毒親も薬になる?! 〜東京湾から本牧埠頭へ  | かんながら

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旅の記録です

 
前日に引き続き、今日も港へ。
船舶教習。
今日は、お金をもらって人を乗せるためのプロ免許。
 
 
ええ、薬剤師免許は能力と乖離してて食べていけないので、渡し舟でもやろうかと思いまして。
 
 
どこの、と聞かないでください。
 
 
今でも、此岸と彼岸の渡しをしているようなものですけど。
 
 
そちらは免許は必要ありませんが。
 

 

で、今日は神奈川県の本牧埠頭。

 

 
シーメンスクラブ。
こういう古い港町の洋食屋さんが好き。
子どものころ母に連れられてよく行った。
 
外国との接点。
店のおばあちゃんが英語がペラペラで、ドルの両替所があったり。
わたしの外国や港が好きっていうのは血だと思う。
 
一番落ち着く場所。
 

 

基本的に救命講習を受けたら、プロ資格。

ま、日本の船舶免許は緩すぎる。

もともとはそれで良かったんだと思う。海洋民族で、基本的な海の技術は伝承されてたろうから。「家」で。

でももうそんなのとっくに失われてしまったんだからダメでしょ。

 

水は汚すし、海のことも天気のことも、わたしも含めて知らなさすぎる。

自然との調和を忘れてしまった海洋民族なんて羽を失った鳥と同じ。

 

 

船員生協でごはん。

学食みたい。

「日替わり定食」500円。

 

 

 

昼休みは近所を散策。

なんていい天気なんだろう。

 

 

で、みつけてしまう。記念碑。

 

 

 

こないだの白山でも(石を抱いていきる 〜白山の巨木と磐座)「百姓の持ちたる国」だった鳥越城(石川県)でも(くくりの旅へ〜白山山麓三馬場巡り)、九頭龍(福井県)でも(白山のふるさと福井県 〜九頭龍と久高島・大矢谷白山神社)、あったけど、この近代の文明のために村を捨てたり、生活を捨てたりした人たちがいたのである。

 

現代の国譲り。

 

船舶免許をとった教習所は、今はきれいになった港区にある。

特区で、桟橋があって、今は別世界だけど、過去を知るわたしにしてみれば、「変な感じ」。

 

校長先生は漁師さんと戦ってるらしいけど、彼らの協力があって、発展してきたんだから折り合っていくしかないんじゃないかな。

それくらい、今の政治や社会は、「国譲った」人たちの犠牲にみあった思いやりがないと思う。

 

「過去に保証したんだから、もういいでしょ」って考えが違うというか。

 

 

だって根本的に違うんだもん。

考えが。

伊勢平氏おじさんとわたしみたいに。

 

 

おじさんは、なんでもお金で買えるって思ってるっぽいし、

バカは嫌いっていうけど、

 

漁師が釣った魚をお金で買って、

バカのわたしをけなして自尊心を保ってるじゃん。

 

 

漁師が「俺らお前らに魚売らん」っていい、

わたしが反旗を翻したら困ると思うよ。

実際、おじさんの写真を捨ててから、おじさんは体調悪くなってるみたいだし。

 

 

漁師やわたしは困らないよ。

だって、お金なくたって自然の中で生きていけるもん。

 

助け合って、豊かな世の中を作ってきたはずだったのに、
いつのまにかお金だけが偉くなりすぎちゃって、こんなふうになっちゃったんだよね。

 

 

 

海も、山も、自然は限界にきてる。

人間は、自然の恵みがなければ生きていけないのに。

 

 

 

明治神宮鎮座から、もうすぐ101年目。

一年生き延びた、って感じる。

琉球(竜宮)の神様が人を送り込んで生かしてくれた。

 

2018年11月。明治神宮で火災があった(I Love You のお返事は 〜1111の日)。

「狼煙が上がった」って思った。

 

2019年11月。北極にしろくまさんの散骨に行って、吹雪で飛行機が飛ばなくて、遅れて帰国して、

最初に飛び込んできたニュースが、亀好きの元ダンナが伝えてきた「首里城の火事」。

 

 

2020年11月。明治神宮100年祭。そして、丹後行きが同行予定だった方の事故で中止になり、

行った先が白山(安曇の庭に誘われて(安曇野から丹後へその3) 〜 津島神社編)。

 

 

とにかく明治神宮祭が行われる11月はわたしにとっていろんな節目の年である。

うん?節目?

 

 

節目って、たしか、伏見神宝神社でも「節」って聞いたんだった。

伏見の「ふし」(船から馬に乗り換える?!ふしみの秘密 〜伏見神宝神社 なぜか大阪へ)。

船から馬に乗り換えた場所、伏見。

 

 

 

夜、家を出るとき置いてきた娘とご飯をたべた。

「ウチは価値観が共有できる人と一緒にいることで前向きでいたい」

 

彼女はコロナのときわたしが吠えてたように(コロナのおかげで目がさめた)、

「ブラック企業で働くくらいなら就職しない」といい、

彼女自身がいうように、完璧な好青年の今までつきあっていた彼と別れて、自分がしあわせだと思う生き方を選択することにしていた。

 

そして、ひとりの女性として本当に輝いてて素敵だなって思った。

 

 

わたしのいうことに影響をうけたからそうしたわけではない。

「普通がいい!」っていう人だったので、わたしの生き方を参考にしていたら社会生活はままならないだろうと考えて、わたしの主張をあえて話すことは一切なかった。

 
母親が家を出る、っていうだけでもう十分すぎる「普通じゃない」体験なわけだし。
だいたいこの無責任なわたしが「教える」なんて資格あるわけない。
 
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わたし、犠牲にしてきた人がものすごく多いのだから、自分のしあわせに責任があるってずっと思ってきて、

いつも全力で自分の意思を発揮してきたはずなのに、現在の自分はなんたるざまかとハッとした。

 

 

 

わたしの幸せは、過去の、他の人たちの犠牲の上にある。

 

 

彼女はしろくまさんの葬儀に来てくれたとき、

 

「しろくまさんといた10年、ママは笑ってた」

 

 

と、言った。

 

 

家を出るとき、子どもたちのしあわせは、彼らのハイヤーセルフに託した。

わたしが内なる神に養われてきたように、彼らは彼らの神に助けられると信じた。

 

 

 

 

彼女は、わたしという「毒親」を、みごとに自分の成長の糧に変えた。

毒は薬にもなるというのは、間違いなく真実だとわたしは思う。

 

 

 

わたしは。

このところ、純粋に、わたしの人生を生きていなかった。

 

 

 

なるほどな。だから、くるんだ、こういうメッセージが。

戦没者も、ダムの底に沈んだ村も、百姓の持ちたる国も、ハンセン病で隔離された人たちも(実の父と二人旅 〜鹿児島へ)。

全部、根本は一緒だった。

 

 

瀬織津姫しあわせは?(瀬織津姫のしあわせは?

 

 

もう、犠牲にならなくていいのだ。

わたしは、わたしの今をただ、しあわせに生きる。

 

 

それが、わたしにしかできない、わたしに関わるすべての人たちへの、わたしなりの供養だ、って思う。

今生きている人たちへも、過去に生きていた人たちへも。

 

 

 

翌日。所用で芝浦へ。

途中明治通りを歩いていたら、ルイヴィトンのディスプレイ、よく見たら龍じゃん!!

金龍?!

 

いよいよでたね、表に。

田無神社の本当の神様の尉殿大権現は、顕現するとき金龍の姿で現れるって書いてあったよ(お江戸のお水送り その1 〜田無神社は風の神?金龍がおこす風)。

シナツヒコもきたよ。風の神。

 

 

芝浦で船舶免許の手続きして、運河を眺めてたら、島に電話した。

 

「もしもし?みしまです。予約をお願いしたいんですけど」

 

わかってた。

もういいかげん、次に行けってことでしょ。

 

 

いつも琉球の先で連れ戻されるもん。

伊勢平氏おじさんに。

ま、自分が戻ってきちゃうんだけどさ。

 

 

でもね、感情とかじゃないわけ。

前に書いたけど(恋に落ちて 〜感情はどこからくるのか)、もう、呪詛のレベルだと思う。

そこ、隠しとかないとダメらしい。

 

 

とくに、伊勢平氏おじさんと共有させないって強い力感じるし。

 

伊勢平氏おじさんととりあえず縁が薄らいだらいつも先がみえる。

一方、「伊勢平氏おじさんを連れていって」いう強い力も感じる。

 

 

おじさんにだって僅かに入ってるっぽいんだよね、同じ血が。

中原中也を好きだった頃の彼には微かに同じにおいを感じるもん。

わたしが、この世に生まれる前のことだけど。

 

それこそ、彼が荒れた海で泳いで助かった、っていうときもわたしがこの世に来るか来ないかの頃でしょ。

助けたのわたしかもよ(謎)。

みえない世界ではわたしたち、きっと縁あったんだろうな。

 

 

誰(何)の力なのかは、もちろん想像はついている。

そもそも伊勢平氏おじさんは、話しかけてきた当初は「台湾が」って言ってたもん。

おじさんの一番大事な人は、「マンゴーが好き」だと言っていたし。

 

台湾は琉球の先にあるんだから。

 

で、見事に、丹後の真名井で籠にいれられたようだ。

うちのしろくまさんだって、亡くなるほんの数日前の最後の旅は真名井原の復興能の奉納だったのである。

 

恐ろしい。

だから神社とか神事って好きじゃない。

わたしは影響を受けないが、受ける人はいるのだ。

 

純粋な信仰心のある人ほど、そうなんだと思う。

 

 

それにしても変だよな。

顔見知りのときにはあれこれ聞いてもいないのに、いろいろ言ってきてたのに、今は秘密にして。

なんなんだろ。明らかに変なのよね。

関係が近くなるほど、上っ面のつきあいになるという。

 

今思えば、おじさんが「キミにはいわない」っていうことほぼ全部、聞いたことばっかりじゃん。

そういう意味ではもう「時間の無駄」のおつきあい。

見える世界のやりとりでは。

 

 

 

 

芝浦に通うようになってから、バスで通る道が、東京に初めて引っ越してきた4半世紀前に住んでいたところを通っていることに気がついた。

で、ラブランドの石崎さんと同じ思い出を共有したり、今絶賛過去のお掃除中。

 

その頃のことは、わたしは一部をのぞいて(答え合わせの東京さんぽ)記憶を喪失しているのだ。

現実的な必要に迫られて、ようやく25年前のわたしを知る人を思い出して連絡してみたが、

彼は、現実的な依頼を引き受けてくれた上で、「思い出したくなったら、手伝いますが、思い出さない方がいいかもしれません」ってメールがきたくらいだから。

 

で、このエリアには、白金氷川神社がある。

そして、その筋(どの筋)で有名な「斎場(ゆにわ)」ってカフェがある。

 

そして、この通り、遊郭の匂いがするのである。

 

だって品川宿とか近いもん。

 

街道だったんだろうし。

わたしの中では遊郭エリア=馬頭観音で、稲荷系。

 
 
 
このところわたしの周りのレムリア系女子たちが集められているっぽい白金高輪エリア。
そこに北辰チームが集まってもいる。
 
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丸にミツ柏っていうのかな。
鹿?諏訪?
 
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稲荷の社の裏の森。強いお地場。
 
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何?建武の新政?
 
境内社の建武神社は、後醍醐天皇や護良親王・楠木正成をはじめとする南朝の忠臣を祀っている。御由緒でも触れたが、昭和11年(1936)に建武義会が上大崎に創建した建武神社を移築・遷座したものと思われる。
国会図書館デジタルライブラリーの『有馬良橘伝』に建武神社に関わる記述がある。それによれば、神社は中央に流造、左右に春日造の三殿から成っていた。中央殿を後醍醐天皇・後村上天皇・長慶天皇・後亀山天皇の神霊遙拝殿とし、左殿に護良親王・尊良親王・宗良親王・恒良親王・懐良親王、右殿に南朝の忠臣百六十二柱を祀るとある。現在は春日造の社殿2棟のみである。(https://goshuin.net/hikawa-shirokane/#i-6より引用)
 
懐良親王(かねながしんのう)だ!八代妙見の近くに御陵があった方だ(高千穂・真名井の水を豊受大神のご神前に(その4・懐良親王と出会う編))!!!
ここに繋がっていたとは。
あの、元伊勢籠神社からはじまった高千穂の御用。
どおりで「北極老人」のお膝元なわけだ、妙見だもの(謎)。
 

 
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しかもネコ。たくさんいるみたい。
このあいだの大阪・上宮天満宮(震災の街と祟り神 〜天神さんは北極星?!)に、なぜかネコを祀ってるお社あったのと、かぶるんですけど?
しかも、「上宮(じょうぐう)」って言葉が八代妙見から繋がってるし。
 
妙見 牛。天満宮。菅公(菅原道真)、そして猫?
 
 
 
 

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