なんか、古墳か遺跡がありそう、と思ったら、某社の敷地。
しかもゴルフ場とか。
ゴルフ場あるところ、だいたいなにかある!!って感じるんだもの。
沖縄なんかでも、ゴルフ場と米軍基地のあるところが鍾乳洞だったり、御嶽だったりするし。
わたしの行きたい場所は、すでに占拠されている。
道は広いまっすぐな道と裏街道ぽい曲がった狭い道と分かれていたが、もちろん美志摩が選ぶのは、裏街道。
ええ、類友と同じ理屈。
あった!
大甕倭文神社(おおみかしとりじんじゃ)。
なんで倭文(しとり)なんだ?
大甕神社じゃないんだ?
扁額は大甕神社。
各々家業に励み、天下太平を記念しつつ現今に及べり、云々。
なんか機織で、「家業に励み」ってところが、天帝と織姫彦星の話を彷彿とするんですけど。
で、宿魂石。
魂が宿るってことね。
誰の、って言わずと知れた甕星香香背男(みかぼしかかせお)。
で、上にのっかる武葉槌命(たけはつちのみこと)。
織物の神様だから女神でしょ。
鹿島・香取の神様が退治できなかった最強のカカセオを抑えた強力な神。
強い男神をやっつけるのは、間違いなく女であろう。
だって日本武尊だって女装して最強の敵に勝ったというじゃん。
九尾の狐あたりが怪しい(九尾の狐と陰陽師 〜玉藻の前という天竺から来た美女)。
玉藻(たまも)っていう天竺から来た美女。
シルクロードから来たんだから機織できそう。
しかも、その那須の殺傷石も、3つに割れて飛び散ったっていうけど、ここにも3つの村と海にひとつに飛んでったっていう伝説がある。
武葉槌命がカカセオを追いつめ、巨石に変じたところを蹴り上げると、巨石は四方に砕けて飛び散った。
その一つは海中に落ち、残りは三か村に分かれて落ちた。
また石名坂の坂上に、武葉槌命(たけはづちのみこと)が香香背男の荒魂を封じ込めたもの宿魂石らしい。
そして、江戸時代に水戸光圀公(水戸黄門)の命で、カカセオの磐座の上に、社をうつしたそうである。
登っていいんだろうか、と思いながらよじ登ったらお社あった。
あとでわかるのだが、広くて真っ直ぐな道の方からきたら、大きな鳥居があって、ちゃんと整備された道があった。
でも本当はそっちじゃないらしい。歩きやすいように整備したんだってさ。
整備された方の道から磐座に向かう入り口にはこんなものも。
社務所でお札を買って、記入して貼る、みたい。
わたしは自分自身がリセットボタン踏みながら歩いてるようなものだから、これ以上神様の応援はない方がいいかなって思って、迷いながらもやめた。
だいたい、すでにこの石の先の磐座に先に上がってきたわけだし。
すでに、全リセット中。
こちらが甕星香香背男(みかぼしかかせお)さんだった。
なんていうんだろ。
すごく馴染みのあるというか。こういう神社はじめてきたかも。
落ち着く。
恋愛:良い時も悪い時も経験して絆が深まる
縁談:ダメなら未練を捨て次に進むべし
これってどう解釈したらいいんだろ。
恋愛はこやしになるけど、縁談はまとまらなかったら次ってことかな。
でも絶対縁談に発展しない人たちばっかりしか周りにいないんですけど?
わたし人生でこんなのはじめてだよ。結婚させないっていう強い呪詛でもかけられてるみたいに。
宮司さんはとても親切で、お茶までくれた。
そして、縄文講座に参加するためつくばに移動。
きたよ、初・水戸駅。
笠間だ。
ナーガもある。
で、つくば。
手前にうつっているのが黒曜石。
で、思い出した。
アフリカ縦断中に、西アフリカのどこかの国で、ブラックマジックのマーケットにいった。
猿の頭とか、羽とかいろいろ売ってるところ。
当然何も買ってない。そんなの欲しくないし。
で、そこには長老がいた。
「日本を知ってる」といって、
是非日本でオレのことを紹介してくれ、で、またここにきてくれ、みたいなことを言われた。
そして、石を託された。
それが、この黒い石とそっくり同じものであった。
なんとそれは黒曜石だったらしい。
そもそも黒曜石って石器の石ってあたましかなかったから、丸く研磨されてるものが存在するとは夢にも思わなかった。
それを四半世紀ぶりくらいに思い出すとは。
やっぱり25年ぶりのやり直しきてるみたいだ。
で、やっぱり日本とアフリカも繋がってたな。
あれはどこらへんだろう。マリとかかな。
ドゴン族の村もマリだったしな。あの近くであったような気がする。
あの人たちはたしかシリウスからきたっていっていて、まだシリウスが伴星があるって知られてないころからちゃんとそれをいってたって聞いたことがある。
ま、それも、わたしはなんの興味も知識もなく、ドゴン族の村にいっちゃって、月夜の晩の大騒ぎが怖くて何もみなかった(寒川神社から富士山へ 〜そして狐の帰る国へ?)。
天竜楽市さんの話はアカデミックでおもしろかった。
で、こられてた知恵の実を食べたサルさんもまたおもしろかった。
つくばには同じ匂いのする人が集まるのだろうか?
わたし、どうしても縄文っていうと、ビジュチューン思いだすんだけどな。
縄文土器先生。
しろくまさん生きてた頃だったなー。
縄文土器先生、よく真似して歌ってた。
彼はその話題ほとんどしたことなかったけど、彼の方は三内丸山遺跡とかいってたし。
ほんっとに、彼は、ザ・縄文だった。
やさしくて純粋で。
わたしも、早く天に帰れたらいいな。
縄文土器って、わたし、水をはって星や月を写して眺める道具だったような気がする。
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