2週連続でひたちの国へ 〜御岩神社・大洗磯前神社 | かんながら

かんながら

旅の記録です

 

「あなたは、天(てん)の川です。あなたの心は天にあります。違いを埋める必要はありませんが、和することです」

そんな言葉を送ってくれていた、安曇野の倭姫さまが天に召されてた。

 

8月に。

久しぶりに安曇野に行く予定ができたから、会えるかなって思ってたのに。

 

彼女は、人の中で暮らすように、促されて、それを選択した。

わたしの心は、天にある。

孤独なとき、わたしはその言葉を励みにやりすごしてきた。

 

image

前日は、伊勢平氏おじさんとビール屋に飲みにいった。

めずらしく「何を食べる?」と聞いたので、以前におじさんが

 

「飲み屋でそんなものを頼むなんてはずかしい」

 

と訳の分からない否定をされた(新しい出会い、新しい出発(その2「悟り」の技術)〜獅子座の新月に向けて)ステーキを食べたい、と言った。

 

なんとおじさん自ら注文してくれた。

 

 

そして

「キミは牛肉を食べるんだね」

といった。

 

 

「大阪の女だから。」

 

 

そう答えながら、

 

そういえば、東京って牛肉あんまり食べないよな、って思った。

やっぱり牛を食べるのって文化なのかもな。

東京に来たとき、カレーに入っている肉が豚でショックを受けたけど、今となっては牛を食べるっていうのが遠い気がする。

 

 

そもそも、インド人も食べないし、牛をシメるって手軽じゃないもんな。

アフリカでもみてない。

ヤギや羊はあったけど。

 

 

気づいたらわたし東京の人になってるかも。

わたしが牛肉を買うとき出かけていく店も「ナニワ」屋である。

 

 

今日は始発で、茨城へ。

先週天竜楽市さんの縄文講座(カカが呼んでいる(続)〜大甕神社の星神と、最強の機織神)にいくついでに加波山以来(真名井の縁の伊勢神宮〜橿原神宮〜罔象の女神〜大神神社に続く旅まとめ【その3 加波山神社編】)の茨城に行った。

 

大甕神社は能登からの流れでたまたま行ったのであるが、どうも茨城(ひたちの国)は、「星神様」の街とわかったからである。

しかも、甕星とは、オリオン座のことらしい。

 

三つ星。

オリオン座。

 

三つ星には反応するのである。

なんといっても、「三」島であるから。

 

しかも、伊勢平氏おじさんと最初で最後のドライブ旅行(山を除いて)である「成田」以来、目には入ってて気になる「那珂川」。

伊勢平氏筋と同じ名前。

その名前は「ナーガ」だって阿波の玉ちゃんから聞いている。

 

わたしのルーツ、ダブルであるとこじゃん。

南の島と伊勢・大阪の混血のわたし。

 

日本人はたぶん世界一の混血国家であるが、混血は、間違いなく強い、って思う。

だって入ってる血の数だけ適応力があるってことだもん。

 

 

ご一緒した太古の花吹雪さん御岩神社の裏の山の写真を送ってきてくれて、それが気になったので、

「案内してください」って頼んだ。

なんといっても茨城は最初の旅の加波山がイマイチな感じで終わってそれ以来、先週まで一度も来ていなかった。

 

 

 

 

 

で、御岩神社。

おいわ、だって。

四谷怪談じゃん?

お岩さんは、石長姫(いわながひめ)ってところかな。

 

四谷には「君の名は」で有名になった、「須賀神社」もあるしね。

御祭神は素戔嗚尊(スサノオ)。

 

四谷は、安珍清姫の名前からとったであろう安鎮坂(松と梅と東北の地震)もあって、女性の恨みと涙が染み込んだお土地柄(謎)。

 

 

 

ここは古地図でみたとき、九州の雷山に似てる!と思った。
雷山の千如寺大悲王院は、「サムハラ」のお札を出していたはず。
そういえば、移動中に、合気道の神社があるんですよ、って聞いた。
サムハラって、たぶん、「シャンバラ」のことだと思う。
 
シャンバラって、チベット仏教で、理想の国のことだって。
もしくはアスラの王。
シヴァに倒されるんだって。
よくわかんない。
 
 
社務所に並ぶお札から察するにここは大日如来が本地仏。
つまりは天照大神ってことかな。
でもはっきり「大日如来」と書いたお札だったよ。

 

 

 

入り口にかかっていた天井画は、海。

海面が天井にあるっていうのは不思議。しかも龍がその下にいるという。

龍の天井画はよくあるけど、逆配置はわたしははじめてみる。

ほとんどの人が素通りしていくんだけど、海が頭上って変な感じだけどな。

 

海の下って竜宮城?

 

ここは竜宮城への入り口なのか?

 

 

土曜日ってこともあってすごい人である。

有名なんですか、って聞いたら、宇宙飛行士の向井千秋さんが、「光の柱が立ってた」っておっしゃったとかで。

 

シャンバラ?

たってたのは、日立の煙突だったけどね。

光がすごいのは間違いない。

 

 

かびれの峰にのぼる。

 

 

 

かびれってなんだろう。

とにかく、寺や神社ができるずっと前から、ここには、人の祈りがあった。

 

 

 

遊戯坐(ゆげざ)。

これ、山中湖にいってたとき(薬が治すのではなく、自分が治るのだ)にみたこれにむっちゃこれに似てるんですけど。

 

水月観音の遊戯坐像
月を水に写してみていらっしゃるところ。
半分、埋まってるけど。
 
っていうか、遊戯坐(ゆげざ)である。
月を水にうつす、ってわたしのイメージでは縄文土器の使用法。

 

 

 
頂上にある磐座は石棒だった。

 

 

向かい合うようにあったのがこれ。

 

 

三宝荒神。

すごい光。

わたし的には三ツ石といえば沖縄のかまどの神ヒヌカン。

 

福井の鵜の瀬の神宮寺の井戸には三ツ石があって、そこから東大寺二月堂のお水取りの水が送られる。

 

三宝荒神の札が赤、青、白の垂でできてるとしたら、赤い龍、青い龍、白い龍。

 

 

 

歩いているとき、左手に痛くなるようなお地場があって、そこのラインに「薩都神社」の鳥居。

風が吹いてくる。

心地いい風ではあるのだが。

 

でも、あの上の磐座群一体何?

 

ウサギがいると、月をかんじる。

本当は月にウサギはいないんだけどね。

 

 

うさぎは、「鵜」・「鷺」だってさ。

 

 

今閃いた。

 

で、移動。

大磯磯前神社(おおいそいそざきじんじゃ)。


 

 
 

大黒恵比寿がお出迎え。

詳細は、ひたちの国の歌!? 〜瑠璃色の地球

に書いたけど、氷川神社では、素戔嗚尊が御祭神で、そのお子さま神を上座に迎えるため、むかって右が大己貴命(大黒)さま、左が恵比寿さま。

そして、かならず弁財天がいる。

 

だって、このコンビで、年1に弁財天の島を訪れるんだもん。

 

 

うん?年1で訪れる?

どっかで聞いたことあるな、その話。

 

七夕?

先週大甕神社に行った時も思い出したよ(カカが呼んでいる(続)〜大甕神社の星神と、最強の機織神)。

 

 

あるとき、天帝は、働きものの織姫と彦星(牽牛)を出会わせた。
そうしたら、ふたりは仲よすぎて、仕事をしなくなったから、天帝はふたりを引き裂いて、年に一度、7月7日だけしか会えないようにしたらしい。
 
 
だってね、わたし、なんか大黒・恵比寿って素戔嗚尊(スサノオ)のことのような気がするんだもん。
 
根拠のない妄想なんだけど、あの、大黒・恵比寿の札が置いてある地域(東日本)は、牛頭天王エリアというか。
スサノオさんエリアというか。
 
 
2柱に分けたのか、習合させてそうなったのかはわかんないけど。
そして、素戔嗚尊は牛頭天王と習合してる。
 
関西圏の神社ではあんまり見てない。
だから、珍しいから東北巡礼したとき(物部を訪ねて〜鎮魂祭のころに(その4 丹内山神社))、見つけるたびに聞いた。
 
今この記事読み返して気づいたけど、丹内山神社に牛の像あったんだった。
で、あのころは、なんであるのかわからなかった。
牛頭天王だ!!
そしてたぶん、本当はスサノオ=スサの王だ!!
 
 
 
牽牛(彦星)・織姫としたら、ぴったりじゃん。
 
 
謎の大湯祭はそれなのか。
織姫って、島の女かもね。
だって、大島紬有名でしょ。わたしの祖母も機織してたよ。
絹の。
 
 
(奄美大島の)大島紬って、ああ見えてもシルクなんだよ。シルク。
 
 
もしかして、織姫を島に閉じ込めました?
どうも厳島神社とか、弁天島とか、どこの女神も出かける自由なくて、孤立してるんですけど?
 
 
七五三びよりで参拝の列に並んだ瞬間電話が。
昨日の夜会ったばかりの伊勢平氏おじさんじゃん?
 
きたな、やっぱり。
必ず茨城にいるとき電話してくる。
前は筑波山にいるときに電話してきて「見沼さんの土地だよ」って教えてくれた。
 
あのときは、普通のつきあいだった。
サルタヒコやさにわや、普通の友達と同じように。
今みたいに娘の目を盗んでコソコソ電話するようになる前だもん。
その後のことは、この間も振り返ったとおりだ(そして、またくくりの日 〜虹と歩んだ2年半。)。
 
用件は、今さら
 
「(わたしが)骨量が正常なのに、おじさんに関わって2年で3度も
(一度は離れているときだけど、時期が新暦ー旧暦で連動していた)骨折したことがおかしい。
心当たりはないか」
 
ってことだった。まあ、理由はあとづけであろう。
たぶん、娘が出かけて、電話したくなったんだろう。
 
それとも、見沼の龍神さまが全力で私たちをつなぎ止めようとしてるのか。
だって、「見沼様の土地だよ」ってわたしが筑波山の上でみたのはここ茨城の街でしょ。
 
 
 
絶対この建物の作りも独特で意味がある気がする。
茅葺(かやぶき)。白川郷の合掌造りも、富山の五箇山のそれも。
竪穴式住居の屋根も。縄文の時代からある屋根のつくり。
 
水天宮他。
水天宮といえば、安徳天皇。
 
 
大潮なこともあって、なかなかの迫力。すごい!!
で、この鳥居、他の鳥居とちょっとずれてて、その感じが、なんか赤間神宮(そして、壇ノ浦。そして、壇ノ浦(つづき)〜 過去から未来へ)と似ていた。
 
ちょうどこの鳥居から入るとさっきみた水天宮あたりなのかな?
それとも、もっと奥に、対応するところがあるのかな?
 
 
転居:南の方へ
恋愛:進展あり
いや、恋愛はしてない。
 
希望している縁談のほうは。「自慢するな」。
自慢できることなにもないし。
 
小さなしあわせを大事にして毎日を生きたい。
ま、今違うか、って聞かれれば、しあわせなんだけどね。
傍目からどう思われようが。
 
 
伊勢平氏おじさんを恋人と思うとしんどいけど、やっぱり思ってないもんな。
パートナーのように振る舞おうとは思っていたけどね。
 
あの日、わたしは、御用を降りた。
いちおう、節目の11月11日までは奇跡が起きたらなって祈るような気持ちはあるんだけど。
 
明治神宮に毎日通うようになってから9年目の節目。
2021年11月11日。9の日。
わたしにとっての、9年目の節目。
 
人柱になることが嫌なんじゃない。
でも、今のあなたみたいな人がのさばる世の中のために人柱になる気はさらさらない。
 
 
中原中也が好きだった頃のおじさんだったらよかったけど。
もしくは海で溺れる前の(毒親も薬になる?! 〜東京湾から本牧埠頭へ)。
 
わたしは、おじさんの輝いている過去の魂をみてたんだろうか。
魂の世界には時間なんか存在しない。あれも、おじさん。
でも、現実界にあれをあらわすことがまだできない。
 
どうやったらできるの?
わたしの心の中をどう変えたら、あのキラキラ輝いていたはずのおじさんに戻れるんだろう。
もう向こう側のご飯を食べたから、戻れないんだろうか。
イザナミが、黄泉の国のご飯を食べて、この世に帰ることができなかったように。
 
 
お昼は喜多方ラーメン。
いたるところに赤べこがおいてあって、牛か、、、、と思う。
牛頭天王、菅原道真、どちらも「祟り神」。
 
会津にはそういえば、菅原道真信仰あったんだった(西の守りは東にあった!?赤べこと白虎隊の街・会津 〜夏越大祓の前に その2)。
牛頭天王と馬頭観音いっぱいいたなー。会津。
 
「梅の小枝」は愛しい女のことだ、って伊勢平氏おじさんが呟いてたこともついでに書いとくか。
 
 
梅の小枝がとんできたところが北野天満宮。
牛車がとまったのが、上宮天満宮と太宰府天満宮(震災の街と祟り神 〜天神さんは北極星?!)。
 
 
 
今回のご案内人の知恵の実を食べたサル(太古の花吹雪)さんのとっておきのパワーポイントに連れて行ってもらう途中、教えてもらった。
山の名前はわすれちゃったけど、一体だった男神・女神の山を、切り崩して男女の神の山を分けてる、っていうところ。
 
この光景は、このところ物部関係の山でみている(天神さまの道をゆく 〜天日槍と天神さまと・再び関西へ)。
男女を分けるといいのか。
織姫・彦星もそうだもんね。
イザナミイザナギも。
 
都合よく働かせるためには。
 
夫婦なかよくしてる神様なんか、日本でだったらせいぜい道祖神だけじゃない?安曇野にいっぱいある。
でもね、安曇野の倭姫さまも天に帰っちゃったよ。
 
日本全国呪詛だらけ。
 
もう勝手にしてほしい。
わたしは神々の封印解除も、結界を貼り直すも、どっちも興味ないの。
わたしは自然が一番、って思ってるんで。
 
 
「なるようになる」が美志摩理論。
 
 
水汲みに連れて行ってもらった。
水は甘くて美味しかった。
 
 
筑波山。
おもえば、この山がはじまりだった。
「美志摩かな」の旅。
 
もう「美志摩かな」は十分やり切ったと思う。
 
しろくまさんとしあわせに呑気に楽しく日本全国を旅していたころの自分に戻りたい。
誰のためでもなく、わたしたちは私たちの楽しみのために旅していた。
 
歴史上の人物を神にしたとき、そこに、人の意思が働く。
神への祈りの力は、「神をつくった人」のエネルギーと変えられる。
 
 
わたしたち、自分の外側をみている限り、ずっとずっと奴隷の人生だと思う。
神も、他人も、自分の内にある。
知覚できるものは、すべて幻想。
神を知覚しているとき、すでにそこには神はいないのだ。
 
 
 
気になる一言主神社・九曜紋。
天満宮・梅鉢紋。
 
なんなのこの組み合わせ。
 
あと、千葉氏。千葉神社。伊勢平氏おじさんの故郷の浦和にもあった。
 
そしておじさんちは、梅鉢紋だっていう。
牛じゃん。
だから牛肉食べないのかな。
 
あと、おじさんが子どものときに相撲大会で優勝したっていうのは「熊野神社」。
 
 
そして、帰り道「坂東」って地名が何度も目に入った。
平将門は、坂東で生まれたんだってね。
 
image
 
翌日。
伊勢平氏おじさんが電話をしてきて、わたしに対して「うんざり」って言葉でなじったので
「そうですか。結構です」って電話を切った。
 
ヨギの治療師とか、サルタヒコには何度もしたことあるけど、伊勢平氏おじさんにはしたことがなかった。
一度も。
いつも、彼が言いたいことを言い終わるまで、聞いていた。
わたしからのはじめての絶交宣言。
したくなかったけど、しょうがない。
 
 
実は茨城に行く前日、神棚を整理した。
 
もう神棚自体いらない、って思った。
で、片した。
全部。
 
 
そこに、なにわの審神者(さにわ)から電話がかかってきた。
安曇野に行こう、って話。安曇野の倭姫様を訪ねに。
伊勢平氏おじさんとの和睦を放棄したわたしは御用をする気にはなれない。
人柱になるなんてまっぴらだ。
 
「自分にこだわるのが間違ってる」
 
前だったら、そう思った。
自分を消して、神に委ねるのが、いいんだって(巨大地震 と ひとつの意識)。
 
でも、それは間違ってた。
その神は、わたしの思う神ではなかったんだもの。
神は、人によって作られていただけだったから。
 
誰かの、天国のためにわたしは、奴隷になんかならない。
 
 
わたしは神とともに、地上にわたしだけの天国をつくる。
わたしがどんな天国を望んでいるのかは、まだわからないけど。
 

(関連記事)

新しい出会い、新しい出発(その2「悟り」の技術)〜獅子座の新月に向けて

カカが呼んでいる(続)〜大甕神社の星神と、最強の機織神

真名井の縁の伊勢神宮〜橿原神宮〜罔象の女神〜大神神社に続く旅まとめ【その3 加波山神社編】

薬が治すのではなく、自分が治るのだ

物部を訪ねて〜鎮魂祭のころに(その4 丹内山神社)

そして、壇ノ浦。

そして、壇ノ浦(つづき)〜 過去から未来へ

鹿の国から馬の国へ  〜アカルヒメとヒボコが出会ったら

毒親も薬になる?! 〜東京湾から本牧埠頭へ

西の守りは東にあった!?赤べこと白虎隊の街・会津 〜夏越大祓の前に その2

震災の街と祟り神 〜天神さんは北極星?!

天神さまの道をゆく 〜天日槍と天神さまと・再び関西へ

牛頭天王と、馬頭観音 〜夏至直前・祇園祭に出るものは 鶴と亀?

亀戸天神の招き 〜日本武尊と平将門、そしてクマ

関東平野に誘われて 〜海なし県の水の神