明日、いよいよですね
眠れないな~の方もう一問いかがでしょうか。
ラスト一問いかがでしょうか。
37回-98
高血圧対策として、社員の食塩摂取量の減少を目指した取組を行うことになった。
社会的認知理論の構成概念と、それを活用した取組の組合せである。
最も適当なのはどれか。 1つ選べ。
⑴ 結果期待・・・ 社員食堂の定食を、全て減塩メニューに変更する。
⑵ 観察学習・・・ 減塩によるメリットを、社員食堂の卓上メモで周知する。
⑶ 自己制御・・・ 減塩によって高血圧が改善した社員の体験談を、社内ウェブサイトに掲載する。
⑷ 自己効力感・・・減塩醤油の試供品を配布し、家庭で使ってもらう。
⑸ 観察学習・・・ 血圧の記録表を、社員全員に配布する。
社会的認知理論は、人の行動は個人の態度や体験からだけでなく、社会環境や周囲の人達からの影響にとって変化するという理論です。どちらの組み合わせを選びましたでしょうか。
正解は(4)です。
自己効力感とは、望ましい行動をどのくらいうまくやれるかという確信、自信です。
減塩醤油を試してみることで、「これなら自分の生活にも取り入れられそうだ」という自信に繋がりますね。
他の設問は
(1)✕ 社員食堂の定食を、全て減塩メニューに変更する。相互決定主義
(2)✕ 減塩によるメリットを、社員食堂の卓上メモで周知する。結果期待
(3)✕ 減塩によって高血圧が改善した社員の体験談を、社内ウェブサイトに掲載する。観察学習
(5)✕ 血圧の記録表を、社員全員に配布する。自己制御
という組み合わせではないでしょうか。
自己効力感はセルフエフィカシーとも言いますね。
栄養教育にとって、セルフエフィカシーを高めることは、行動変容をもたらす重要なアプローチです。
明日、管理栄養士国家試験を控えている受験生の皆様も自信を持って試験に挑み、良い結果に結びつきますよう応援しています
「きっとできる!」
おやすみなさい。