カカが呼んでいる(続)〜大甕神社の星神と、最強の機織神 | かんながら

かんながら

旅の記録です


(速報)カカが呼んでいる からの、続き。

Facebookに書いた記事のサマリーがまとまって書けたから貼っておこう。




星の神、甕星カカセオは、機織の神武葉槌命の尻に敷かれて鎮まっていた。

社殿によると、創祀は皇紀元年(紀元前660年)。
鹿島神も香取神も抑えることのできなかった、香香背男を宿魂石に封じたのが、倭文神武葉槌命。

機織りの神なら女でしょ。
織姫と彦星は、天帝の命により引き合わされ、意気投合しすぎて働かなくなったから、一年に一度だけ会わせてあげるからと引き裂かれた。

江戸時代、元禄8年4月9日(旧暦)、水戸黄門の命により、甕星香香背男を封じた磐座の上に山上の古宮から宿魂石の上に武葉槌命は遷座された。

ま、とりあえず女性がダンナを尻に敷いて、亭主元気で留守がいい、って方が世界は平和ってことなんでしょ。
だって女性にはその日暮らしってキツいもんね。
エデンの園でリンゴを先に齧るのは女である。




 
このエリアは「みと」エリアでもあり、気になってはいたが、遠すぎてなかなか来れなかった。
実はこの日、天竜楽市さんの縄文講座があって、つくばにいくか迷っていた。
 
そこに、益子焼と、大甕神社のカカセオ(香香背男)がわたしに話しかけてきた、ということである。
 
 
しかも、Facebookの過去の投稿に三峰山が上がった日に、武甲山とカカセオに関わるなんだか意味深なブログをみつけるという。
御嶽山、諏訪大社、秩父神社、武甲山、鹿島神宮は、北緯36度線と同じラインにあるって書いてある。
 
うーん、意味深。
だいたい、秩父神社も物部の仲間で航空隊関係だってことは岡山できいた。
 
武甲山はもう神体山としてどうなんだろ。あんなに掘っちゃって。
丹後の近くでも悲惨に削られてる物部の神社あったけどね。
結構いいの!?って思う状態の神体山は日本全国いっぱいある。
もう、神は死んだ、からいいのかもね(謎)。
 
あと、筑波山がシャスタ山に似ているとか。
結びが「益子焼」ってところも。
 
決して美志摩の裏ブログではありませぬ。

 

 

なんか、古墳か遺跡がありそう、と思ったら、某社の敷地。

しかもゴルフ場とか。

 

ゴルフ場あるところ、だいたいなにかある!!って感じるんだもの。

 

沖縄なんかでも、ゴルフ場と米軍基地のあるところが鍾乳洞だったり、御嶽だったりするし。

わたしの行きたい場所は、すでに占拠されている。

 

 

 

道は広いまっすぐな道と裏街道ぽい曲がった狭い道と分かれていたが、もちろん美志摩が選ぶのは、裏街道。

ええ、類友と同じ理屈。

 

 

あった!

大甕倭文神社(おおみかしとりじんじゃ)。

なんで倭文(しとり)なんだ?

大甕神社じゃないんだ?

 

 

 

扁額は大甕神社。

 

 

 

各々家業に励み、天下太平を記念しつつ現今に及べり、云々。

 

なんか機織で、「家業に励み」ってところが、天帝と織姫彦星の話を彷彿とするんですけど。

 

 

 

 

あるとき、天帝は、働きものの織姫と彦星(牽牛)を出会わせた。
そうしたら、ふたりは仲よすぎて、仕事をしなくなったから、天帝はふたりを引き裂いて、年に一度、7月7日だけしか会えないようにしたらしい。
 
 
 
天帝、結構意地悪。
わざわざ紹介しておいて、意気投合したところで引き離す。
だって、仕事したくないでしょ。
自然と調和して生きてたら、エデンの園で食べていけるもん。
 
 
でも、そうしたら税金とれなくて、天帝も働かなきゃいけなくなるからね。
自分の獲物取ってこなきゃいけないわけだから。
 
 
ふたりの悲しみは、天の川を流れ、そのエネルギーはきっと天帝に流れ込むのであろう。
 
 
働いたら会える、って思ったんだろうか。
織姫と彦星。
クシナダヒメと、牽牛(=スサノオ)。
瀬織津姫と、ニギハヤヒ。
竜宮城の乙姫と、浦島太郎。
 
日本神話の夫婦に「幸せに暮らしましたとさ」が少ないのはなぜ。
パッとは思いつかない。イザナギ・イザナミもあの結末。
 
それが呪詛?洗脳?
そういった類のものだとわたしは思う。
 
 
コロナでもみたけどね。
結局みんな、「働くこと」を選んだもん。
 
籠の鳥はカゴを開けても鳥カゴから出ないっていうけど、ほんとだった。
 
 
わたしは実は旧暦の七夕生まれ。
 
しろくまさんとわたしは2007年7月7日に出会った。
7・7・7。
 
そのときのことは、いろんなとこに書いたけど(新しい出会い、新しい出発 (その1)〜獅子座の新月に向けて
わたしたちがその日出会っていたことを知るのはそれからさらに2年が過ぎてから。
 

 

 

 

 

で、宿魂石。

魂が宿るってことね。

誰の、って言わずと知れた甕星香香背男(みかぼしかかせお)。

 

で、上にのっかる武葉槌命(たけはつちのみこと)。

織物の神様だから女神でしょ。

 

鹿島・香取の神様が退治できなかった最強のカカセオを抑えた強力な神。

強い男神をやっつけるのは、間違いなく女であろう。

だって日本武尊だって女装して最強の敵に勝ったというじゃん。

 

九尾の狐あたりが怪しい(九尾の狐と陰陽師 〜玉藻の前という天竺から来た美女)。

 

玉藻(たまも)っていう天竺から来た美女。

シルクロードから来たんだから機織できそう。

しかも、その那須の殺傷石も、3つに割れて飛び散ったっていうけど、ここにも3つの村と海にひとつに飛んでったっていう伝説がある。

 

武葉槌命がカカセオを追いつめ、巨石に変じたところを蹴り上げると、巨石は四方に砕けて飛び散った。

その一つは海中に落ち、残りは三か村に分かれて落ちた。

また石名坂の坂上に、武葉槌命(たけはづちのみこと)が香香背男の荒魂を封じ込めたもの宿魂石らしい。

 

 

そして、江戸時代に水戸光圀公(水戸黄門)の命で、カカセオの磐座の上に、社をうつしたそうである。

尻にしくとは。これぞ本当のカカア天下(臀下)。さすが水戸の黄門さまはよくお分かりである。

 

 

 

登っていいんだろうか、と思いながらよじ登ったらお社あった。

あとでわかるのだが、広くて真っ直ぐな道の方からきたら、大きな鳥居があって、ちゃんと整備された道があった。

でも本当はそっちじゃないらしい。歩きやすいように整備したんだってさ。

 

 

 

 

整備された方の道から磐座に向かう入り口にはこんなものも。

 

社務所でお札を買って、記入して貼る、みたい。

 

わたしは自分自身がリセットボタン踏みながら歩いてるようなものだから、これ以上神様の応援はない方がいいかなって思って、迷いながらもやめた。

だいたい、すでにこの石の先の磐座に先に上がってきたわけだし。

すでに、全リセット中。

 

 

 

こちらが甕星香香背男(みかぼしかかせお)さんだった。

なんていうんだろ。

すごく馴染みのあるというか。こういう神社はじめてきたかも。

落ち着く。

 

 

翌々日が「おどう祭」っていう祭りで、漁師旗(っていうのか?)が出ていた。
おどうって、御黨って書くみたい。
そして、この鶏さんは、寂しがり屋だから社務所のそばにいるんだって。
たしかに人懐っこかった。自然の一部にしかみえないから動物たちに無視される私にまで近づいてきたからね。

 

 

 

恋愛:良い時も悪い時も経験して絆が深まる

縁談:ダメなら未練を捨て次に進むべし

 

これってどう解釈したらいいんだろ。

恋愛はこやしになるけど、縁談はまとまらなかったら次ってことかな。

 

でも絶対縁談に発展しない人たちばっかりしか周りにいないんですけど?

わたし人生でこんなのはじめてだよ。結婚させないっていう強い呪詛でもかけられてるみたいに。

 

宮司さんはとても親切で、お茶までくれた。

 

 

そして、縄文講座に参加するためつくばに移動。

 

 

 

きたよ、初・水戸駅。

 

 

笠間だ。

ナーガもある。

 

 

で、つくば。

 

 

手前にうつっているのが黒曜石。

で、思い出した。

 

アフリカ縦断中に、西アフリカのどこかの国で、ブラックマジックのマーケットにいった。

猿の頭とか、羽とかいろいろ売ってるところ。

当然何も買ってない。そんなの欲しくないし。

 

で、そこには長老がいた。

「日本を知ってる」といって、

是非日本でオレのことを紹介してくれ、で、またここにきてくれ、みたいなことを言われた。

そして、石を託された。

それが、この黒い石とそっくり同じものであった。

 

なんとそれは黒曜石だったらしい。

そもそも黒曜石って石器の石ってあたましかなかったから、丸く研磨されてるものが存在するとは夢にも思わなかった。

 

それを四半世紀ぶりくらいに思い出すとは。

やっぱり25年ぶりのやり直しきてるみたいだ。

 

で、やっぱり日本とアフリカも繋がってたな。

あれはどこらへんだろう。マリとかかな。

ドゴン族の村もマリだったしな。あの近くであったような気がする。

 

あの人たちはたしかシリウスからきたっていっていて、まだシリウスが伴星があるって知られてないころからちゃんとそれをいってたって聞いたことがある。

ま、それも、わたしはなんの興味も知識もなく、ドゴン族の村にいっちゃって、月夜の晩の大騒ぎが怖くて何もみなかった(寒川神社から富士山へ 〜そして狐の帰る国へ?)。

 

 

天竜楽市さんの話はアカデミックでおもしろかった。

で、こられてた知恵の実を食べたサルさんもまたおもしろかった。

 

つくばには同じ匂いのする人が集まるのだろうか?

 

 

わたし、どうしても縄文っていうと、ビジュチューン思いだすんだけどな。

縄文土器先生。

 

しろくまさん生きてた頃だったなー。

縄文土器先生、よく真似して歌ってた。

 


 

彼はその話題ほとんどしたことなかったけど、彼の方は三内丸山遺跡とかいってたし。

ほんっとに、彼は、ザ・縄文だった。

やさしくて純粋で。

 

わたしも、早く天に帰れたらいいな。

 

 

縄文土器って、わたし、水をはって星や月を写して眺める道具だったような気がする。

 

星を掬う器。星を救う。
地上の星が救われますように。

 

 

 (関連記事)

(速報)カカが呼んでいる

牛頭天王と、馬頭観音 〜夏至直前・祇園祭に出るものは 鶴と亀?

天神さまの道をゆく 〜天日槍と天神さまと・再び関西へ

新しい出会い、新しい出発 (その1)〜獅子座の新月に向けて

九尾の狐と陰陽師 〜玉藻の前という天竺から来た美女

寒川神社から富士山へ 〜そして狐の帰る国へ?