今日はクリスマスイブ。
チキンやケーキ、
過食衝動を抑えきれないほど
高カロリーで、おいしそうなごちそうだらけ。
「おいしそう…」
「幸せそう…」
「食べたい…」
でも、
「食べたら太っちゃう…」
食べないように、
気を紛らわせようとSNSを開くと、
そこにはクリスマスを楽しむ
カップルや友達、
家族の写真があふれていて。
スマホの中にも、
イルミネーションが輝く街の中にも、
幸せそうな人ばかりが目に入る。
見るほどに、自分だけが
取り残されているような気がして、
みじめな気持ちと
一人ぼっちの寂しさで
苦しくなっていませんか？
今日はそんなあなたに、
私が過食嘔吐のどん底にいた頃の
クリスマスイブの話をさせてください。
最後に、
摂食障害から回復するための
大切なメッセージも書いています。
よかったら、最後まで読んでくださいね。
＼専門知識×実体験を発信／
２５年間の過食をしてきた私が
我慢ゼロで卒業できた秘訣を大公開！
過食卒業レッスン主宰
国家資格・公認心理師/オレンジです。
２０年前、ひとりで過ごしたクリスマスイブ
今から２０年ほど前。
当時の私は独身で、
彼氏もいませんでした。
心の拠り所は、
食べ物と音楽だけ。
だからクリスマスイブも、
ひとりでバンドのライブに行っていました。
暗いライブ会場では、
太っている自分も目立たないし、
音楽に没頭している間は、
感情も体型も気にならない。
無になれる時間。
それは、過食しているときと
とてもよく似た感覚だったんです。
会場を出た瞬間、世界がつらくなる
でも、会場を一歩出た瞬間。
街はイルミネーションで輝き、
クリスマスソングが流れ、
幸せそうなカップルや家族連れが
やたらと目に入ってきました。
「なんで、みんなこんなに幸せそうなの？」
汗だくで、
化粧も落ちて、
パンダ目で、
落ち武者みたいな自分。
本当は誰かとつながりたいのに
人を信じることが怖い。
嫌われないように
必死で相手に合わせて
いい人のふりをしてるけど
家に帰ると一人で過食を止められない。
せめて痩せれば自信をもてると思うけど
過食が止まらなくて
どんどん太っていく体。
「こんな私が、幸せになれるわけがない」
「一緒にいてくれる人なんて、現れるはずがない」
一人ぼっちの寂しさと
他の人みたいなしあわせは
私には手に入らないんだ、というみじめさで
心の中が真っ暗になりました。
みじめさは、過食衝動に変わる
電車を降りると、
お腹が空きました。
クリスマスといえば、チキンとケーキ。
本当は、
誰かと一緒に食べてみたかった。
でも私は、
飲み屋街の裏にある、
ラーメン屋に入りました。
床が油でべとべとしていて
靴の裏がねっとりと張り付きました。
カウンター席に座って
知らないおじさんの隣で、
私は、大盛りのラーメンを
むさぼるように食べました。
お店を出た途端、
冬の冷たい空気が身体に刺さって。
体も寒いし、心も寒い。
「クリスマスくらい、幸せに過ごしたいのに…」
そう思えば思うほど、
体中に
みじめさと孤独感が膨らんで。
誰かに分かってほしいのに、
本当の自分を見せるのが怖くて。
「こんな自分は、誰にも愛されるはずがない」
「だって、私が私を一番嫌ってるんだから…」
でも、そんな感情を感じたくなくて、
私はまた食べ物を買うために
コンビニに入りました。
本当に欲しかったのは、食べ物じゃなかった
そこから私は、
「こんなクリスマスはもうイヤだ」と思い、
自分と向き合うための学びを始めました。
自分に
「本当は、何がほしいの？」
と聞く練習。
すると分かってきたんです。
あのとき私が本当に欲しかったのは、
食べ物でも痩せた体でもありませんでした。
誰かと一緒に過ごす、あたたかさ。
誰かと、心と心でつながれること。
大切な人から
「どんなあなたでも大好きだよ」と思ってもらうこと。
「こんな私でも、生きてていいんだ」
と心から思えるようになりたい。
そんなことを切実に求めていたんです。
でも、
そんな想いを認めてしまったら
もっと苦しくなってしまうので、
・人とつながりたい強い想いや
・人とうまくつながれない苦しさを
蓋をするためには、
過食やお酒が必要だったんです。
今の私は
あれから２０年ほど経ち、
摂食障害から回復した私は、
子どもと夫と一緒に
チキンとケーキを食べる予定です。
でも、昔の私は
「目標体重になってないのに、自分を甘やかしちゃいけない」
「過食してる私は幸せになっちゃいけない」
と思っていました。
だからこそ、
今つらさの中にいるあなたに伝えたいんです。
あなたは、自分に本当に欲しいものをプレゼントしていい
今のあなたが
どんな体型でも。
どんな食べ方・症状があっても。
あなたは、
何を自分にプレゼントするかを
自分で決めていいんです。
食べ物でもいいし、
食べ物じゃなくてもいい。
365日のうち、
たった今日一日だけでいい。
1年間で一番つらくなりやすい今日だけは、
・安心感
・つながり
・ほっとする時間
・体があたたまること、など
あなたがあなたに、
「本当に欲しいもの」を
”ほんの少し”でも
プレゼントできますように。
「私の場合はどうしたらいいの？」
「具体的に何をしたらいいの？」と思う方は
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