そして、壇ノ浦。 | かんながら

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旅の記録です

祇園精舎の鐘の声からの、つづき。
 
 
 
 
大慌てで出てきたけど、飛行機は機材到着遅れで30分遅延。
 
久しぶりのエアポートラウンジ。
 
宇部空港。
友人のお母さんがそばに住んでいる。
今日は忙しいって言ってたんだけど、折り返しで「午後なら赤間神宮に連れてってあげる」って言われたので飛んできた。
 
善光寺の関係者(らしい)。
 
 
 
砲台。
 
 
駐車場からこれがみえた。
 
うん?元ソーリの奥さんがやってたってホステル?
ちょっと気になる。
 
 
梅雨なのにこの晴れっぷり。
 
 
 
赤間神宮。
気になってはいたけど、ずっと来れなかった。
来たよ。今日は伊勢平氏おじさんから微笑んで去っていくってときに着てた、っていう赤いワンピースで。
 
赤いワンピース結構好評。
 
生まれて初めて赤なんか買ったけど、ま、今「赤=閼伽」が来てるからね。
 
 
「天満宮になぜ牛なんですか」
 
というわたしの問いに、
 
「菅原道真の柩をひいた牛が止まった場所に太宰府天満宮を建てた」
 
というのが、丹後の神人、小長谷修聖先生からの答え。
 
 
まんまだと思うんだけど、これ。
安徳天皇も故人(いちおう、その場所に行ったことがあるから、阿波に落ち延びた、って説を心の中では支持してるが)、になるよな。
 
このタイミングで同じ図に出会うなんて。
 
 
「水天門」
 
(お江戸の)水天宮に、安徳天皇が祀られているのが(波動の法則!?〜変容中)、気になっていた。
 
水天宮、思えば不思議な神社だ。
高麗神社にもあったけど、祭神書いてなかった、っていっている(四谷大木戸から高麗(こま)神社へ)。
ほかにも一関にいったときにもみてる、不思議な水天宮(安曇の庭に誘われて(安曇野から丹後へ その8) 〜 一関の造り酒屋 編)。
 
 
水天宮は「天御中主(あめのみなかぬし)=北極星」ってことになるんだろうけど。
北極星は安徳天皇?
御祭神から察するとそうなるんだけど。
 
 
水天宮の総本宮はwikiによると久留米の水天宮って書いてある。
久留米。豚骨ラーメンの美味しいところ(といううわさ)。
 
 
そういえば、安徳天皇が落ち延びて、暮らしたっていう阿波の山奥の村に行ったことがあるんだけど、
阿波には「天御中主」の神社多い気がする。
 
そもそもわたしが「あめのみなかぬし」って神様知ったの、阿波だもん。
それから、なんだかえらい長い階段を登ったてっぺんにある社に「天御中主」って書いていること多いなって印象。
北極星だから、高い遠いところにあるんだろうな、くらいに思ってるけど。
 
で、はじめのころはあんなところ絶対登れないって思って行ったことなかったんだけど、
今はしろくまさんがいなくなって、自力で旅を完結させるようになったので、
体力ついて、自分の足で確かめにいけるようになった。
 
しろくまさんと一緒のときだったけど、阿波の玉ちゃん に案内してもらって、いろんなところにいった。
 
彼女と会ったのは、そういえば剣山のお祭りだった。
そこで出会った人に、丹後の神人を紹介してもらったんだったな。
 
剣山って、今おもえば「つるぎ」だから「鶴・亀」だ。
 
 
でもなんか。
「ガメ」って亀の上に蛇がのっかった神獣の上に神様が乗ってきたらしいよ。
ガメそのものの姿が会津にあったけど(赤べこと白虎隊の街・会津 〜夏越大祓の前に その1)。
 
 
天御中主(あめのみなかぬし)。
 
ふたつある。
北極星が(謎)。
 
 
 
朝熊(あさま)山。
伊勢の守り。
 
そういえば、甲斐一宮の浅間神社は「あさま」神社だと言っていたよな(そして、くくりの日。 〜富士山へ甲斐國一宮浅間神社へ)。
 
そうだ、「くくりの日」には山中湖の周りの諏訪神社をまわって、奇跡のダブルレインボーをみた日だ。
 
甲斐国一宮の浅間神社の社殿は「富士山を向いていない」っていうのは、大事なことみたいだった。
宮司さん、わざわざ言ってたもん。
 
伊勢でも向いてんのかな。
わたしの中では「あさま」は伊勢とセット。
 
 
 
 
海人族の印。
 
 
「先帝」か。
 
北極星変わったんだ(謎)。
 
東郷平八郎元帥の「海軍は死なない」って言ったっていうのもそういうことなのかもね。
 
 
たぶんこちらが元からのお宮。
その横の稲荷かもしれないが。
 
大連からきた誰かがいたんだね。
人事交流あったんだもん。
陸軍関係(根拠なし)。
 
 
赤間神宮古い鳥居とズレた位置に本殿がある。
まさに安徳天皇の牛車の絵のとこが海から上がった真正面。
 
菅原道真暗示するそれ。
 
 
 
関門トンネル掘ったとき出てきたという八大龍王。
とにかくこの海域、ものすごい数のしゃれこうべが出るんだって。
下関に滞在中スーパーにご飯買いにいったんだけど、すごい墓の量。
 
「椋(むくろ)」って地名もあるし。
宮島でもきいたけど。
流れ着く、って場所がある。
なんか、わかるんだろうか。ここに行けば、っていうの。
 
 
壇ノ浦。
平家滅亡の地っていわれてる。
安徳天皇は生きてるんだったら、滅亡って言わないのかもしれないけど。
 
 
熊野水軍の湛増(たんぞう)が、平家につくはずだったのに、裏切ったから平家が負けたっていう(都をつなぐ旅 〜オーサカからトーキョーへ 西の猛霊松尾の神は、東にもいた!(その1))。
 
今過去記事みてハッとしたけど、「西の猛霊松尾大社が東にもいた!」って書いてる。
なんかいろんな工夫がされてるみたい。すごいな、日本のしくみ。
 
そういえば、今日もきてた、カメムシ。見張り?
わたしなんか見張ってもなにも出てこないよ?
 
湛増は弁慶のお父さんだっていう噂は、この日ご一緒してくれた友人のお母さんから聞いた。
血縁、めんどくさい。そこに仁義とかなくなる。
 
 
壇ノ浦は、渡船に乗ってる時のアナウンスできいたけど、1日に4回潮目が変わる世界でも珍しい航路らしくて、潮の流れを制するものが戦いを制したはず。海賊の平家が知らなかったとか思えないけどな。
 
熊野水軍も、山伏と同じく、決まった主君を持たない人たちなので、「勝つ方」に味方する。
 
なんか、この辺、過去記事から察するに全部つながっているみたい。
 
 
和布刈(めかり)神社。
連れられてきたけど、なぜか借りた松本清張の小説「時間の習俗」の舞台。
松本清張は九州出身の作家さん。
 
でもなんでだっけ。
和布刈神社のHPhttps://www.mekarijinja.com/)には御祭神は天照大御神の荒御魂の「むかつひめ」で別名「瀬織津姫」って書いてある。

 

しかも、全国に皇后ゆかりの寺がある中、満珠・干珠の印が継承されているのは、ここだけってある。
 
 
満珠・干珠って、月の満ち引きの影響をうけて、潮の満ち引きを操るらしい。
それで平家負けたらしいけど?
それが熊野の湛増?
 
そして「いや」って変換したらなぜか「熊野」ってでるんだけど(続・答えあわせの東京散歩 〜日本七神明宮と美志摩のひみつ
蘇鉄がもたらす福音の予感 〜龍田神社と聖徳太子)、「いや」って「祖谷」じゃん?
祖谷は日本三大秘境だって。徳島県=阿波。
 
そうだ、あの田舎はたしか安徳天皇が落ち延びて、墓があるって言われてたとこでは。
こんなところにその潮目を動かす満珠・干珠ゆかりのある和布刈神社があるってことは、そういうこと(どういうこと?)なのであろう。

 

 

 

 
関門トンネルを通ってやっぱり気になったゲストハウスへ。
 
 
カミーノ・デ・サンチアゴ巡礼の旅以来のドミトリー。
その前なんか今から4半世紀も前。
 
へたれ旅行者になったよな。
こないだまでスーツケースやゴロゴロで旅行してたんだもん。
 
エレベーターなしの建物に引っ越して重いスーツケースもう無理って諦めてバックパッカーに再デビュー。
機動力あってこの方がいいって思う。
全部担いで移動。
カミーノの一番の恩寵は、「リュックひとつで生きていける」って悟ったこと。
 
部屋の真っ正面赤間神宮という好立地。
しかも古い鳥居の真前。
その先に祀られてたのは「大連神社」ってことだったけど。
 
 
 
「祇園精舎」の石碑。
やっぱりこれが呼んだんだ。
もう40年とかぶりで思い出したんだもん。
「祇園精舎の鐘の声」。
 
盛者必衰、は、「理(ことわり)」らしいよ。
 
わたしの意見ではなくて、言っているのは、琵琶法師の耳なし芳一。
 
祇園といえば、牛頭天王(ごずてんのう)。
 
 
 
 
亀山八幡宮。
ここにもカメ。
 
 
宿でワンドリンク無料クーポンくれた。
LINE登録して、館内説明とか今どきな感じ。
 
 
夜はライトアップされる赤間神宮。
 
 
翌朝。安徳天皇陵。
昨日は、同行者に「霊気強いですよ」って言われたから遠慮した。
霊気が怖いのではなく、「憑く」とか「祓った方がいい」って言われるから。
 
わたしは、霊より人間の方が怖い。
ええ、亡くなった霊より、生きている人の念(生き霊)の方が力あるもん。
しかも手足ついてるから行動できちゃうし。
 
それでも相手もわたしの世界の住人なんで、いずれわかりあえると信じるお花畑住人。
ええ、そうでなければ伊勢平氏おじさんとつきあうことを選択しない。
 
なんか、最後のひとりをしあわせにするまで自分のしあわせは完成しないってずっとなんとなく思ってきたんで。
 
今、全人生かけてチャレンジ中。
 
 
阿弥陀さんの本願?
でもわたし阿弥陀に帰依しない。
してるけど、してない。
 
 
だって阿弥陀さんだって御浄土だって、たったひとりしかいない自分だから。
 
 
会津編でかいたけど(赤べこと白虎隊の街・会津 〜夏越大祓の前に その1)、耳なし芳一は、耳をとりあげられた。
お坊さんに「耳だけお経書き忘れられて」。
 
霊の声が聞こえなくなった芳一は、しあわせに暮らしました。
たしかにそうだろうなと思う。
 
いろんな妄想が炸裂するけど、お坊さんも、耳なし芳一も、結局はわたしと同じ意識を生きている、たったひとりしかいない自分。
恐るるに足らず。
 
 
 
平家一門の墓。
これも自分。
 
 
 
 
市場で朝ごはん。
店の名前は、まぐろと「かめ」。
 
なんで亀?またしても。
 
この景色ペルーの海岸、思い出すなぁ。
セビーチェおいしかったな。
 
マチュピチュいくのに、インカ道トレッキングしたいって言って、思いつきで言い出すから予約とれたのがたまたまキャンセルがでた「サルカンタイルート」。
実際いくまで4000メートル越えのトレッキングルートって知らなくてたまげた。
当然体力ないんで、「いざというときのために用意されていた馬」に、乗せてもらった。タダで。
 
お金ないから、って断ったんだけど、あまりにもわたしが歩くの遅いんで(しかも遅ければ歩けてしまう体力)、「乗ってくれ」っていわれちゃった。
 
しろくまさんは、自力で歩いて、わたしが乗った馬に追いつくためにひたすら、一歩一歩に集中して歩いてたら、青い光をみたっていって、気がついたら最後尾からぶっちぎりの先頭集団になってて、「お前も馬にのったんだろう!!」ってメンバーに言われてた。