この度能登半島地方を震源とする震災により、被害を受けられた皆様に心よりお見舞い申し上げます。被災地の一日も早い復旧を、心よりお祈り申し上げます。
 

 

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皆さんこんにちは。

 

あっという間に前回更新から1か月経ってしまいましたタラー

2024年初更新です、今年もよろしくお願いいたします悲しい

 

さてさて、試験まであと45日となりました。

一か月半ですね…!

悔いの無いよう、それぞれのペースで勉強を進めていただければと思います。

 

それでは、問題にいきましょう看板持ち

 

 

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次の文を読み「177」、「178」、「179」に答えよ。
K病院に勤務する管理栄養士である。
患者は、58歳、男性。COPD で、3年前より吸入薬を使用していた。風邪がきっかけで呼吸困難となり救急搬送された。入院後、気管支拡張薬、ステロイド薬が投与
され、酸素療法を行っている。
入院時、身長 170cm、体重 50kg、BMI 17.3 kg/m2。血圧 132/90mmHg、心拍数
135回/分、血清アルブミン値 3.8 g/dL、安静時エネルギー消費量 1,440 kcal/日。
 

177 この患者の 1 日当たりの必要エネルギー量(kcal)を算出した。最も適当なのはどれか。 1 つ選べ。
⑴ 1,200
⑵ 1,440
⑶ 1,800
⑷ 2,200
⑸ 2,600


178 入院 1 日目は呼吸苦や腹部膨満感により食事を摂取できなかった。入院 2 日目に、静脈栄養法と併せて、経口摂取による栄養補給を行った。用いる栄養補助食品
である。最も適切なのはどれか。 1つ選べ。
⑴ 嚥下困難者用ゼリー(9kcal/150g)
⑵ MCT 含有ゼリー(200kcal/80g)
⑶ 低リンミルク(90kcal/100mL)
⑷ 低カリウムミルク(85kcal/100mL)


179 入院7日目、呼吸状態の改善に従い、食欲の改善も見られ、常食(3回)と栄養補助食品(1回)で、エネルギー目標量の1割を摂取できるようになった。リハビリテーションを開始するため、栄養管理計画を見直した。
最も適切なのはどれか。1つ選べ。
⑴ 1回当たりの食事量を増やす。
⑵ 脂肪エネルギー比率を下げる。
⑶ 常食を嚥下調整食に変更する。
⑷ 1回当たりの食事提供量を減らして、食事の回数を増やす。

 

 

問題のポイント

 

COPDの場合、弱った肺の代わりに肺周辺の筋肉を使って呼吸をするため必要エネルギー量が増加します。

 

具体的にいうと、安静時エネルギーの1.5倍量が必要です。

 

3食バランスよくしっかり食べることはもちろんですが、中鎖脂肪酸(MCT)を意識して脂質からエネルギーを取ることが必要になってきます。

 

どうしても腹部膨張による圧迫感から満腹感を得やすいため、食事量が減りがちです。1回あたりの食事で必要なエネルギー量が得られない場合は、少量頻回食の検討も必要になってきます。

 

 

 

 

 

解答

177(4)178(2)179(4)

 

 

 

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本日もお疲れ様でしたオッドアイ猫

 

ではではパー

 

かに座