂（みずほ）
南雨竜（みなみうりゅう）
南京極（みなみきょうごく）
南下沼（みなみしもぬま）
南比布（みなみぴっぷ）
南美深（みなみびふか）
美野（みの）
元沢木（もとさわき）
元西（もとにし）
紅葉橋（もみじばし）
森川（もりかわ）
文珠（もんじゅ）
〈や行〉
安別（やすべつ）
矢文（やぶみ）
山臼（やまうす）
山部（やまべ）
弥生（やよい）
雄鎮内（ゆうちんない）
〈ら行〉
六興（ろっこう）
〈わ行〉
若里（わかさと）
鷲ノ巣（わしのす）
稚内桟橋（わっかないさんばし）
〈上記以外〉
名称不明（空知川西岸）※明治31年10月1日〜10月15日災害時の渡船連絡所としての臨時乗降場、砂川駅（〜空知川駅：現在廃止）〜滝川駅間
以上が仮乗降場としての記録がある停車場です。
仮乗降場時代はここにある名称ではなかったものもあります。
このほか、これとは別に、「線路班」というものも存在していました。
昭和23年、各線区に保線作業員の方々が駐在する線路班が置かれ、そこに勤務する人、在住する人やその家族が乗降のために利用できるよう、毎日一部の旅客営業列車が停車するようダイヤで定められていました。
その中の一部が仮乗降場へと移行したものもあれば、仮乗降場が元々あって後から線路班が置かれたもの、線路班として旅客扱いし続け、線路班の廃止とともにそのまま消滅したものなどのパターンがありました。
線路班は一般客向けの時刻表には一切記されていなかったので、仮乗降場より遥かに謎めいた存在でした。
以下、私が把握している線路班を載せておきます。
これ以外にもまだまだあったとは思いますが、資料が断片的にしか手に入っていないので、引き続き情報を集めております。
鷲ノ巣線路班（→鷲ノ巣仮乗降場とはキロ程異なる）
土津田線路班
知来線路班
白井川線路班
賀老線路班
竹切線路班
越路線路班
峠下線路班
瀬戸線路班
山道線路班
坂本線路班
東岡線路班
空知太線路班（→空知太仮乗降場と同一か？）
深沢線路班
春志内線路班（→後の春志内信号場と同地点か？）
〈江差線〉
支瓜線路班
〈夕張線〉
小安平線路班
〈歌志内線〉
大曲線路班→焼山線路班（→後の焼山駅？）
〈深名線〉
円山線路班（→円山仮乗降場？）
宇津内線路班（→宇津内駅廃止後の仮乗降場の地点？）
〈室蘭本線〉
豊住線路班（→豊住信号場兼仮乗降場と同キロ程）
蘭法華線路班→富浦線路班
一本松線路班
東植内線路班
〈胆振線〉
尾路遠線路班（→尾路園仮乗降場と同地点か？）
〈根室本線〉
佐幌川線路班
怒淵線路班
稲士別線路班（→稲士別仮乗降場と同地点か？）
釧厚線路班
上新得線路班（旧線上）
古瀬線路班（→古瀬信号場兼仮乗降場と同地点か？）
〈池北線（網走本線）〉
様舞線路班（→様舞仮乗降場とキロ程異なる）
大森線路班（→移転前の大森仮乗降場と同キロ程）
笹森線路班（→移転前の笹森仮乗降場と同キロ程）
釧北線路班（→釧北仮乗降場と同キロ程）
北光社線路班（→北光社仮乗降場と同キロ程）
〈宗谷本線〉
北永山線路班（→北永山仮乗降場と同キロ程）
初野線路班（→初野仮乗降場と同キロ程）
〈石北本線〉
生野線路班（→生野仮乗降場と同一地点か？）
下相内線路班（→下相ノ内仮乗降場との関係不明）
美野線路班（→美野仮乗降場と同キロ程？）
鳥ノ沢線路班（→鳥ノ沢仮乗降場と同キロ程？）
以上です。
当ページは情報が入り次第、随時更新していきます。
目次のようなものとして、当ページを設置しておきます。