小4娘の『2歳からのホームモンテッソーリ♡ときどき英語』。
よろしければ自己紹介もご覧ください。
今朝、福島にて昨夜打ち上げられた1万発の花火の映像を見ながら、娘が一言。
「この追悼の花火は、10年間頑張ってきたことを称える花火だね。」
頑張ってきたことを称える花火。
どこか、この東日本大震災を後ろ向きにしか捉えることが出来なかった母。
でも、悲しい事実の中にも、前向きに捉えるべき部分があると娘から教わった気がしました。
この「自らを称える」という行為。
モンテッソーリ教育では非常に大切にしています。
おしごとを1つ終えたら、立ち止まって、自分が行ったことを改めて見てみます。
ここで行われるのは「自らを称える」という行為。
他人の称賛のために生きるのではなく、自分が満足感を感じられるかどうか。
こんなプロセスを大人が意識することで、子どもは自らを振り返ることを学び、周りからの「すごいね」という評価よりも、まず自分の心を優先するようになります。
我が家も、10年間の子育ての中で「褒めるよりも認める」ことを意識してきました。
そして、何よりも娘自身が自分の行ったことに満足を感じ自信を持って欲しいと思っていました。
そんな中でも、小学生以降、難しさを感じる場面がありました。
それは、娘が自らやりたいと言って始めたプロジェクトを途中で止めてしまう時。
模造紙を広げ、意気揚々と自分のリサーチ結果を書き込んでいたかと思えば、気付くと3日後には書きかけの模造紙はもう広げられることはなく…。
あんなに興味を持っていたはずなのに、もう次へと興味が移っているのは、安易に学童期の特性と片付けてしまっていいものか…。
母からの落胆の声にモンテッソーリアンの恩師から、こんなメッセージが届きました。
「どうして、もう続けたくないのか話し合ってみたらいいと思う。でも、まず最初に、ここまで頑張ったってことを、彼女がしっかり感じているか観察してみて。」
どこか「挫折」というネガティブな感情が湧いていた母にとって、恩師の言葉は意外なものでした。
こんな時でも、モンテッソーリ教育ではプラスに受け止めるのだと目から鱗の瞬間でした。
ホームモンテッソーリとは決してモンテッソーリのおしごとをすることではありません。
モンテッソーリな視点を持った子育てをすること。
娘の口から生まれた「頑張ったことを称える花火」。
モンテッソーリ女史の精神を少しだけ受け継いでいることが垣間見えたような瞬間でした。
モンテっ子と呼ぶにはおこがましいドタバタ娘ですが、でも他人を敬い寄り添う気持ちは、年齢と共にちょっぴり生まれ始めているのかもしれません。
◆◆
今朝の読書は、娘が週1でお世話になった子どもの家の園長先生によるこちら。
大人の期待が大きすぎて子どもを押しつぶしてしまうと、子どもは今の自分を思い切って安心してさらけ出せないで、その時点から一歩も伸びず、かえって自信すら失ってしまいます。“・・・ができない”“・・・がへた”と悪いところばかり見ずに、きょうはこんなふうに努力した、こんなふうに感じたと子どもの活動を見て、きのうとちがう成長のきざしに気づく親でありたいものです。(本文より)
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