11/12をもって今年残り50日を切りました
怖い…時の流れというものは恐ろしい速さで過ぎ去っていきます。
管理受験を控えている皆様もそわそわしてくることかもしれませんが、
こつこつと少しずつ、自分のペースで勉強を続けてください。
とはいっても、きっと言われなくても続けている皆様方だと思いますので
その調子ですがんばりましょう!
さて、問題に移ります
30 循環器疾患に関する記述である。最も適当なのはどれか。 1 つ選べ。
⑴ 狭心症では、心筋壊死が生じる。
⑵ 腎血管性高血圧は、本態性高血圧である。
⑶ 心室細動は、致死性不整脈である。
⑷ 右心不全では、肺水腫が生じる。
⑸ 心不全では、血中 BNP(脳性ナトリウム利尿ペプチド)値が低下する。
循環器についての記述です。
疾病についてを絡めた問題でございますので、
慎重に見ていきましょう
解答は(3)です。
以下、解説
⑴ 狭心症では、心筋壊死が生じる。
→心筋が壊死するのは心筋梗塞です。よく二つの比較され出題されます。
以下にまとめますね!
表:狭心症と心筋梗塞の違い
⑵ 腎血管性高血圧は、本態性高血圧である。
→腎臓の動脈が閉塞して起こる高血圧症のことで、
動脈硬化症が原因となっていることが多いようです。
つまりこの症状をなくせば改善する「二次性高血圧」に該当します。
⑷ 右心不全では、肺水腫が生じる。
→左心不全の際に肺水腫が生じます。
右心は全身に血液を送る役割があり、ここが不全になると全身に酸素や栄養素を
供給できなくなります。それによって全身のうっ血が起こります。
⑸ 心不全では、血中 BNP(脳性ナトリウム利尿ペプチド)値が低下する。
→BNPは心臓に長時間負担がかかると心室から分泌されます。
心臓に負担がかかっている心不全の状態では、BNPは増加してきます。
~解説終わり~
本格的に寒くなってきました
皆さんお身体にお気をつけてお過ごしください。
ではでは