小5娘の『2歳からのホームモンテッソーリ♡ときどき英語』。
よろしければ自己紹介もご覧ください。
モンテッソーリ教師養成講座でこんな質問を投げかけられることがあります。
「我が子はどんな子どもに育ってほしいですか」
すると、国は違っても受講生たちからは似たような答えが返ってきます。
- 優しい子
- 勤勉な子
- 最後までやり遂げる子
などなど。
「あなたたちが願う子どもの姿を叶えるとっておきの方法は、大人がその姿を見せること」
- 優しい子になってほしければ、大人が周りに優しくする
- 勤勉な子になってほしければ、大人が勤勉でいる
- 最後までやり遂げる子になってほしければ、大人が最後までやり遂げる
「子どもにだけ願って、大人はその行動が伴わないのであれば、それはフェアではない」
当時の母には、かなりショックな一言でした。
反省するのではなく乗り越える
母親となり、日に日に娘への期待が膨らんでいたあの頃。
それと同時に、モンテッソーリ教育を知ったことで、「理想の自分像」も出来上がっていきました。
- 子どもの発達段階を理解する
- 子どもはパーフェクトであると信じる
- 子どもの見方を変える
教師養成講座ではそんな言葉にたくさん触れていた毎日。
自分の頭の中では理解できているのに、行動がどうしても伴わないツライ現実。
自我が育ち始めた娘にイライラばかり。
どうしても自分の心をコントロールすることが出来ず、声を荒げてしまったことも一度や二度ではありません。
その度に反省を繰り返しながら、更なる自己嫌悪に。
この悪いサイクルをどう断ち切ればいいのか。
この習慣から抜け出すのに必要だったのは、「反省」ではなく「乗り越えたい」という強い気持ちだった気がします。
子どもに恥ずかしくないように生きる
今年11歳を迎える娘。
母のMontessori Journeyも来年で10年を迎えます。
果たして自分は娘のロールモデルになれるような生き方を常にしてきたのか。
周りに優しくし
勤勉であり
最後までやり遂げる姿を娘に見せてきたのか。
残念ながら答えはNOでしょう。
娘の幼児期は意識し続けたことも、児童期も後半になると、頑張る姿よりも本来のずぼらな部分もたくさん出てきます。
ただ唯一心掛けているのは「子どもに恥ずかしくないように生きる」ということ。
たとえ、その場に娘が居なかったとしても、真似て欲しくないと思う部分は出来るだけ自分がしないことを意識しています。
…といっても、意識と行動が毎回一致ともいかないのですが…＾＾；
母の中で大事なのは100点を目指すことより70点をキープすること。
100点と0点が交互に訪れるよりも、平均して心の安定が図れることの方が健康的だからです。
もちろん生きていれば土砂降りの日もあるけれど、次の日には晴れることを願う気持ちを娘に見てもらいたい。
そんなことを感じています。
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