私の防災・その389 能登半島地震で難病の娘さんと避難
出来るだけ多くの方に考えていただきたいので、しばらくの間記事の先頭に張り付けておきます
ついでにこっちも
今日は元日に発生した能登半島地震で実際に避難した方のブログ記事をご紹介したいと思います。
難病のジストニアで日常生活全てに介助が必要な娘さんとの日々を綴っていらっしゃるそらくさん。
難病のジストニアで日常生活全てに介助が必要な娘さんとの日々を綴っていらっしゃるそらくさん。
娘さんはもえもえより少し年上のお姉さんです。
新潟にお住まいのそらくさんは能登半島地震が発生して津波警報が出されると即座に娘さんとの避難を選択して避難されました。
その時の様子をブログのコメント返しで書いていたものを改めてまとめた記事です
その時の様子をブログのコメント返しで書いていたものを改めてまとめた記事です
リブログ許可ありがとうございます❗
結果的に渋滞にはまって予定外の公園で過ごされたり娘さんの体調が崩れてしまったりと色々想定外のトラブルは起きたようですが、重度の障害がある娘さんがいても「逃げて!」の一言に避難を即決して行動に移せたことはとても素晴らしいことだと思います。
そして、私が一番素晴らしいと感じたのが、日頃から日常生活の中の様々な場面で
避難しなければならない状況になることを具体的に想定して
その為にはどの様な対策をしておくのが良いのか
実際に試されている
こと。
ちょうど地震の少し前の昨年末、娘さんとの外出は車移動が多いことから、その車から緊急避難する場面を想定した訓練の様子を書いていらっしゃいました
更に、能登半島地震で実際に避難したことで避難行動そのものが娘さんの体力的な負担が大きいと判明し、可能であれば在宅避難することに決めて改めて在宅避難の備えを進められています
在宅避難を基本としながらも、避難する時も想定して娘さんの必需品をすぐに持ち出せるようにまとめていらっしゃるのも素晴らしい
ミニマリストならではの物の少なさも整理が行き届き必要な物を取り出しやすい+倒れてきたり落ちてくるものが無くて安全な室内確保が出来ていて防災面からも超GOOD
咄嗟に自分自身で動いて危険を避けることが出来ないご家族(乳幼児や高齢者、障害児(者))が寝る場所や普段過ごす場所は
何も倒れてこない
何も落ちてこない
何も飛んでこない
何も割れない
場所にしておいてくださいね❗
普段考えもしないことはいざ動かなければならない時には何をどうすれば良いのか考えることすら出来ないと思います。
考えていたとしても実際にやったことがないことは見落としていた不具合やトラブルが起きる可能性が高いです。
そらくさんにリブログ許可のお願いをした時のやり取りに
「それぞれの家庭で最善は変わるので考えて訓練してみる」
と言う言葉がありました。
これはとても大切なポイントだと思います。
我が家のもえもえがまだ長時間歩くのが難しかった頃はユニキャリと言うパーツを付け足すとおんぶ紐になる抱っこ補助具を愛用していました。
ユニキャリ
上のリンクにも書いてありますが、日常使いしながら緊急避難に使えるアイテムですので、
バギーを使えない避難行動も想定した備えです。
そして、我が家でも非常用に仕舞い込まずに
江ノ島観光の時には旦那がもえもえをユニキャリでおんぶして私が畳んだバギーを担いで歩きました
すれ違う観光客の皆さんに「お父さん頑張れ❗」と応援していただいたのも良い思い出
実際に使ってみるとどの程度の距離や階段なら歩けるのか等も良くわかります。
愛用したユニキャリはもえもえが必要なくなってからもえもえのお友達にお譲りして活用してくれています。
その子もさすがに成長して重くなったので抱っこやおんぶでの避難行動には使えません(親の体力的に)が、座位保持椅子が持ち出せなかった時の食事介助用には使えるので今でも大切にしてくれています。
また、そのお友達は親子で神社仏閣の参拝が趣味なのですが、車椅子に取り付けて人力車のように引っ張るハンドル(JINRIKIクイック)を購入しています。
JINRIKI とは
これなら神社仏閣の参道の砂利道も楽々進めますし、
災害時に道路状況が悪化しても使える可能性が高いです。
お友達がJINRIKIクイックで神社仏閣参拝を楽しんでいる話
自分達家族の避難行動の課題を見つけ出せるのは自分達自身です。
自分達家族の最善の避難
について考えてみませんか。
本来ならこの「防災とボランティア週間」は災害用伝言ダイヤルのお試し体験が出来る時期なのですが、現在は能登半島地震を受けて実際に提供中ですのでお試しは出来ません。
こちらで災害用伝言ダイヤル(171)や災害用伝言板(web171)の使い方を映像で見ることも出来ますので、この機会に是非ご家族でご確認を
災害用伝言ダイヤルの使い方もわかりやすく載っています
小さいお子さんには今度発売される雑誌の付録がお勧め